大多喜城~三口橋碑(御禁止川公園)商家屋号展示。大多喜の史跡めぐり -大多喜⑼
大多喜!Deepランド、再びの大多喜です。
大屋旅館にまた泊まりたくなったので今回は夏に来ました。大多喜城や二の丸御殿薬医門、周辺の史跡巡りから始まります。
大多喜城へ 二の丸御殿薬医門
千葉県夷隅郡大多喜町大多喜。いすみ鉄道「大多喜駅」にて下車。12時過ぎに到着した。
お腹が空いたので、駅前にある大多喜町観光案内所に立ち寄った。
わ、いすみ鉄道の手ぬぐい可愛い…!!1枚1600円。2枚2000円なので2枚セットがお得みたいです。
これから炎天下の中歩くので、べに塩トマトと房総サイダーでエネルギーチャージ。
まず最初に向かったのは大多喜城跡(現:千葉県立中央博物館大多喜城分館)。といっても現在は観光用の復元ではある。現在休業中なのでご注意を。
小さい頃に行ったことがあるのでとりあえず近くまで行って外観だけ撮影しようと思う。大多喜駅から南側にある歓迎用の「大手門」(昭和57年建設)を通ってメキシコ通りを西へ進む。
かつてはいすみ鉄道大多喜駅の裏側に存在したそうで、廃藩置県により取り壊しに。その後、払い下げられた木材を使用してつくられたのが城下町通りの「大久保家(伊勢幸酒店)」とのこと。今も大手門が生きているのは感慨深い?
踏切を渡って大多喜高校方面、坂道が続く。大多喜高校に大多喜城の現存遺構があるのだが、炎天下の中足を伸ばせず。また行きます。
大井戸・二の丸御殿薬医門。千葉県指定史跡になっている。見学は自由らしい。
近世大多喜城本丸跡は、県立中央博物館大多喜城分館が所在する場所で、6,420平方メートルの面積がある。周囲にわずかながら土塁が残っている。本丸跡は昭和48年(1973)に、県立総南博物館建設に先立ち、建設用地のみを対象に発掘調査が実施され、中国製陶磁器や瀬戸・美濃窯製の陶磁器に加え、五輪塔を浮き彫りにした石塔などが出土した。
本丸跡の東側の崖からは、現在県立大多喜高等学校となっている二の丸跡や城下町を見下ろすことができる。大多喜高等学校のグランドの一隅には、本多忠勝が掘らせたという周囲17m、深さ20mの大井戸があり、また、学校敷地内には薬医門が移築保存されている。(千葉県教育委員会より)
メキシコ通りから見える夷隅川。
なぜメキシコ通りと呼ぶのか?
それは400年前に遡る。大多喜町ホームページ「大多喜とメキシコ友好記念碑」に詳しい。
約300名のドン・ロドリゴ一行を乗せたサン・フランシスコ号が遭難した際に救助、手厚く歓迎し現在も交流が続いているとか。昭和53年に「メキシコ通り」と命名されたとのこと。
遭難したのは御宿の方ではあるが、大滝藩領だったため。
また、その時のサン・フランシスコ号に使われていた木材を御宿の岩瀬酒造で使用しているといった話も聞いたことがある。岩瀬酒造も後日訪問したのでまた合わせて記事書きます。
千葉県立中央博物館大多喜城分館
千葉県立中央博物館大多喜城分館へ!令和3年12月27日から暫く休館中とのこと…
大多喜駅から徒歩20分くらいかな、暑さもあったので坂道が余計につらく感じた。駐車場は左手にあり、売店も併設している。次々と同じく観光客の姿を車で見かけた。
千葉県指定史跡の大多喜城本丸跡に建設された博物館。施設改修工事とのことで早く終わると良いなあ…
千葉県立中央博物館大多喜城分館は休館中だが、その隣の公民館のような建物で展示が行われていた。入館無料。冷房が効いていたので凄く助かった。
城下町、商家の屋号!これは勉強になる~!
こちらは大正時代の大多喜町久保町通りの絵葉書。中央に写るのは「引田商店」。引田商店発行の絵葉書の一つだそうです。現在は閉業。
本丸を後にし周辺を探索。
以前は飲食店だったそうな、土方染工芸。
大多喜城下町へ。以前この辺りの文化財は記事にまとめたので割愛。
三口橋碑(御禁止川公園)
南郭通りを進み、県道231号に出て夷隅川まで進む。
小湊鐵道バス大多喜車庫の隣、つげ義春も宿泊したという旅館「寿恵比楼(すえひろ)」が存在したが更地に… 一歩遅かったな。→つげ義春がよく利用した旅館 寿恵比楼(すえひろ) 大多喜町 [房総半島 外房 大多喜町]
その向かいにある「御禁止川(おとめがわ)公園」へ。
何が禁止されていたのだろう…?
看板によると、江戸時代に一般の人々がこの御禁止川で魚を採ることが禁止されていたとのこと。
この辺りから大多喜城バックにいすみ鉄道を撮るのは定番スポットですね。
そして、県道231号をさらに西へ、蕎麦屋「うちだ」でお昼ご飯を~と思ったが品切れたのため営業終了とな!!驚
この先をさらに行くと、天然ガス井戸発祥之地。お昼が食べられず余力が無かったのでまた次回に。
(訪問日:2022年8月)
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