富津「大貫駅」駅前の商店街「富津商工会」とレトロパチンコ店
内房線の「大貫駅」へ!初めて降りる駅なので、まずは駅周辺を探索。駅前にはかなりレトロなパチンコ店のネオン看板も残っていてテンション上がりました!
内房線「大貫駅」、建物財産標
千葉県富津市千種新田。内房線「大貫駅」へ到着。
大正4年(1915)開業。駅舎は西側のみ。跨線橋の上から青い屋根の駅舎を眺める。開業当時のままの木造駅舎かな~
ホームには小屋の待合室も。内房線の本数は1時間に1本ほどしかなく、こうした待合室が存在するのは有難い…
よく見たら、「建物財産標 待合所1号 昭和15年」とある。
建物財産標?初めて聞いた…「80k700m タイトルはまだ考えてない(旧 安全靴をはいたタヌキのホームペヱジ)」というブログに詳しくまとめられていた。
建物財産標とは、国有鉄道(→JR)が建物の用途毎に設置した建物の分類や建物の使用開始(或いは登録)年月日を示した札である、と答えているが、本当のところは定義についてよくわかっていないので、とにかく撮影している。
建物の使用開始を表す看板…だとしたら大貫駅ホームにある待合室の建物は戦前から使われているということ?!びっくり。
外観は新しめの塗装なので気づかなかったが、木造の待合室。ベンチも良い雰囲気…電車の本数が少なかったけど、ゆっくり過ごすことができて良かったと思える。
大貫駅前「富津商工会」
大貫駅前へ。駅前にはタクシーが停車していた。食事処「信ちゃん」が営業中。
街灯には「富津市商工会」。商店街の街灯が残っていて嬉しい。
角にあるのは平野薬品。この日は定休日だったのかな?側面にはひっそりと明るい自動販売機も。
駅前の国道465号を北へ。昭和感溢れる古いパチンコ店が残っていた!
パチンコ店のNANIWA。赤と黄色のネオン看板が素敵…輝いていた頃を見てみたい…
2014年のストリートビューで既に閉まっているので、営業していたのは数十年前かな…レトロなパチンコ店を巡るマニアの方々もいらっしゃるが、令和の現在も残っているのは貴重!
さらに国道を北へ。駅前のパチンコ店以外にも色々なお店があって賑わっていたのかな…
現在は営業しているお店が少なく、空き地も。
線路沿いの電器店と金物屋さん。商店街の面影を垣間見る。
隣には元コンビニエンスストアの建物。看板にうっすらと残る”Arealink”(エリアリンク)。店舗名は旭屋。
コンビニのエリアリンク、初耳…
1993年に設立、2013年に破産。最盛期には全国215店舗あったが、現在もその面影が残っているのは珍しいかもしれない。この朝日は2019年頃まで営業していたようだ。
この時は気づかなかったが、さらに北側の富津千種新田郵便局のある通りも商店街。また今度歩いてみよう。
大貫中央海水浴場への道
話は変わり、大貫駅から南側と東側の商店街へ。国道沿いには洋品の店「おちあい」が2017年のストリートビューが写っていた。
向かいには平野時計店の建物だけが残っていた。
並びには洋風な建物。学校かな?と思ったら、君津信用大佐和支店。
良い意味で銀行らしくなくて素敵だ~
さらに国道沿いを南へ。商店や写真店など個人商店の建物が残っている。営業しているお店は少ないが…
大貫中央海水浴場への案内看板。
大貫駅からは歩いて10分。遠いと思っていたが意外と近いんだな…
海水浴場近くには老舗旅館もあるので旅館に宿泊しつつ周辺の商店街をさらに歩いてみようと考えている。昔は駅から大貫海水浴場へ向かう人々で賑わっていたのが現在の商店街の面影から見ても感じる。
海岸近くには鉱泉も多いようで、昭和38年発行「房総ガイド」には♨マークが6つほど描かれている。(清海楼、都築、若松や、さざ波館、川本、井筒屋)
現在も営業しているのは、さざ波館のみかな…鉱泉旅館も減っていて悲しい。
大貫駅東側
踏切を渡って大貫駅の東側へ。踏切を渡ったすぐのT字路の正面には7店舗ほどのお店が並んでいた面影が残っていた。2014年のストリートビューを見ても閉まっているので長らく同じ状態のようだ。
隣にも元スーパーかコンビニのような建物。
さらに南へ進むと、大野酒店。クリーニング店も併設しているみたい。
隣には旅行代理店「東京湾観光」。ゴートゥートラベルの広告が見えるので、この日はたまたま休みだったのかな。
家族経営の旅行代理店で地元では人気のようだ。ホームページにもとてもわかりやすく書いてあるので気になる方はぜひ。
今回は駅周辺のみを探索したが、大貫中央海水浴場周辺にもお店や旅館がたくさんあるのでまた改めて訪れます。
(訪問日:2021年9月)
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