飯田本家|香取市小見川の老舗酒蔵.大姫・日本酒ケーキを購入 -小見川⒅
- 2024.03.01
- 醸造所(酒・味噌・醤油など)
- 千葉県, 商店街, 老舗
水郷小見川の酒蔵「飯田本家」へ。
大きくはないですが、直売店で代表銘柄の「大姫」と人気の「日本酒ケーキ」を購入しました!
小見川の酒蔵「飯田本家」で購入
千葉県香取市小見川178「飯田本家」
JR成田線小見川駅から西へ徒歩10分ほど。本町通りに面した飯田本家の店舗と煙突が見えてくる。
軒先に杉玉、
暖簾が出ている!営業中だ(ホッ)。
創業、明治10年(1877)。
かつて水運を利用した酒蔵が小見川にも4軒存在したそうだが現存しているのは、ここ飯田本家のみ…
そして店舗は、明治27年以前に建てられたものだそうだ。文化財等には登録されていないが戦前の小見川の繁栄を知る上で大切な建物だ。
香取市の資料が詳しい。
大正 4 年(1915)の『小見川案内』掲載広告を見ると、以前は醸造元「飯田惣兵衛」や、商標の※印から「米惣」などとも称していた。代表的な銘柄に「大姫」、「惣兵衛」がある。大姫は、市内鎮守に合祀されていた大宮神社と姫宮神社の頭文字をいただいたもの。また惣兵衛は、二代目当主(明治 5 年~昭和 19 年)にちなんで名づけられたものである。
現在は、専任の杜氏を置かず、当主自ら酒造りに取り組んでいて、近年はリキュールのかぼす酒やワイン作りも手掛けている。飯田本家のある界隈(新田・田町)は明治 13 年(1880)に大火があった。現在の店舗がその影響を受けたかどうかは不明であるが、廊下の床下収納の板に金刀比羅神社 金刀比羅神社(大正 4 年『小見川案内』より)飯田本店 店舗 飯田本店店舗(大正 4 年『小見川案内』より)は「明治廿七年六月作之」との墨書があるため、明治 27 年(1894)以前に建てられたものと思われる。
大正 8 年(1919)頃に西南に 2 ㎞ほど離れた丘陵の中腹から、酒造りに必要な
水を確保するための水管埋設工事を行い、酒蔵の水槽も設置している。下げ屋や庇
には、新酒が出来た際に周囲に知らせるための杉玉(酒林)が吊り下げれている。50 ㎝ほどの丸い球は、手で触れることができるほどの高さに吊るされており、通りに面して酒蔵らしい雰囲気を醸しだしている。また敷地内には醸造蔵や煙突、立ちの高い倉庫などが見られる。
飯田本家店舗にて
飯田本家店舗へ初めて入った。常駐している方はいないようなので、インターホンを鳴らして奥にいるスタッフの方に対応していただく。
また、店頭にはお酒などの商品は直接展示されておらず、商品名を伝えて奥から商品を持ってきてくださる仕組みとなっている。常連さんが多いのでしょう…最初は戸惑いました笑
ホームページに取り扱い一覧が載ってます。
「大姫」と「日本酒ケーキ」をお土産に購入。
待ち時間に店内で展示されている品を見学するのも楽しい。
こちらの大きな木製の看板は、明治天皇が来られたときのものらしい。酒蔵でこうした看板はよくあるのでしょうか?まだまだ勉強不足…
日本酒ケーキをお土産に
大姫清酒と日本酒ケーキを購入。早速、その日の旅館で晩酌でいただきました。
大姫本醸造(300ml)14度。
歩いて持ち運ぶため小さいサイズしか買えず300ml。
大姫はゆず・かぼす酒もあるらしいです。気になる!
初の大姫、その感想は…
今までで一番好きかも!と思える日本酒に出会いました。
「原料米を高精白した香気高いちょっとゼイタクなお酒です」と紹介されているのに納得。気品高い香りに包まれるスッキリとしつつも豊かな味わい。その後、2か月後には二回目購入しに行きました。
そして日本酒ケーキ!!
舐めてました、かなりアルコール分強めの日本酒好きにはたまらない和風ケーキとなっております。
ネット販売も受け付けている様子。
逸品おとりよせ
芳醇な吟醸辛口惣兵衛をたっぷり!しっとりするまで含ませた贅沢な一品。口に入れた瞬間、ぶわ~っと芳醇な香りが!
ぜひご賞味あれ!
(訪問日:2022年9月)
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