割烹 春本|小見川の昭和29年創業の日本料理店で定食を -小見川⒇
小見川で過ごす夜。旅館は素泊まりだったので、少し歩いて割烹「春本」で夜ご飯をいただきました。鰻の名店として知られる割烹です。
割烹「春本」で夕食を
千葉県香取市小見川5529「割烹春本」へ。
宿からは徒歩20分ほどだろうか、川沿いに構える割烹料理店。広い敷地に立派な構え、一人で夕食を食べるのに入るのは少し躊躇するがここは勇気を出して…!
意外にも想像していた格式高い料亭といった雰囲気ではなく、アットホームな雰囲気で地元の方々も夕食を食べに来ていた。
昭和29年創業の、鰻が自慢の老舗割烹
利根川に架かる小見川大橋のたもとに店を構え、現在の若女将で三代目になる老舗店だ。もとはこの水郷地方の芸妓の置屋として創業したという。大小個室をあわせ総席数は250席。地元の人はもちろん観光客の他、著名人も訪れる。お勧めは鰻料理。「うな重」や、鰻の蒲焼き、刺身、天ぷらの3品がいただける「松定食」が人気。一見敷居が高そうにみえるが、そばは420円~、ビールの大瓶500円と意外なほどリーズナブルだ。(https://localplace.jp/t000408921/)
現在、3代目。若い30代くらいの女性がいて、団体客の方々とも仲が良い様子だった。
元々は芸妓の置屋として創業したという花街の歴史も伝えるお店。口コミを見ると鰻もとても美味しいとのこと!
私が通されたのはテーブル席がいくつか並ぶスペース。ここだけ見ると定食屋といった雰囲気で、一人客が多かった。奥には座敷席がある。
夕食のメニューとしては、そば・うどんなどの定食メニューがリーズナブルにいただける。割烹だが安くて驚きを隠せず。
カツとじ定食にした。
小鉢の量が凄い~!カツだけでも満腹になるのに、美味しい小鉢がセットになっていて、価格の割にこれはお得ですな。
さらにドリンクもいただいてしまい…!心温まるサービスでした。郷土史の本も置いてあるので料理を待つまでの時間に読めたのも嬉しい。
夜の小見川探索 小見川支店の歴史
香取市小見川。今回は、小見川の老舗旅館「丸山旅館」で一泊。せっかくなので、老舗巡りということで、少し歩いて割烹「春本」を目指すついでに周辺を探索した。
小見川、以前歩いたが、小見川だけで18本の記事にまとめている。特に花街としての歴史もあるため、古い建物がまだ残っているので街歩きも楽しい。
「銀座通り」黒部川沿い、料亭が立ち並んでいた川端通りの商店街 -小見川⒀
夜歩くのは初めてだが、これは地元民か宿泊客ではないと味わえない街並みだ。
また、本町通りにある千葉銀行小見川支店の中には、歴史資料が展示されていた。
大正15年の上棟式の棟札。保存状態も良いですね!
小見川農商銀行として、明治31年に創立。当初は借家の店舗だったとか。
昭和18年創立の千葉銀行。今は現存していない西洋風な近代建築時代の小見川支店を見てみたかった… 先々代前の建物。地元の方より現存しているとの情報を伺いましたので今度見に行きます!
また、黒部川沿いの月に一度だけ開店する古本屋「水平書館」が気になっている。開催日に合わせて訪ねたい場所。
人権問題中心の社会科学書専門店です。戦前のプロレタリア関連や戦時下の資料も取り扱っております。千葉県香取市小見川でも月1回「本の市場」を開催しております。
(訪問日:2022年11月)
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