【船橋】昭和レトロな「ビジネス小川旅館」が気になる…

船橋駅から取り壊しになってしまうと話題の「玉川旅館」へ向かう途中、緑の小ぶりの文字が可愛らしい「小川旅館」と遭遇した。
なぜ、こんなところに旅館が…という建物を多く見てきたが、小川旅館は現役のようで、駅からも近いため、ビジネスマンが利用するのだろうか。昭和懐かしい小川旅館に迫る。
船橋の廃墟旅館についてはこちら↓
【船橋】廃墟旅館「妙泉」。樹林におおわれた船橋の住宅街に眠る和洋風の旅館
船橋駅近く・ホテルに囲まれて
千葉県船橋市。太宰治ゆかりの割烹旅館「玉川旅館」が取り壊されるという話を聞き、老舗の旅館を土地代の高い船橋の駅近くで存続させることの難しさを実感していたころ。
玉川旅館へと向かう途中で、昭和の雰囲気が漂うビジネスホテルを発見した。

「小川旅館」と書かれているが、その側面を見るとかすれて「ビジネス旅館」の文字が。
小川旅館へは、船橋駅を南下し、商店街を抜け、本町1丁目の交差点を西に進む。すると、左手に飲食街が並ぶ細い路地があるのだが、その途中にある。車が通るのが難しい、細い路地を見かけると無意識に良い建物がありそうだ!とセンサーが働くのだが…今回も的中。
小川旅館を囲むように、ホテルが多数ある。ホテルトレンド船橋、船橋第一ホテル、船橋シティホテル…船橋市役所も近いため、ビジネスマンが宿泊するのだろうか?それとも観光目的?船橋の観光と言えば、ららぽーと東京ベイや三番瀬海浜公園が近い。
しかし、玉川旅館に引き続き、今年の8月で船橋グランドホテルが閉業。駅周辺とは言い、ホテルの経営も厳しそうだ。
ビジネス小川旅館

小川旅館は、インターネットで検索したところ、宿泊代4200円。客室数5室。駐車場は無し。駐車場が無いところを見ると、公共交通機関を利用した客が多いという事か。
「小川」の文字が癖のあるフォント。なんだか愛着が湧く。
大型ホテルが相次いで進出している中、昭和の懐かしさを感じるビジネスホテルは一体いつまで存在するのだろうか…
ネットでも参考情報が少ないため、常連客がいるのだろうか。とても気になる旅館だった。
玉川旅館の最後の姿はこちら↓
太宰治ゆかりの船橋「玉川旅館」いよいよ取り壊し。登録有形文化財玉川旅館、最後の記録
追記:昭和45年創業
ビジネス小川旅館の館主の方からコメントをいただきまして、現在も営業中で創業が昭和45年とのこと。玉川旅館ともつながりがあるようなので気になります。
ホームページもしっかりとあります。
ビジネス小川旅館
3階建ての建物で、大人1名様3300円~
機会を見て宿泊してみたいなと思います!皆さんもぜひ!
(訪問日:2020年5月)
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お世話になります。小川旅館です。
掲載していただきありがとうございます。
当館は昭和45年に創業しており、船橋の地において継続して営業しております。
また、当館の本家は玉川旅館であり、玉川旅館とは親戚関係として、また仕事上のお付き合いも含めてお世話になっております。
どうか今後とも宜しくお願い申し上げます。
小川旅館さま、ご連絡ありがとうございます!こちらこそ記事を読んでくださってありがとうございます。コメント嬉しいです~
なんと玉川旅館さんともつながりがあるのですね。小川旅館さんの歴史も気になります!
機会を見て宿泊させていただきたいです。今後ともぜひよろしくお願いいたします。