千葉市花見川区「にれの木台団地」。宮野木ボウル移転前を辿る ※2023年追記

千葉市花見川区「にれの木台団地」。宮野木ボウル移転前を辿る ※2023年追記

県道72号線沿いに商店街らしき一画を見つけた。今回紹介する「にれの木台団地」も駅から離れているため、情報が少ない…

以前気になった「宮野木ボウル」も跡地を辿ってみた。

喫茶店「にれの木」県道沿い

千葉県千葉市花見川区畑町446−69。県道72号線沿い。JR「新検見川駅」から北東にある道沿いに商店街らしき場所を発見した。

県道72号線沿い

「にれの木台団地北側」の交差点にある横に長い建物。ドライブインのような雰囲気を感じる。

ドライブインみたい

店舗数は全部で10店舗ほどだろうか…そば屋など飲食店が多い。

そば屋 いな川

商店街とは書いていないのでわからないが、個人商店が集まっている。比較的新しい看板がとても見やすい。

商店の看板

一番目立っていたのは中央にある喫茶店「にれの木」。

にれの木

木がシンボルマーク?夜になったらネオンが光りそうな昭和感溢れる佇まいが最高だな…口コミの評価も高いので入ってみたい!

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にれの木台団地と商店街

商店街の傍にあるのが「にれの木台団地」。

にれの木台団地

調べたら「サニータウンにれの木台」のUR賃貸住宅だった。築年月は1983年頃。今から40年近く前だ。

案内図

鉄筋コンクリート造4~8階建て。近くに小学校やスーパーもある。今回はあまり時間が無かったので、奥まで進まなかったが、花見川区朝日ヶ丘2丁目の団地の中に商店街のような場所がある。

2011年のストリートビューから

範囲としてはあまり広くはないが、バス亭の目の前なので人通りはあるのかもしれない。あまり深く調べることができなかったので、もしお近くに住んでいる方がいたら知っていること教えてください~

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宮野木ボウル幸町センター

宮野木ボウル幸町センター

以前、千葉市美浜区の幸町団地の記事を書いた際に、「宮野木ボウル幸町センター」というボーリング場があった。

でも、なぜ宮野木?と名称がついているのだろう?と疑問に。しかもボーリングピンには”m”の文字。なんだかこれは怪しいなあと思っていた。

調べたら、千葉市花見川区宮野木台3丁目から、美浜区へ2011年9月に移転したらしい。震災の影響と建物の老朽化が原因。幸町の宮野木ボウルは、以前はヤングボウルだったという。

かつて存在した「宮野木ボウル」は県道72号線沿いの現:ウェルシアの場所だそうだ。

宮野木ボウル跡地

でも調べても全然情報が無い~と思ったら、

ストリートビューに2010年の様子が載っていました。凄い!

いかにも昭和チックなピンク色の外観。ヤックスが併設されていたのを覚えている方も多いみたいです!

現在はウェルシアに

…こんなマニアックな情報、誰が喜ぶのだろうと自分で書いていても思うけど、もしかしたら通っていた人がいるかもしれないとわずかな希望を託して。

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追記:地元の方より

元住民の方から昔の様子を教えて頂いたので追記します!沢山の情報、ありがとうございます。

下の写真は、にれの木台団地内の商店街について。1980年頃?覚えている範囲で店舗をまとめてくださりました!

1980年頃 にれの木台ショッピングセンター

次は、冒頭で紹介した県道沿いの店舗群(ドライブスルーエリア)について。地元の方(朝日が丘町)は「畑町飲食街」と呼んでいたそうです。※正式名称は不明?

畑町飲食街 1985年頃

1985年あたりはこのような感じだったと思います。
このエリアは国道を跨ぎ畑町に当り、にれの木台、宮野木町、西小中台とは実は学区が異なります。
なのでにれの木台団地の住民はちょっとしたお出掛け気分でよくここに来ていました。

私も親が選挙の投票に行った帰りに洋食屋さんに連れて行った記憶があります。
この時代だと喫茶にれの木の横に本格的なハンバーグを出す洋食屋さんがあったと思います(喫茶にれの木は今より軽食よりでした)

ブラジル・サントス

まだ喫茶にれの木のネオンがギラギラとしていた時代、それと並んでこの地域の子どもたちの羨望の的であったのがコーヒーショップの「ブラジル・サントス」です。

まだ浸透初めのコンビニが向かいに建ち、そこに行く子どもたちが目にした豆売の本格焙煎のコーヒーショップ。
80年代には駅周りにもまだ少なくあったコーヒーショップ、当時の子どもたちは「大人になったらあそこでコーヒー飲むんだ!」と憧れたものです。
にれの木台、畑町、さつきが丘、宮野木・・・この地域の出身者の男性に「サントス」「ブラサン」と言えば95%の人は分かるはずです。

ともあれヤックス側にあったすかいらーく(現在はガスト)がフォーマルな食事の場であるのに対し、畑町飲食街はこのエリアの人のちょっとした外食需要を支えていたと言えます。

 

 

(訪問日:2021年4月)

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