「土屋中央通り」の商店街「幸栄会」と成田鉄道多古線の橋台跡へ -成田⒅

「土屋中央通り」の商店街「幸栄会」と成田鉄道多古線の橋台跡へ -成田⒅

成田山新勝寺の西参道から、さらに北を目指して「土屋中央通り」を中心に探索。今まで出会えなかった、成田の奥深い歴史に出会う探索でした。

成田の西参道についての記事→西参道三の宮通り。成田山新勝寺の西参道を辿ると埴生神社へ。花街も?-成田⑸

西参道の小林堂・扇屋旅館

千葉県成田市幸町478。今回のスタートは、西参道沿いの「小林堂」から。成田市立成田小学校のすぐ目の前にある書店。今は営業しているか分からないが…

小林堂

文具や書店を扱っていたようだが、学校を囲むように商店が並んでいたようだ。

2012年のストリートビューを見ると、今は無い建物に「玩具、嶋田?商店、せき」などといった文字が見える。

手前には、小菅駄菓子店があった。小林堂の建物も、よく見たら蔵のような造り。

小林堂の裏の建物

裏道を歩いていると、一角に「扇屋裏門・通用門」の2つの出入口があった。扇屋?

扇屋通用門

以前の西参道の記事で触れたが、この場所には老舗の扇屋旅館が存在した。現在もシャーメゾン扇Ⅰ番館として名前が残っている。

千葉県北西部のホテル&旅館

旅館一筋200年の純和風の宿で、もし今も現存していたら泊まりたいと思うが、2011年に廃業している。その裏門だけ残っているというのも感慨深いなあ…

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「幸栄会」名店会マップから歩く

西参道沿いに設置されている「幸栄会」名店会のマップ。比較的新しい看板だった。

幸栄会マップ

幸町山車蔵レンガ場広場。前回紹介した、レンガ場。ここで煉瓦を製造していた歴史がある。看板に証拠があるのを見て嬉しくなった。

レンガ場!

そして今回は、西参道の分岐を北へ、土屋中央通りへ進む。

土屋中央通りへ

成田山新勝寺の西側、広い駐車場があるので土屋中央通りを通る方も多いのかもしれない。だから鰻料理店など、観光客向けのお店も。

魚勝

成田山新勝寺の表参道だけでなく、北西に位置する土屋中央通りも参拝客が往来していたのだろうな。

古い商家

矢島電器の店頭に置かれていた大きな車輪。これは一体?

店頭にある車輪

廃止になった成田多古線、成田駅の次に土屋中央通り周辺に「西成田駅」が存在したらしい。成田多古線に関する車輪なのか、調べても良く分からない。

土屋中央通りを北へ

手前に駐車場があり、元旅館のような佇まいの建物。

元旅館かな
居酒屋一力

土屋中央通りを歩いている人は少ないのだろう。調べても全然情報が無い。

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土屋中央通りの多田折箱店

これは!と目を見張る建物があった。「多田折箱店」と書かれた木造平屋。

多田折箱店

現在は倉庫?主屋は既に新築に建替えられている。折箱店ってことは、成田山新勝寺の参道周辺のお店に卸していたのだろうか。

歴史を感じる

かろうじて現在も残っているのが奇跡的。出会えて良かった。

現存していた
立派な邸宅
元商家?
土屋中央通り

カーブ沿いにあるのは、米屋の長谷川商店。

長谷川商店

長谷川商店の隣の敷地の奥に、古そうな蔵が…手前に石畳の名残のようなものが見えるので、店舗が手前にあったのかもしれない。

蔵だけ残っていた

長谷川商店の向かいには立派な民家が並ぶ。門柱の上の照明が光る時間になってきた。

県道18号

土屋中央通りを歩いて来た目的に到着。
成田鉄道多古線の橋台跡。上に路線が走っていたのが信じられないくらい、民家の敷地の一角に残っていた。

成田鉄道多古線の橋台跡

2019年頃まで、この橋に土屋商店会のマップの看板が残っていた。今は無いのが残念。

この看板を見ると、土屋中央通り沿いに多数のお店があり、さらに県道408号の方までお店が点在している。今回はここで断念したが、歩いて見るのも良いかもしれない。今はほとんど商店街として店舗は残っていなそうだが…

帰りは、成田山新勝寺の裏門から、境内を通って成田駅を目指す。駐車場からトンネルを通るのは初めてだな~

駐車場から

え~と、何て読むのだろうか。
調べたら「出卋開運隧道」と書いてあるらしい。出世開運…凄く縁起が良さそうだ。

出卋開運隧道

「備忘録」というブログによると、戦後の境内の整備とあわせて掘られたトンネルのようだ、真上に出世稲荷が鎮座されていることから由来?

トンネル内

成田山新勝寺周辺の探索、いつもと違った一面をまた知る事ができて楽しかった。

 

(訪問日:2021年11月)