流山本町、旧街道沿いの古い街並みを堪能するコース。歴史好きにおススメ  -流山⑶

流山本町、旧街道沿いの古い街並みを堪能するコース。歴史好きにおススメ  -流山⑶

流山の歴史探索第二弾。ボリューム満点の流山の魅力をどう伝えるか、難しいなと思いつつ街道沿いにひとつひとつ見所を紹介しようと思います。

新選組が好きなので、一度訪れたかった場所も行けて満足です!

「丁子屋栄」フレンチレストラン

流山でのランチに迷って、蔵のカフェにしたがもうひとつ素敵なお店がある。「丁子屋栄」だ。

ランチにもぴったり

流山、古民家再生プロジェクトの第一号点。元々足袋屋だった店内を活かし、風情溢れるフレンチレストランに。

隣の建物も、旧医院の建物。

隣も素敵

現在は丁子屋の離れらしい。素敵だ。

丁子屋離れ

2015年頃まではピンク色の外観で素敵だった。

あまりにも大人向けの本格的フレンチレストランのお店で、大学生が気軽に入れるような価格ではなかったので断念。記念日とかに利用したい。

和の佇まいだけどフレンチレストラン
銅板や窓も素敵
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流山浅間神社と富士塚

江戸川沿いを下っていくと、「流山浅間神社」があったので立ち寄った。

浅間神社

看板にもあるように、富士信仰のために江戸時代初期に創建。流山のパワースポットみたいなので要チェックです!

説明看板

奥には県内でもトップクラスの富士塚。富士登山が出来ない人のために造られた手作りの富士塚は、各地で見かけます。

富士塚について

奥に進むと、富士塚を登る際の注意書きが。怪我って…

注意書き

本殿の奥に富士塚があった。確かに想像していたよりも立派!軽く登山だ…

流山の富士塚

実際に富士山も登ったことがあるが、富士塚の方が斜面が急だったり足場が狭いので怖い。流山の富士塚も、ヒールやスカートの方は気を付けないと危ない。

頂上から

以前紹介した品川神社の富士塚はとても大きかった。富士山への信仰の深さを感じる。

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閻魔堂

随所に看板が設置されているので散策がとても楽しい。

左折してみよう

放置されていたホーロー看板。この読み方わかりますか??

日の本タビ

正解は「日の本タビ」!右読みのホーロー看板って珍しいな~

奥へ

閻魔堂(えんまどう)」に到着。

閻魔堂

物々しい名前だが、果たして何が…

閻魔堂が気になる

千葉県のホームページによると、江戸時代の閻魔大王像を祀るお堂のことだそうだ。また、ねずみ小僧は流山出身らしく、その墓もあるのだとか。

現役の井戸

入り口手前には、歌舞伎で有名な金子市之丞氏とその愛人、遊女の三千歳さんのお墓。

墓所

閻魔様の像がどこにあるのかわからなくて見なかったけど、奥にあるのかしら?

 

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新選組流山本陣跡

閻魔堂の隣に、新選組流山本陣跡がある。

新選組流山本陣跡

新選組ファンにとってはたまらない場所。中学生の時に勉強していた際、いつか訪れたいなと思っていた。

近藤勇が最後に陣営を敷いた場所である。

離別の地とされている

当時は長岡屋という酒造家の建物だったそうだ。現在は石碑と看板が蔵の前に設置されている。

長岡土台石も

新選組好きには有名な場所だが、小さな観光スポット。なにか残っているわけではない。

小さいな

奥に行くと「万上通り」。陣跡地の隣の「秋元酒屋)では新選組アニメとのコラボもあるらしい。

秋元酒屋

表の道へ戻る。和の佇まいのお店はうなぎ「中政」。

鰻屋
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和菓子屋「清水屋本店」

歩道が狭い通りなので気を付けて歩く。新しく建て替わっているお店も多く見られるが、ところどころ古い建物があって楽しい。

古い建物が見えてきたぞ

ヤンマーディーゼルの赤い看板。現在は営業していなそうな雰囲気だが、昭和の佇まいが良い感じ。

北総工業株式会社

隣の白い石膏のような看板に釘付け!

和菓子屋「清水屋本店」の建物は国登録有形文化財だそうだ。立派!

清水屋本店

創業は明治30年。旧跡近藤勇陣屋跡をかたどった特製ののもなか「陣屋もなか」が気になる~

新選組の旗

入ろうと思ったら地元の方か、長話をされているようだったので断念してしまった。

パンも扱っていたのですね
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万華鏡ギャラリー見世蔵

その向かい側にあるのが「万華鏡ギャラリー見世蔵」。

万華鏡ギャラリー見世蔵

明治22年(1889)に店舗兼住宅としてつくられ土蔵の見世蔵。「寺田園旧店舗」として昭和38年まで利用されていた。樺によると、この通りが流山本町大通りで、水運業やみりん醸造業で賑わっていたことがわかる。

看板

平成22年(2010)に万華鏡ギャラリー見世蔵として生まれ変わったようだ。

万華鏡ギャラリー見世蔵に

ギャラリーの中へ入ると、当時の面影を残す箱や瓶が残っていた。

茶を扱っていたのがわかる

万華鏡ギャラリーは入場無料。他にもお客さんが何組かいて人気みたい。

万華鏡ギャラリー

明治大正時代の茶がめ。古いものを活用しているのが良いな~

茶がめ、初めて見た

天井の木の柱も立派。大切に保管されている様子がわかる。

天井も立派

この建物も国登録有形文化財に指定されている。

国登録有形文化財

世界的に活躍している流山在住の万華鏡作家の方など多くの方の万華鏡が展示されている。

万華鏡に触れる

実際に触って万華鏡を体験することもできる。おもちゃではなく、本格的な万華鏡にうっとり。

素晴らしい万華鏡!

現在は無いが、かつて奥には150mに及び茶の葉をほうじる作業場もあったそうだ。

かつては奥にも

明治30年代には、旧流山商店街には64店舗の商店が存在したそうだが、現在は商店街とすらわからない状態に。現存する建物はこれからも残ってほしいな。

 

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流山本町まちなかミュージアム

流山キッコーマン工場が見えてきた。この角を左折するらしい。

左折する矢印

工場の裏は、万上通りに繋がっている。

裏へ

流山まいtなかミュージアムとして、昔の流山の写真が壁に飾られている。観光に力を入れているのだな~

写真の展示

途中には庚申塔。元々は道端にあったが、地元の働きかけでキッコーマンの敷地を貸与してくれたそうだ。

整備されている庚申塔

流山本町の旧道沿いの建物は、古いものを残すだけでなく新しく活用されていて若い人にとっても楽しめる場所となっていた。

初めて訪れたが、とても良い探索コースだったので多くの方に知ってもらいたいと思った。

 

 

(訪問日:2020年11月)

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