【2007年】茂原の古写真。銀座通り商店街～高砂通りの看板建築

前回に引き続き、2007年に撮影された茂原の街並みを紹介していきます。一部、2012年撮影。

かつて賑わったであろう、銀座通り。周辺の写真からは今は閉店、取り壊しになったお店や建物の貴重な姿を見ることができます。

松野屋周辺の商店街

千葉県茂原市茂原、本町通りと呼ばれる、房総横断道路の交差点からスタート。山田石材本店の隣にある木造2階建ての店舗跡は現在も残っている。

向かい側の遠山商店も健在。果物などを扱っていたお店で、個人的に好きな佇まい。2012年撮影。

本町通りを東へ進み、千葉銀行茂原支店のある交差点付近へ。

松本書店の写真は2012年に撮影されたもの。現在も建物はあるが、完全にシャッターが下りている。

写真一枚から本の香りが漂ってくるような…営業中の松本書店、私は初めて見ました。

交差点の角、存在感を放つ大きな建物は「松野屋」。最近取り壊され、ガレージになっている。

2007年、既に閉店している様子…

床のタイルや照明の雰囲気がどこか懐かしい。

反対側の道路から見た建物全体の写真。

現在は交通量も多いため、交差点の角にある建物は死角になってしまい危ないのだろう。

2012年に撮影されたドア。丸い取っ手のドアも今は珍しいかもしれない。

反対側の、松野屋分店の建物は健在。分店は洋品店。

銀座通りの看板建築

松野屋の角を曲がり、北側に伸びる銀座通り商店街。ビルの1階にあった房総信用組合茂原支店。

マンションの隣にある看板建築群は現在も健在、だが2007年の時は外観が綺麗だ。

東屋金物店は営業中の写真。現在は閉店している…

この路地は見覚えがある。並びの油屋米店の横道で現在も残っている。

向かい側には、フランスベッド、おそらく寝具店だろう。タイル張りのなかなかシャレた外観だが、現在は覆われていて見ることができない。

その隣、現在セブンイレブンになっている場所にあった「鎗田洋品店」。戦前の看板建築だろう。貴重な一枚だ。

交差点の角にある杉田屋呉服店の建物は現在も残っているが、お店は閉店している。

2012年の写真になると閉店しているようなので、2010年以前が最後のチャンスだったのかもしれない。

向かい、角にある萬屋書店は最近閉店したらしい？

中央にたばこのショーケースがある佇まいは現在も健在。

高砂通りの昭和

銀座通りから北へ伸びる、高砂通り。服地の杉田屋は、現在も営業しているが建物は改装したようだ。先ほどの呉服店の系列店だろうか？

ガラス看板が半壊している…

お店の雑多な雰囲気は2021年現在も変わらず。

特売会の文字が見える。商店街がまだ元気だったあの頃…

高砂通りに面していた武田医院は取り壊されている。

レンガのような独特な外観だ。

武田医院の向かいにある、いわせ模型店は現在も営業中。

家具の大野屋のビル。以前歩いた時に見てないので解体済かな？

豊田川周辺の写真

南北に流れる豊田川周辺の写真。いずれも2007年。

商店街は現在と大きく異なる風景だが、自然の景色は変わらない。

奥に見える建物は茂原市役所。

銀座通りには看板建築がたくさん並んでいたのだろうな…

今は広大なセブンイレブンになってしまった。買い物には便利だけど、どこもかしこも同じ風景になってしまう…貴重な写真が残っているだけでも救いだ。

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