「昌平町商店街」江戸時代から400年つづく市が開催される歴史ある通り -茂原⑺

江戸時代からつづく交易の場だった「昌平町通り」。現在も昔の面影が残る商店街では、他の商店街とは違った雰囲気を感じた。
茂原市役所から
千葉県茂原市道表1番地。外房線「茂原駅」からは徒歩20分ほど、国道128号線を歩いていた。
国道は交通量も多く、マクドナルドも、松屋もユニクロも揃っている。

国道沿いにある「茂原市役所」。

茂原市役所の南、東西に伸びる道が「昌平町通り」と呼ばれている古くからの道。

「昌平町通り」江戸時代からつづく交易の場
国道からすぐ近くなのに、交通量が少なく、落ち着いた商店街。そうそう、こういう街並みを求めていたんだ。

「昌平町商店街」歴史を感じる名称だなと思い、調べてみると江戸時代からつづく市場が開催されているという。

茂原市のホームページに説明がある
六齊市
市役所近くの昔の面影を残す昌平町通りで、毎月4と9のつく日に開かれます。季節の植木、野菜、果物などが露天で売られにぎわっています。この市は約400年の歴史があり、始まりは江戸時代。長生地方の交易の場として開かれ、主要商品として塩が売買されました。季節や風物を感じさせる六斎市の情緒は、いつまでも守り続けたいふるさとの風景です。朝から日没まで営業しているのも特徴です。
訪れた日は開催していなかったが、普段は多くの人で賑わうのだろう。勝浦の朝市と同じくらいの歴史があるが、こちらは知名度はあまり高くないかも。
商店街で見つけた呉服店「まるやま」は、どこかで見たことがある…

mのマーク、八千代市の八千代台駅近くで見たことがある!各地に店舗があったんだ。

お茶屋さんの入り口にはタバコ屋のショーケース付。

ピースのロゴも。タバコ屋、見つけたら撮るようにしている。お店によって絵柄が違って面白い!

向かい側には大衆割烹「京田村」。

よく見たら、定食昼も夜も680円!?
お刺身、天ぷら、オムライス…とても安いお店を発見した。

茂原を訪れる際はおススメです。
江戸時代の雰囲気が残る建物が見えてきた。

向かい側には郵便局があり、ここが中心街だったのかなと想像する。

「田中屋陶器店」の建物が…
目の前に、今にも崩れ落ちそうな建物が見え、自分の目を疑った。

土蔵造り?2階の部分が丸見えになっている。雨風は大丈夫なのだろうか。

しかし、この佇まいでも陶器専門店として営業中。口コミを見たらそれなりに評判だった。

補修とかしないのかな…それとも倒壊するのを待っているのか。なんだろう、このお店、気になる。掘り出し物の予感…

でもあまりのインパクトに気後れして店内には入れず。
2015年のストリートビューでは、まだ軽傷だったから、最近の台風の影響かな?
ホーロー看板を発見
同じ並びの「菱太商店」も立派な建物…文化財指定されていないのかな?

飼料のホーロー看板!と思ったら、ポスターが…

え、なんでそこに貼る?しかもしっかり留められていて頑丈。
でも、反対側にもポスター無のホーロー看板があったので許す。

土台はレンガ造りだ…

「斎藤表具店」。きっと歴史あるお店だろうな。

文化財レベルの建物もまだ残っているのに、調べてもあまり情報が無く…注目している人は少ないのかな?なんだか勿体ない。
昔の地図を手に入れて比較したいな。
(訪問日:2021年3月)
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