市川「宮久保1丁目通り」。住宅街の中の賑わいを感じる商店街を歩く

京成八幡駅から北へ進むと商店街がいくつも見えてくる。その中の一つ、「宮久保一丁目通り」は商店街としての賑わいを感じることができ、訪れて良かったと思った。
市川「宮久保一丁目通り」へ
千葉県市川市宮久保1丁目。京成本線「京成八幡駅」から徒歩で30分くらい歩いただろうか。
前回のつづきで、宮久保商店街のある「宮久保十字路」の西側に「宮久保一丁目通り」の街灯が立っていた。

どの方向を見ても商店街がある十字路。こんなに贅沢なことは滅多にないかも。県道51号は交通量が多いが、今回の商店街は横道なので比較的静かではある。

ずらーっと奥まで一直線に伸びる商店街。しかし、調べても商店街のホームページは無いようだ。思ったよりも情報が少なくて戸惑う。

商店街として認識していなかったら普通に住宅街のような雰囲気。少し歩くと個人商店がいくつか見えてきた。

昔ながらの看板建築のような建物。花屋さん、ケアステーション、パン屋さんなど…

商店街の人気店?
左にある「肉のイズミヤ」は平日の夕方、お客さんで一杯だった。人気店なのだろうか。

駅からも離れている上に、大型店が少ないので商店街が機能しているんだなと実感。

左には大きなマンションがあるが、2009年から工事が始まっている。それ以前は何だったのだろう?
また、右奥に見えるスーパーは2009年時点では「主婦の店 いしわたり」、その後「新鮮市場アタック」に。スーパーに自転車で買い物に訪れている人がたくさんいた。

主に左側にお店が並んでいる。そば屋さん「萬盛庵」は古くから営業されていそうだなと思った。

昔は向かい側に中華料理屋さんもあったようだ。
蕎麦屋さんの隣に小さな和菓子屋さん「越後屋餅菓子店」がある。

その隣は「すがわら鮮魚店」。

和菓子屋さんに入ってお話を伺いたいと思っていたのだけれど、行きも帰りもお客さんが並んでいて混んでいたので断念。

地元の人の交流を邪魔するのは申し訳ないのでよそ者は一旦退散しよう。人気店があるのは良いことやな~
薬の福太郎の先にもまだ商店街はつづく。

蕎麦屋さん二軒目。「長寿庵」というとても縁起の良さそうな店名だ。

「そめや園」は臨時休業だった。

建物の奥にもお店が見える。左の建物は塾のようだ。

「石渡酒店」。宮久保一丁目通りでは商店街で必要なお店は揃っているなと感じた。

商店街を抜けて曽谷へ
交差点の角に佇む古い建物。元飲食店だろうなと推測した。

2009年のストリートビューを見ると「しばた」という食堂だった。
銚子漁港直送の「旬の煮魚定食」600円。既に閉まっている雰囲気だが、開いていたら入ってみたかったな。
さらに北へ。右に移る赤い屋根のお店は元書店らしい。

住宅街を歩いていると、黄色い外観の建物が目に留まった。

カステラ製造販売の「植田製菓」。既に閉店しているようだが、カステラだから黄色なのか~
そもそもカステラ店って珍しいな!2009年のストリートビューを見ると、隣に宮久保一丁目通りの街灯があり、ここが商店街の境目だったことがわかった。
商店街は終わったが、曽谷までの道を辿る。左は宅地開発されたようで綺麗な一軒家が並んでいた。

左側の壁にカラフルな人形が並んでいて驚いた!

ペンキ屋さんの外観は無数の人形で埋め尽くされていた。凄い…子供が見たら喜びそう!

そして県道264号の交差点に出た。ここから先が次回紹介する商店街。

県道沿いにも古いスナックや薬局などいくつかお店が並んでいるようだ。

宮久保一丁目通りは現在も商店街として賑わいを感じた。しかし、記録があまり無いのでこうして今回歩いて記録できたことはいつか価値が出るかもしれない。

大型店が無く静かな町の商店街。歩いているだけで心が温まる気がした。
(訪問日:2021年5月)
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