「旧大沢家住宅」藤崎森林公園の古民家&「木曽王滝森林鉄道」長野県の鉄道の展示 -実籾⑽

「旧大沢家住宅」藤崎森林公園の古民家&「木曽王滝森林鉄道」長野県の鉄道の展示 -実籾⑽
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習志野市は古民家を2つ保存している。今回は、京成大久保駅の北側にある「旧大沢家住宅」。

立派な茅葺屋根の古民家が、大事に保管されていますよ~!

駅から藤崎森林公園を目指して

古民家のある公園「藤崎森林公園」を目指す。場所は、千葉県習志野市藤崎1丁目。最寄り駅は、京成津田沼駅から徒歩20分とホームページで紹介されている。

駅から歩くと、本当にこんな場所に古民家があるのか?と思ってしまうが、次第に自然が豊かになってくる。

のどかな風景だ

藤崎森林公園は中心に大きな池があり、貴重な自然が残っている公園。新型コロナウイルスの影響か、公園に集まる人が多くなっている。

古民家も家族連れが多かった。良い影響かも?

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「旧大沢家住宅」350年の歴史

寛文4年(1664年)に建築された「旧大沢家住宅」は、350年以上の歴史を持つ古民家だ。

丘の上に建っているので、見学する際は階段を上って門から入る。

丘の上にある古民家

習志野市のホームページに詳しい記載があるので引用する。

千葉県指定有形文化財(昭和50年12月12日指定)
旧大沢家住宅は、寛文かんぶん4年(1664)に建築された東日本最古級の古民家です。江戸時代に上総国長柄郡宮成村かずさのくにながらぐんみやなりむら(現在の千葉県長生郡長生村)の名主なぬしをつとめた大沢家の住居として、昭和48年(1973)まで使用されていました。昭和51年、建築当初の姿に移築復原され、同年11月に開館しました。

東日本最古級?!そこまで古い古民家が、なぜ習志野市にあるんだろう。移築復元されたって、習志野市は文化財に対する熱意が凄すぎる…

説明看板

この住宅は、江戸時代中期までの典型的な房総民家の形式を今に伝えています。その特徴として、開口部が少なく「デイ(出居)」の戸口が格子窓と壁だけで構成されていること、差鴨居さしがもいが少ないこと、大黒柱が使われておらずとこもないことなどがあげられます。

実籾本郷公園の「旧鴇田家住宅」は東北の建築様式だったが、旧大沢家住宅は房総の形式だという。

茅葺平屋寄棟造(かやぶきひらやよせむねづくり)

千葉県には、「房総のむら」に江戸の街並みや農村が再現されている。一方、旧大沢家住宅は観覧料は無料で、駅からも近いので気軽に立ち寄ることができそうだ。

青空に映えるな

土間で名前などを記入して見学へ。

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大沢家住宅の目的が掲示されているが、感動してしまった!

大沢家の目的

永久…様々な文化財が取り壊しになっているのを見ているので、維持費が大変な古民家を永久に保存したいという気持ちに驚いてしまった。習志野市、見直しました…

土間

土間にある釜戸では、木材を保護するために午前中は火を焚いている。

周りには昔の道具などが並び、若い世代にとっては新鮮なものばかり。

民具の展示

土間に職員の方がいるので、丁寧に説明をしてくれる。子供たちよりも、親の方が熱心に話を聞いていた。

蚕?

ちょっと暗いが、旧大沢家住宅の内部へ。

デイと呼ばれる場所

中心には囲炉裏。上座、客座などの座る順番も知ることができる。

囲炉裏

柱についての説明。旧大沢家住宅では、大黒柱は使用されていないのだとか。意外ですね~

柱について

納戸と仏間。立派な仏間を見る機会も少ない…

立派な仏間だな

旧大沢家住宅は、家族連れで混んでいたのであまりゆっくり見学できず。

ささっと見学

オクノマは、物置になっているようで箪笥や長持ちなどが置かれていた。

オクノマ

箪笥や長持ちについての説明。すべてにフリガナがあるので、子供でも理解できそう!

丁寧な説明

長年大切に保存されきた古民家の屋根。真っ黒の柱が素敵だ。

真っ黒な柱~

無料で見学ができるのは有難い…こういう文化財を次の世代に受け継いでいきたいな。

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旧木曽王滝森林鉄道

さらに、公園内には「旧木曽王滝森林鉄道」という列車が保存されているので必見!

旧木曽王滝森林鉄道

習志野市のホームページに書いてある。

・酒井工作所製ディーゼル機関車92号
GB4形、重量5トン、最高速度30キロメートル/時

・運材台車6号・7号
2つの台車を木材の両端に取り付けて、ヒノキなどの木材を運搬しました。

・B型客車
定員15名。木材の運搬だけでなく、林業関係者や地元住民の足としても活躍しました。

古民家と列車の保存。習志野市が譲り受けて移設、公開に至っているようだ。凄いわ…

酒井工作所製ディーゼル機関車92号

元々は長野県の鉄道。

木曽王滝森林鉄道は、かつて長野県の木曽谷に存在した全長48.4キロメートルの鉄道です。主に木曽谷の国有林で伐採した木材(ヒノキなど)の運搬を担っていました。また、地元の人々の要望により、生活必需品の輸送として、また、林業関係者や地元住民の足としても活躍していました。
しかし、道路の整備によりトラック輸送が主流になったことや、鉄道沿線全体において伐採量が減少したことにより、昭和50年(1975)3月に廃線となり、51年の歴史を閉じました。

木材の運搬だけでなく、地域の足としても利用されていた鉄道。

名前が記載されている
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現在、森林公園に展示されているディーゼル機関車は、昭和15年(1940)に製造され、木曽王滝森林鉄道が廃止されるまで使われていたものです。その翌年の11月に習志野市が譲り受け、現地に移設されました。
ディーゼル機関車・運材台車・客車を連結した状態で展示し、王滝村中心部の最寄り駅であった「田島停車場」を再現しています。レール及び枕木も木曽王滝森林鉄道で使用されていたものです。

昭和15年生像の機関車。今から80年前のものだ。機関車が展示されている場所はいくつかあるが、ここまで古いタイプのものは珍しいと思った。

客車

客車の色合いが可愛い。パステルカラーのピンク色と水色。

助六?

田島停車場の復元。ちょっと古いので、公園を散歩する人々はあまり気にしていないようだったけど…私は雰囲気がすき。

復元
森林鉄道について

これからも大事に保管されてほしい。

全体

古民家と機関車を展示している公園。

日本の文化と自然を贅沢に体感できる良い公園だった。

 

(訪問日:2021年1月)