ロート目薬(滴下式両口点眼瓶)を拾った話。戦後の目薬瓶について

ボトルディギングのコーナーも随時更新していきたいなと思っています。今回は、空き地で見つけた、目薬!!
実は、前から欲しいと思っていた形だったので、母と一緒に喜びを分かち合いました。
空き地で見つけた目薬の瓶
とある空き地を探していた時のこと。ボトルディギングのマナーとして、見つけた場所は秘密。
まさかこんな住宅街にあるとは思っていなかったので、ポツンと空き地に水色の瓶が落ちていた時は夢かと思った。

ちょうど解体工事が終わり、ガラス破片もまだあまり整理されていない様子だったので、運が良かったのかもしれない。解体工事で生き残ったのが凄い。完品である。
今まで、目薬系の瓶はいくつか見つけたが、両口点眼瓶は見つけたことが無く、また青色の瓶も欲しいなと思っていたのだった。
その日は、精神的に疲れていたので、こうして思わぬ収穫を得たことがいかに嬉しいか…
いつも参考にしている本の表紙にも、同じ姿が映っている。
ロート目薬の瓶
ロート製薬株式会社のロート目薬。ロート目薬は、日露戦争終結後、トラホーム(結膜炎の一種)が流行した時代に誕生した目薬で、当初は、スポイト式のガラス管で目薬瓶から液体を吸い、点眼するタイプだった。
その時のスポイト式目薬瓶は、私もいままでにいくつか手に入れている。
その後、1931年頃から瓶から直接目薬をさすことができる滴下式両口点眼瓶が登場。それが今回、拾った瓶である。

両サイドに、ゴムがはまっていて、そのゴムを押すと目薬がでる仕組みだったという。さすがにゴムは残っていなかった。

わかりづらいが、よく見ると裏面にマークのような一角がある。ここには昔、シールが貼ってあったという。

表面には「EYE LOTION ROHTO」のエンボス。

ロート目薬は、私も今も使っている製品であるし、とても身近な商品の昔の姿を知ることができてとても感動した。
他にも色々な形、カラーバリエーションがあるとのことなので、見つけられると嬉しいな!
当時、この目薬を使っていた方、覚えている方っていらっしゃるのかな?もし、いましたら、コメント下さい!
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