松戸「純喫茶若松」。有名な建築家がデザインした豪華過ぎる内装の喫茶店 -松戸

松戸駅周辺には気になる喫茶店が4店ある。その中でも最も内装が気になるのが「純喫茶 若松」だ。
意外と歴史のある喫茶店であることを知り、さらに驚いた。
松戸駅近くの純喫茶
千葉県松戸市本町18−2。JR松戸駅西口から飲み屋街がある「高砂通り」へ。
飲食店の向かい側に、家紋?がデザインされた和風な喫茶店がある。

その名も「純喫茶 若松」。なんというか、今まで見た喫茶店とは違い、和の印象が強い。

1年前にここを見てずっと気になっていたのだが、店内が全くわからないのと、スナックなのでは?と思ってしまって一歩踏み出せずにいた。

だが、新型コロナウイルスの影響で次々とお店が閉店する昨今。
行けるときに行こうと思い、今回機会があったので立ち寄ることにした。
若松の和風な店内
喫茶店は2階にあるので階段を登っていくのだが、城壁のような石壁と豪華なシャンデリアの組み合わせが面白い。

いつの時代のシャンデリアだろう。小さなミラーボールのよう。

天井の照明にも家紋が。コンセプトがしっかりしているんだな~

喫茶店の入り口。完全に和の庭園だ…

かと思ったら、店内のソファーは花柄。わあ、このデザイン私とても好き!

和と洋が混在している、不思議な空間。初めはびっくりしたけど妙に居心地が良い。

奥にある角のソファーは豪華だな~喫茶店なのにキャバレーみたいな雰囲気を感じるほど。

店内は喫煙可能なので、若い人も多かった。音楽などはないのでとても静かな店内。
店主一人で営業されているため、入るとすぐには対応してもらえないが待っていると案内してもらえた。
メニュー
新型コロナウイルスの影響で、メニューを絞って営業中だった。3月時点の情報なので確認してください。

確か、ドリンクだけだった。他は中止していた。



軽食でも頂こうかなと思う方は注意。
レモンスカッシュ&バナナジュース
今回注文したのはレモンスカッシュとバナナジュース。割と時間がかかっていたので、丁寧にレモンを絞っていたのでは?と。

思いがけず、グラスのデザインも美しい。レモンスカッシュは酸味が強くて暑い日に最高の一杯である。

1人で営業されているママさんは、3代目で21年このお店を守り続けているという。
となると、気になるのが若松の創業年。喫茶店のビルが今年で59年で、同じ年に喫茶店が創業。計算したら1962年かな?

昔はお店の前の道は舗装されておらず、馬車が通っていたとか。だから、ビルの外観に大きな歯車が設置されているのかな?(関係ないかな?)
建物、内装は有名な建築家のデザインらしく、建築学科の先生が見学に訪れるほど。それはすごい!
床や椅子は張り替えているが、他は当時から変わらない。

あまり愛想がないかなと思って警戒していたけど、私が古い物が好きでという話をすると、歴史や建物のことを教えてくださった。
どんなお店か、外観では想像できなかったから素敵なお店に出会えて余計に嬉しい。
松戸駅周辺の気になる喫茶店
松戸駅周辺には他にも気になる喫茶店が多数存在する。
若松と同じ高砂通りの「コーヒーヒヨシ」。外からちらっと店内を見たが、店員さんが若くて入りやすい雰囲気だった。

西口の線路近くにある「コーヒーショップフジ」。外観がレトロで良い~けどこの日は営業していないようだった。

あと、西口ロータリーそばにある「ピーチーズ」。桃太郎?のイラストが可愛いが、どんなお店なんだろう?

松戸駅は歴史もあるが、自然も良いので散歩に良くて定期的に訪れる。
春は、江戸川沿いの菜の花がとっても綺麗なのだ。毎年訪れている。

満開の黄色い菜の花を見ているだけで元気になれる。

遠くへお出かけできなくても、身近な場所で元気をもらって明日の活力にしよう。
松戸駅周辺は喫茶店に注目しても魅力たっぷりで飽きないな~
(訪問日:2021年3月)
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