真壁「仲町通り」商店街に残る個人商店の記録 ―真壁⑷
御陣屋前通りから「仲町通り」へ。
かつて真壁駅があった駅前通りに至るまでの商店街を探索します！
仲町通りへ
前回の御陣屋前通りの突き当たりにある大きな3階建ての建物は、総合衣料「若松屋」。
現在は閉店しているようだが、若松屋のマーク入りの若草色の建物が町を彩っている。
左折すると紺屋町通り。東芝ストアーの「大木商会」は営業中！
今回は右折して、仲町通りを進む。左手にある建物は「田崎人形店」。
看板には「御陣屋前通りの卍（カギ）の辻」と書いてある。田崎人形店の脇道は「天神横町通り」。魅力的な通りが多くて迷ってしまうが今回は仲町通りを西へ。
仲町通りは国登録有形文化財の建物は少ないが、文化財登録されている建物だけが凄いわけではないのでしっかりと記録に残しておこう…
一つだけ残っていた仲町通り商店街の看板。ここも商店街として賑わっていたのだろう。
「ニューワカマツ」は最初の若松屋と系列店だろう。同じロゴマークが見える。
向かいの商店の奥に残っていた、ゼネラル灯油の機械。
今はこうした個人経営の燃料店ってあまり見かけないな～
出川家住宅
現在は「出川薬局」として営業中の建物も国登録有形文化財。
昭和12年築の主屋と石蔵が残っている。今見たら店舗の右側に貯水槽も。
2階建て店舗の奥に住居。石蔵は地元の御影石で造られているらしいが、今回は撮影するのを忘れてしまった。
仲町「黄金屋」
出川薬局の並びは空き地が多くて少し寂しい…
左にある和菓子屋「黄金屋菓子店」は、平四郎最中が名物らしいが、残念ながら定休日…！
調べたら営業日が、木・土・日と少ないみたいだ。
実はオカノ洋品店のある交差点、ここを右折した「見芽通り」沿いに小学校を移築した「旧樺穂小学校校舎」があるらしいが、見落としてしまった…！失態。
仲町通りから「台宿通り」へ。この辺りはお寺が多い。常永寺の門柱が立派だったが、あまりの暑さに天然のキウイに見惚れて写真を撮るのを忘れていたようだ。
石造りのドラえもん…なんか目が怖かったな。
またしても和菓子屋「高庭菓子舗」は定休日…
西岡家住宅
仲町通りから一本裏道に入ったところにある「西岡家住宅」。
明治中期築の店舗・主屋・土蔵が国登録有形文化財。奥の店舗の横にサッポロビールやブルドックソースの古い看板が見える。
元々は酒造り蔵として建設され、明治後期からは味噌、醤油の醸造と西岡本店の酒販に使われたそうだ。この日は休みのようだった。
鈴木家住宅
あともう一つ足を伸ばして上宿通り側の「鈴木家住宅」。
明治後期築の表門が国登録有形文化財。真壁に数多く残る薬医門の典型だという。
また、近くの「大林院」入り口にあった「大林院信行殿」の建物。
林家
仲町通りから駅前通りへ。角にある石造りの2階建ての建物、古そうだな～と思いつつも文化財登録されていないので情報が無かったが、旅館内にある絵地図に「林家」と書いてあった。
その絵地図の情報によると「近代日本建築用法４つ使用の家。外壁は石貼風『洗出し』」、中は石組みとのこと。
扉が3か所、民家にしては多いなと思っていたら「大倉産業株式会社」として使われているらしい。
そして駅前通りにある奉安殿を発見！
次の記事は貴重な遺産、奉安殿についてまとめます～
（訪問日：2021年8月）
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