「第一踏切商店会」馬込沢駅から西へ伸びる、巨大な商店街を歩く -馬込沢⑵
馬込沢駅からつづく「第一踏切商店会」。地図上から商店街があるのはわかっていたけど、想像以上の規模の大きさでびっくり仰天!
かつて70軒以上もお店が並んでいたという、大きな商店街の名残は今も残っていた。
馬込沢駅
千葉県船橋市藤原7丁目。東武野田線「馬込沢駅」に到着した。
駅は船橋市と鎌ヶ谷市の境界線上にあり、複雑な場所だ。馬込沢としては鎌ヶ谷市。
馬込沢駅東口は銭湯や横丁があったが、西口にはレランドショッピングセンターの大きな建物がある。サミットで買いものができるので便利だろう。
駅前だが、とても自然が豊かな印象。まるで森のような公園に囲まれている。
今回紹介するのは、駅北側から西へ伸びる商店街。
「第一踏切商店会」丸山
東武野田線の北側の踏切から西へずっと伸びる商店街「第一踏切商店会」。
第一踏切商店会とならば、第二があるのかな、と調べたら詳しくまとめている方がいた。
その馬込沢駅から北に向かう線路上に3つの踏切があり、 地元の人は駅に近い方から順に第1・第2・第3踏切と呼び習わしてきた。 正式名称はよく知らないが、 船橋市丸山地区にあるのでおそらく丸山第1・第2・第3踏切なのだろう。 そしてその踏切を通る道はそれぞれ第1・第2・第3踏切通りと呼ばれている。
踏切の通りは、それぞれ商店街となっているようだ。その中でも、団地がつづく第一踏切商店会は多くの通勤者が通り抜けることになったため、賑わっていた。
2002年の時点で、「状況は厳しいけれど、地道に頑張ってほしいと心から思う」とある。自動車同士も行き違いが困難なほど狭い通りは当時から変わらない。
商店街は20年前から苦境に陥っていたのだ。
踏切側の商店街
第一踏切商店会は、踏切が立体化しているので今は踏切の形はないが、商店街名に踏切と入っているのは珍しいと思った。
踏切側から長い長い商店街を歩いていこう。
「わくい煎餅」にまず立ち寄った。煎餅を購入しながら、商店街の情報を聞き込み。
お店の方によると、全盛期は70店舗ほどのお店が並んでいた商店街。
今は高齢化などによって営業しているお店は減っている。
看板や街灯が並ぶ。平日に訪れたが明らかにシャッターが多い。
看板が放置されたまま。
しばらく休業するお知らせ。新型コロナウイルスの影響で休業しているお店もあるかもしれない。
空き地が…と思い調べたら、洋菓子喫茶「シャルマン」という可愛いお店だった。
隣は行列ができる和菓子屋「秩父屋」。
向かい側は広大な自転車置き場となっている。ここからしばらくは住宅街がつづく。
商店街②
巡回しているバスも、ここでは小柄だ。かわいい。
この辺りは両サイドに商店街の建物が並んでいて圧巻だった。
「電化ショップ 三上」は2010年の時点では営業していた。
その奥にはスナック、焼き鳥、居酒屋、蕎麦屋。飲食店がつづく。
この日はランチを探していたが、駅前は営業している飲食店がなくウロウロ。そば屋入りたかったな~
手前は空き地に。建物の老朽化も激しいのだろう。
表の通りだけでなく、裏にも商店街が。今は営業していないようで静かだ。
鮮魚店「戸田屋」。
向かい側は新しいアパートの建物が建っているが、もしかしたら昔はもっと建物が並んでいたのかもしれない。
2010年のストリートビューを見ても、あまり今と変わらないくらいシャッター通りだった。賑わっていた頃を見てみたい。
赤い屋根は、アート美容室、隣は化粧品マミ。
裏路地へ
骨組みしか見えない、明らかに古い建物。どうやら奥にも怪しい路地があるので行ってみよう。
細い通りを抜けると、建物が見えてきた。ワクワク。
「吾妻寿司」。今営業しているかは不明。大きな店舗だ。
左の店舗は2010年では布団屋だった。今はテナント募集に。
眼鏡屋、自転車屋…
奥には花屋。可愛らしい外観だが、煩雑な印象。
商店街のおもかげ
第一踏切商店会、まだまだつづく。書くのが大変なくらい長い商店街に驚く。
商店街の衰退はどこもあるが、ここは当時のまま建物が残っていることが多くて名残をよく感じる。
木々が覆っているが、奥にある木造の平屋もかなり古そうだ。
ところどころ住宅街となっているが、また商店街が見えてきた。
小太郎すしと見える。2010年のストリートビューでは、「お寿し ほかほか弁当 の小太郎」とあった。
お隣は渡辺豆腐店。一日一丁の看板が良いな~
隣には八百村、和食処が並んでいた。向かい側には「貴金堂時計店」。看板が外されている。
シャッター、もしくは普通の民家となっている建物が多く、一部撮影していない箇所もあるようだ。
商店街は廃れても、美容室、理容室は営業しているところも多いが。
ひたすらにシャッター通りがつづくが、もしかしたら知っている方がいるかもしれないので記録に残したい。
焼きたてのパン「ピーターパン」の看板だけ見える。
2010年と様子が変わらない。巷で有名になっているパン屋と同じ店名なのが気になる。
隣はそば屋だったようだ。
2010年では営業しているお店も、今は閉店している…
ランチを探しているのだが、そもそも営業しているお店が無いという…
ブリヂストンの看板。ブリヂストンってBSだったのか~
もちろん営業している様子はなく。
たまにバスと遭遇する。バスもギリギリ通れるくらいの狭さ。
とんかつ山道!!と思ったが営業していない。残念。
丸山市民の森
ランチが見当たらず駅からどんどん遠のいていく。丸山市民の森と呼ばれる森が見えてきた。
お茶「さわだ園」は営業しているが、ランチができそうにないしな…今回はスルー。
住宅の間にお店がちらほら。栃木屋酒店、看板が無くなっているが営業している様子。
丸山市民の森、歩道も右側しかないので自然と丸山市民の森を通っていくことになる。時間があったら、森の中でゆっくりしたいな~
丸山市民の森に沿って、店舗が並んでいる。しかし道路が狭くて店舗側を歩くのは大変だと感じた。
2010年のストリートビューを見ると、クリーニング屋、和菓子屋「風味堂」、ビューティーサロン、居酒屋などが見えた。
第一踏切商店会は駅側がまだ営業しているお店が比較的あるが、奥に進むほど少なくなってくるので注意です。
丸山市民の森を抜けて、次回やっと定食屋が見えてきた。
(訪問日:2020年12月)
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ココが、あのピーターパンの元祖ですよ♪
!!びっくりです!ありがとうございます!
あんまり書くと身バレするので程ほどにですが、トップ写真の緑の大文字の向かいが丸山中央商店街に出てくるマルサスことマルサストアの支店、山道の裏(道的には自転車店から曲がって一つめの道)にコノハゲーで議員辞職した議員の実家である学習塾があります。
コメントありがとうございます!ディープな情報ですね…
母親から久しぶりに秩父屋で太巻き買ったとラインきました。
東大進研通ってたから大文字はたまに食べてたな
私も東大進研通っていました。その前は船進にも通っていました。
第一踏切はまだあったかな
秩父屋の茶飯美味しいですよね。
小太郎寿司 大文字 山道 本屋もいっぱいあったな~
駅前も不二家とか ダンボの二階のルービックキューブしてるおじさんとか
一昨日行ってきました。自分も船橋市民三十年?ですが、知らない土地へのピクニック好きで、仕事で行ったことある八王子や青梅、故郷の仙台の幼稚園時代住んでた街などよく行ってました。馬込沢は同じ船橋と鎌ケ谷の境目?船橋法典側から木下街道経由で歩いて行ったことはありますが、第一踏切商店街は今回初めてでした。丸山公園の森や市民の森まで行って戻りました。商店街で弁当屋さん結構行列してたし、病院にも大勢いたとこ、住んで生活してる人々は結構多いと思います。今まで海外行ったりもありましたが、魅力的な土地は近くにもあるものですね。下総中山などは気まぐれで降りて気に入った土地です
コメントありがとうございます!
第一踏切行かれたのですね。なかなか渋いチョイス笑