【ボトルディギング】佃煮の瓶「今日もまた」レアな瓶を拾う
毎度毎度、拾った瓶をご紹介しているのですが、今回拾ったものはマニアの中でも一目置かれる一品。
戦前の瓶には、謎深きユニークなネーミングセンスが描かれている瓶が存在するのです。
佃煮の瓶・独特なネーミングセンス
今回拾った瓶は二つ。ついでに古く無さそうなビー玉と、左にあるベーゴマ。ベーゴマの方は「007」の数字が見える。
拾った時から、レア物であることを彷彿とさせる佇まいに惹かれ、早速家で洗ってみた。
左は形からして佃煮の瓶で、「今日もまた」と正面にエンボスがある。佃煮の瓶はよく見かけるが、エンボス入りは珍しい。後程紹介する。
右はエンボスは入っていないが、薄い黄緑色に気泡がたっぷり。
透明感溢れる見た目と、中央にラベルが貼ってあったのではないかと思われる四角い窪み…左の瓶よりも古い時代のものだろう。
中身はどんなものが入っていたのだろうか…
念願の!「今日もまた」佃煮の瓶
今回手に入れた「今日もまた」と描かれた瓶。
『日本のレトロびん』によると、こちらは1940年ごろのデザインで、佃煮が入っていた瓶だが、何の佃煮だったかは不明、とのこと。
明治時代から昭和初期にかけてつくられた瓶には、こうした面白い言葉が刻印された瓶が多く、特に薬品の瓶で変わったものがあるらしい。いつか見つけたい!
瓶の正面下部には「いづみ」とエンボス有。いずみ食品による製品とのことだ。
それにしても、「今日もまた」とはどういう意味なのだろう?みなさんはどう思いますか?
食卓に並ぶ佃煮。今日もまた、美味しく食べてね!という企業からのメッセージなのか。
それとも、今日もまた元気に頑張りましょう!?
1940年頃にこの瓶を使っていた方がいたら話を聞いてみたい。どんな佃煮で、どんな思いで食べていたのか。
よく分からないからこそ想像が出来て楽しいということもあるが…またメッセージ入りの瓶が見つかると良いな。
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