クルクル|匝瑳市飯倉の古本屋.千葉県の郷土史本も多数販売している貴重な本屋(閉店)

千葉県内で最もおススメしたい古書店が匝瑳市飯倉にある「クルクル」!
千葉の郷土史本が充実している個人経営の古書店。今の時代、貴重な貴重な個人店舗です…
※追記
2024年10月17日、1週間前に閉店したとGoogleマップに情報がありました。本当に本当に好きな古本屋だったので残念でなりません。
「クルクル」匝瑳市飯倉の古書店
千葉県匝瑳市飯倉401−1「クルクル」
最寄り駅は、JR総武本線「飯倉駅」。飯倉駅周辺については後程。駅からは、国道126号を銚子方面へ進み、10分ほどでしょうか。看板が見えてきました。

高価買取、ビデオ、古本、掘り出し物…そそられる看板です。
昔通っていた個人経営の古書店やリサイクルショップに近い雰囲気。
店舗前に駐車場あり。木曜日が定休日だそうです。
店内は撮影が出来ないのですが、上から天井までびっちりと積み上げられた書籍や資料、ポスターの品数の豊富さに圧倒されます。
特に興奮したのは、左奥にある千葉県の郷土史コーナー。今まで、柏市の古書店「太平書林」が一番郷土史本が揃っていると思っていたが、こちらの「クルクル」のほうが広い。とにかく広い。そして分厚い辞書系や、戦前の手に入りにくい書籍も販売されている。
本当は全てほしい物を購入したいのですが、そんな予算は無く、手で持ち帰れるくらいの本の量に絞りました。
次の電車の時間もあるので滞在時間は2時間。
郷土史本以外にも、漫画本やスポーツ関連の書籍など幅広いジャンルを取り扱っている。私が行ったときは、古い駅名標が販売されていて、古本以外の骨董品?も一部扱っているようだった。
本や古書好きな方はもちろん、昭和の物品を収集している方も興奮間違いないと思います。
どうかこれからも営業を続けてほしい…
気になった方はぜひ行ってみてください!!
JR総武本線「飯倉駅」
JR総武本線「飯倉(いいぐら)駅」。今回の古書店の最寄り駅である。

昭和38年に開業。現在は無人駅。
駅前ロータリーはタクシー乗り場となっている。特にお店は見当たらず静かな駅前。

角川書店『日本地名大辞典』によると、飯倉という地名は、中世から見られる古い地名で、飯倉城址が駅の北方面にある。昭和59年からはじまった飯倉台・飯倉駅前の区画整理事業にともなってニュータウンが整備されているが、本来の飯倉の歴史があるのはそのニュータウンを超えた北側で、神社仏閣や忠魂碑等が残っている。いつか訪問したい。
駅のすぐ近くに「生涯活躍のまち エリアマップ」の看板。

匝瑳市の人口減少に歯止めをかけるため、「生涯活躍のまち」に取り組むこととし、「匝瑳市まち・ひと・しごと創生総合戦略」(平成28年3月策定)において、「生涯活躍のまち」を掲げているそうです。
社会福祉法人九十九里ホームがJR飯倉駅前地区に整備予定の、認定こども園、特別養護老人ホーム、サービス付高齢者向け住宅などを核として、雇用と、地域住民と都市部からの移住者との交流などによる賑わいを増やすための事業を、飯倉駅前地区まちづくり協議会で検討しています。(生涯活躍のまちづくりに向けて)

(訪問日:2022年12月)
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古書店「クルクル」の情報、ありがとうございます。
それにしても「クルクル」って、ネーミングがすごいインパクト(笑)、これは昭和世代にはおなじみの「クルクル(パー)」ではなくて、「見る間に、お客さんが、来る&来る」ですね(そうすると、それは銭湯のタイル画で、「鯉」が描かれていて「来い&来い」にかけているのと似ていますね…)。
銭湯もそうですが、古書店も(はっきりしたデータは無いものの)衰退の一途ではないでしょうか、いえ、ネットでの売買は増えていると思いますが、いわゆる古本屋さんですね…、わたしにとって、銭湯は「魂の湯治場」であり、古本屋は「心の喫茶店」なのです。引越しをする際にも、わたしのチェックポイントは、(1)銭湯はどこにあるか、(2)古本屋はどこにあるか…の2点なのです。
そう言えば、小岩にある「どですか書店」という古本屋さんも店名のインパクト大で、どう考えても黒澤明監督の映画「どですかでん」から取ったのだろうと思って、お店の人に聞くと、「どうですか?」のなまりで「どですか書店」になったそうで、ちょっとガッカリでした。
いずれにしても、全国の古本屋さんにはがんばってもらいたいものです(もちろん、明里さんにも、ガンバって欲しい…笑)。
今朝コメント頂いたばかりなのに申し訳ないです。1週間前に閉店されたみたいです。残念でなりません……
古本屋クルクルロスが激しくて、此方にたどり着きました。
当方、かれこれ20年以上通っておりましたが、
もうあのサンクチュアリには行けないと思うと
胸が締め付けられる気持ちです。
TOILETから眺める裏山に癒され、店主と会話したり……
その店主も病気を克服し、追い撃ちをかけるかの如く、パートの女性も病気で出れない状態が続き、
ワンオペでお店に立ってました。
今は、あんな古本屋があっただけでも幸せだったんたな、と感謝の念を抱かずにはいられません。
今後、5〜6時間ぶっ通し集中して立ち読みセレクトし、それを寛容な笑顔で迎えて下さるお店に出会える日が、また、時代が、これから来るのでしょうか?
貴方の記事に出会えただけでも、ありがたかったです。
私事の取り止めもないお話でスミマセンでした。
牛乳屋タカさん、コメントありがとうございます。
私もクルクルロスが酷くて悲しみに暮れていたので、同じお気持ちの方がいて少し救われました。
もう二度と行けないと思うと本当に寂しいです。
県内の古本屋の情報も発信していかねばと思いました。