くぬぎ山駅東口の商店街。昭和の面影を探して飲み屋街へ
「くぬぎ山駅」。千葉北西部のローカル線?新京成電鉄沿いは、開発されていない風景が多く残っているが、その中でも「くぬぎ山駅」の周辺は昭和の雰囲気が色濃い。
くぬぎ山駅東口へ
千葉県鎌ケ谷市くぬぎ山5丁目1。新京成電鉄「くぬぎ山駅」の開業は、昭和30年(1955)。
新京成電鉄くぬぎ山車両基地があり、年に一回の車両基地見学会は人気イベントなのだそうだ。
まず東口から。国道464号線までの道に少しだけど飲食店が見える。右にある空き地が気になった。
2012年のストリートビュー
うん、やはり建物があったんだ。しかも2019年まで確認できるのでつい最近壊されたのだ。
スナック?喫茶店かわからない洋風な建物と、写真屋「イシイ」。一番右のピンク色の建物は「くぬぎ山食堂」だったそうだが…
向かい側の焼肉「庄平」の建物は残っていた。
古い建物は撤去し、新しい街に…それはどこも変わらない。
昭和な雰囲気の「らーめん亭」。暖簾が下がっているから、準備中ってことだよね?閉店しているわけではないよね?…返事はない。
国道は交通量が多いな~駅前との差に驚く。
東口、昔は商店街があったのかもしれない。
国道に面している建物が渋い。
2011年のストリートビューでは「伊藤書店」が営業していた。
町から書店が消えていくなあ…
同じ並びには「ステレオ」とうっすら見えるので、書店の隣に電気屋があったのかも。
ナショナルカラーテレビとあるので、右にあるキャラクターはナショナル君?
国道464号線の石碑
国道沿い、白い壁で覆われている場所の真ん中に祠を発見。なんだか気になる。
日露戦争に関わった馬の供養塔だと思われる。昔、この辺りは、下総牧と呼ばれた軍馬育成の地だった。あまり気にする人は少ないだろうから、この場で記録しておこう。
同じく野馬の供養塔。道幅を広げる工事をする予定なのだろうけど、この石碑はどうするのだろうか。
下には「初富村」と書いてある。牧を開墾した順番に地名が名付けられたのは有名な話だが、初なのでここは一番最初なのだろう。
奥には精巧な石碑が。字が読めなかったけど、地域の人に大切にされているのが伝わる。
くぬぎ山駅前の飲み屋街?
国道からくぬぎ山駅東口へ、先ほどとは違うルートで戻る。
この通り、飲み屋街では?と思ってしまうほど、なんだか雰囲気が違う。手前のスナックの外観は派手だな~
和風居酒屋「梢」は2階で宴会も可能なようで、広いお店だったことがわかる。
カーブになった道沿いに居酒屋の看板が。でも昼なので静かである。
くぬぎ山駅周辺、本当に人通りが無いな…
そば屋「むさし家」の看板は、イセエビ?が描かれていてちょっと高級感。
そば屋は営業しているが、それ以外は…ここも商店街だったのかな。
あれ、2020年に訪れた時は営業していたのに、閉店してしまったのかな…
小杉商店
そして線路沿いにもお店が並んでいる。
2012年の伊藤屋洋品店、古いファミリープランの自動販売機と、2連の街灯が写っていて愛しい。
2018年まで存在したようだ。
踏切の傍は、自衛隊松戸駐屯地。春になると桜がとても綺麗な場所である。
2006年、くぬぎ山駅の昔について語っている方がいた。
くぬぎ山駅2~昔話について語る~
私が思っていた以上に、色々なお店があったんだ。パチンコ屋信栄にファンシーショップ、ケーキ屋さん…
小さな地味な駅(失礼)と思っていたのが恥ずかしいくらい。一つ一つの駅に誰かの思い出が詰まっていることを実感した。
(訪問日:2021年4月)
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伊藤書店は2013年までやってた。もう十年か…
昔は西口のコンビニも本屋さんでこの駅に本屋が2軒もあった。
パチンコ屋があった頃は飲み屋街みたいな感じだったのかな。カラオケ屋もあったのよ。まあパチンコ屋よりも早く終わってたけどね。華やかなりし頃は見たことない。
らーめん亭はまだやってるんじゃないかな。
線路沿いの伊藤洋品店は今はハラールフードのスーパーになってて少しカオス。