【モトコー】神戸「元町高架通商店街」、在りし日の年越し
「モトコ―」の愛称で親しまれている「元町高架通商店街」。deepなモノが好きな人にとって、こんなに堪能できる商店街は無いのではないとかと思うほど…
しかし、そんなモトコ―にも再整備の手が迫っている。高架の耐震工事に伴って、店舗は次々と閉店…そして最近では、闇市時代の屋号が柱に残っていたとのニュースも話題になった。
闇市から続く商店街。モトコ―の年越しを遡る。
モトコ―の歴史
元町高架通商店街は、JR阪神元町駅と神戸駅の間の高架下に広がっている商店街である。その名前から「モトコ―」として親しまれているようだ。
戦後の闇市を起源としているとも考えられており、「闇市時代の屋号が、解体工中に出現した」と話題になったのはつい最近の出来事。
フリーマーケットという表現が似合うほど、お店の統一性はなく、多種多様なお店が揃っている印象。掘り出しモノが期待できそう笑
私が訪れたのは、2019年12月30日。年末ということもあってか、人通りも少なく、シャッターが多く見られたが、耐震工事の影響で立ち退きになっているお店が多い状況を考えると、通常運行だったのかもしれない。
モトコ―のネオンに導かれて
モトコーを元町駅から神戸駅の方面に向かって歩いてみた。
赤と青のネオンの色味が美しい…
シャッターが多いく、ちょっと暗い雰囲気。夜だから?
若者向けの衣料品店も。
「本年もよろしくお願い申し上げます。」
新年の挨拶の看板が年の瀬を感じさせる。
こちらは、「謹賀新年」の看板。天井が空の色か、カラフルでさきほどよりは明るい雰囲気になった。
元町高架2の看板は、ネオンではなく質素な感じ。でもそれもシンプルで良い。
トタン板への落書きが、こんなにも馴染むのはモトコ―ならではかもしれない。
シャッターが続く…
途中で可愛らしい、イラスト?を見かけた。落書きなのかわからないが、素朴ながらもオシャレに感じる壁画だ。
旧字体が使われているかなーり古そうな看板も発見!闇市の時からあるものだろうか。神戸らしい一面を見た。
こちらの元町高架2の看板は、カラフルなステンドグラス風。とても華やか。
「毎日が掘出市でーす」と書いてある割には、シャッターが多い。耐震工事の影響だろうか。
耐震工事というのは避けられない問題ではあるが、またひとつ昭和の遺産の灯が消えかかろうとしている…。
もう少し写真に納めておけばよかった…と思っても、後悔先に立たずではあるので、Deepランドで1つでも多く記録に残しておこう。
(訪問日:2019年12月)
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