このいカフェ|文化財の月崎駅舎下車、古民家カフェでランチを
小湊鐵道沿線の旅。養老渓谷で一泊する前に、月崎駅で降りて古民家カフェ「このいカフェ」でランチをいただきました!
サンキュー千葉フリー切符2022旅です。
小湊鐵道「月崎駅」/国登録有形文化財
千葉県市原市月崎。小湊鐵道「月崎駅」にて下車。
月崎(つきざき)。明治22年まで存在した旧月崎村。
大正15年(1926)開業の木造駅舎、国登録有形文化財に登録されている。現在は無人駅。時が止まったままの静かな待合室。
駅の外には国登録有形文化財の説明看板が設置されている。かつては北側に角屋の宿直室があったが現在は撤去されている様子。
旧下り線のプラットフォームも文化財だが、昭和42年の無人化による単線で使われ無くなっている。
以前の写真と比べると、全体的に綺麗に塗り直されているのと、左側の窓がサッシから木枠?改良されている。
駅前は広々。左手にお手洗いが二カ所あり、とても使い勝手が良い。
また、駅前のヤマザキショップ朝日屋で簡易委託による硬券乗車券の発売と、レンタサイクル(300円)もある。
また、駅降りて左手には「森ラジオステーション」。
いちはらアート×ミックス2014の時に制作された、保線の旧詰所小屋を使用した木村崇人のアート作品だそうで少し見学。
映画やドラマの撮影地としても使用されているよう。不定期に開放されているらしいので、いつか見学してみたい。
古民家カフェ「このいカフェ」
千葉県市原市月崎338−2「このいカフェ」
月崎駅から東へ徒歩5,6分。お目当ての古民家カフェ「このいカフェ」へ。
今回の2022年秋の訪問依頼、お気に入りの古民家カフェとなりその後も再訪問している。
何が好きかというと、まずこの古民家の特徴を生かしたお洒落な店内と、美味しい料理!どのメニューを頼んでも間違いない。
1年6ヶ月掛けてセルフリノベーションしたらしい。
書道家のシェフの作品も展示されている唯一無二な雰囲気。そして広い。
元々は、小湊鐵道の有力者?のお宅だったそうで立派な造りになっている。有力者というのはどなたか…
また、山側の敷地からは湧水が溢れている様子も窺える。
他に三組ほど。駐車場も広いので車で来ている方が大半かな。事前予約は不可。天気が良い日はテラス席も良いのでは。
お気に入りの梅みつソーダ。
自家製の梅と、コールドはサイズがビッグ!これで600円だからお得…
ランチに、自家製キッシュ(彩りサラダ・スープ・キャロットラペ・ヨーグルト付き)を注文。1300円。
野菜たっぷり&チーズが濃厚なキッシュ~美味しい。
こちらは、自家製ビーフシチュー(彩りサラダ・スープ・キャロットラペ・お漬物付き)2,200円。
たっぷりの赤ワインで煮込んだとろとろのお肉がゴロゴロ入っている。ワインのコクと甘みが口いっぱいに広がる幸せ。これが食べたくて小湊鐵道に乗ってこのいカフェまで来ていると言っても過言ではありません。
何度訪れても優しい店主さんと美味しい料理、独特なセンスに癒されます。
永昌寺トンネル(市原市月崎)
このいカフェから小湊鐵道月崎駅までの道のりも合わせて紹介。実際、旧月崎村の中心部はもっと東側で旧商店や商工会議所があるが今回は時間が無いので断念。
このいカフェの西側にあるトンネル。
永昌寺トンネルといい、明治31年(1898)竣工の歴史ある素掘りトンネル。
将棋の駒のような形状から「観音掘り」といわれ、日本古来の掘り方だそう。
月崎駅に車を停めて訪問している方が多いみたいでGoogleマップの口コミ件数が145件と多いのが驚き。一応車道なので歩く際は注意を。
トンネルの名前の由来になった永昌寺はこの山の上にあり、明治6年に仮校舎として月崎小学校が開校している。月崎小学校は昭和47年(1972)に閉校。跡地には記念碑が残っており、月崎駅から西へ徒歩2分、しかし現在は立ち入り禁止とのこと。学校入口の石畳だけ面影かも。
廃校を訪ねて……….月崎小学校跡 (2013年11月19日)(千葉県市原市)
月崎駅周辺には古い街灯も。こちらは建物も古そうでした。
(訪問日:2022年10月)
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