小湊の老舗菓子店「かまた」昭和4年創業。名物は”あんもり” -小湊⑶
安房小湊駅から歩いていて見かけた和菓子屋「和匠かまた」さん。遠くからも目立つ店名に惹かれ、鴨川の老舗和菓子ということでお土産を購入しました!
老舗の和匠かまた
千葉県鴨川市内浦2819。安房小湊駅から東へ徒歩8分ほど。
誕生寺へ行く途中の国道128号線の内浦交差点のそばにある和菓子店。「かまた」の文字が遠くからでも目立つ。
接客してくださった女将さんによると、創業は昭和4年(1929)。100年近い歴史のある老舗和菓子店だ。20年ほど前に現在の店舗の形になったそう。
店内には、名物の鯛せんべいをはじめとした定番のお菓子から、生クリーム大福も人気とのこと。種類が豊富で色とりどり綺麗~
おススメされたのが、「あんもり」というお菓子。
1個125円。見た目がずっしりと重そうなので身構えてしまうが、案外まるごと食べられてしまう美味しさ。外側はサクッとした食感の砂糖やもち米、ゆかりでできているしおがまに、適度な甘さのあんこが入っている。塩気と甘いあんこが良いバランス!
ゴマの方がすっきりとした味らしい。小湊では知らない人はいない?名物です。あんもりを専門で販売している「いろは堂」さんが有名らしい。
廣木堂支店 小湊 鎌田製菓舗
また、店内には鯛せんべいについてのパネルも。安房小湊で有名な鯛せんべいは各地のメーカーで製造されている。
元々は江戸時代文化年間より紺屋(染物屋)だったそうだが、大正末期から昭和初期頃、先々代が14歳のころに小湊にあった廣木堂で修行を行い暖簾分けされ、「廣木堂支店 小湊 鎌田製菓舗」として創業したのが始まりとのこと。
廣木堂は現在製造されていないが、その支店が百年近く続いているのは感慨深い。右手にある鯛せんべいの型は文化財に匹敵しそう。
また、「和菓子は日持ちしないから買える分だけ買ってください~」「電車の本数も減ったので逃さないように」と色々親切にしてくださった。感謝です!
(訪問日:2022年3月)
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