流鉄「小金城址駅」大金平県営住宅が解体された、駅前の商店街の現在…
千葉県のローカル線、流山線の各駅を散歩している。今回は、「小金城址駅」。城がつく名前からして、歴史が深そうで期待が高まる駅だ。
流山線「小金城址駅」
千葉県松戸市大金平4丁目。流山線「小金城址（こがねじょうし）駅」へ到着。
ホーロー看板の駅名が渋くてすき。
駅の西側は川が通っており、歩道橋が住宅街と結んでいる。商店はぱっと見なかったので東側へ行こう。
東側。階段があり、下には広い駐車場がある。なんだか開けた風景が広がっているな～とちょっと違和感を感じた。
「大金平県営住宅」
調べると、平成27年（2015）に耐震性の問題があり、県営住宅が解体されたそうだ。駅舎のみになり、以前とは全く違う姿に。
2011年のストリートビュー。
6階建ての大金平県営住宅は、1階に大きなマツモトキヨシの店舗があったそうだ。
マツモトキヨシの創業者、松本清記念館が東口から徒歩7分のところにあるので、駅前の店舗はかつては有名だったのかも？
建物が取り壊されて、今はなんだか心細い駅舎になっている。
小金城址駅前の商店街へ
東口から正面に、商店街らしき通りがあった。こちらはどれくらい建物が残っているかしら。
街灯がポツポツと立っている。夜になりかけているので、急がなければ！
赤い屋根の店舗は、商店？コンビニエンスストア？
ラッキーストライクの看板。煙草なども販売しているみたい。
現在は、建築工具・材料販売の「マルハン」。黄色い看板が明らかに新しい。
昔は青い鳥が描かれた「KCS ひらのや」ローカルなコンビニエンスストアだったようだ。
左手にはクリーニング屋「ひまわり」。通りに面して住宅が並んでいるので建替えが進んでいるのだと思われる。
次第に古い個人商店の建物が見えてきた。手前の店舗は、以前は「ふとんの秩父屋」。
2014年のストリートビューを見ると、角に赤い屋根の喫茶店のような建物があるけれど…
喫茶店「りべるて２」
次の角を右折。メインストリートからは外れるが、裏道にも営業しているお店があった。
自家焙煎珈琲ショップ「りべるて２」。
ホームページには「自家焙煎とジャズライブの店」と紹介されている。創業は昭和50年(1975）。
２ならば、他の店舗もあるのかな？暗い中、明るい光が漏れている喫茶店…ついつい立ち寄りたくなる。
店内を見たら、地元の方で賑わっていたのでこの日は退散…
最近は、喫茶店がある駅が珍しくなっているのだが、小金城址駅は穴場だな～
穏やかな商店街を散歩
引き続きメインストリートを散歩。一番左の店舗は和菓子屋「たからや大金平店」。
右側が歩道になっているのでとても歩きやすい。穏やかな時間が流れている。
おお～！これは各地の商店街でよく見かけるタイプの建物！7軒分横に繋がっている。
小金城址駅前の商店街の中心部かもしれない。カラフルな建物に多くの人が集っていた様子が想像できる。
一番右は、喫茶店？ファンシーグッズ、コーヒー「petit（プチ）」とある。
ネットで情報を載せている人がほぼいないのだけれど、どうなんだろう～営業していたなら入れば良かった…
シャッター通りになっている中…焼き鳥屋さん！
「肉のハヤシ」では焼き鳥が店頭で販売されており、地元の方がふらっと立ち寄っていた。良い匂いがたまらん。左隣は、かつては「柳沢豆腐店」。
お、文房具屋「テン」も営業している。ファンシー文具も取り扱っているのかな？
レトロなガチャガチャが並んでいて、こういう小さな文房具屋って珍しいのでは？素敵。
文房具屋の向かい側は駐車場になっているが、2011年では建物が建っていた。
写真屋や喫茶店など、跡形もなくなっている。
街灯も心なしかか細い光。
飛び飛びになっているが、商店街はまだつづいている。
先ほど見かけた焼き鳥屋の向かい側。町中華「大楽」があった。
口コミが少ないが、のれんが出ているので営業しているのだろう。
焼き鳥屋に中華料理屋、喫茶店。
地域の穏やかな時間が流れている商店街は、現在も生きている。
小金城址駅近く
小金城址駅へ戻り、線路に沿って北側へ。駅前の県営住宅が無くなり、駅前の古い建物は少しづつ取り壊されているようだ。
さらに進むと、赤と緑の目立つ看板を発見。
激安、わいわいショップ。ローカルなスーパーかな？
昔の様子を見ると、野菜など充実した品そろえ。
わいわいショップから先は住宅街になっているので、商店街はここまで。降りてみると発見があって楽しい駅だった。
(訪問日：2021年1月）
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