「双子鮨」北千住のきたなうまい店。北千住の遊郭にも詳しい店主とランチが最高

「双子鮨」北千住のきたなうまい店。北千住の遊郭にも詳しい店主とランチが最高

北千住に訪れる際は、みなさんどこへ行くだろうか?私は北千住と言えば遊廓、赤線を探索したいと思う年ごろになってしまった。そう、北千住にもかつて遊廓や赤線の歴史が存在していた。

 

その当時をよく知る方がいると聞き、立ち寄ったのが「双子鮨」だった。メニューもかなりの食べ応えがあったのだが、それ以上に貴重なお話を伺うことができたのは価値が高い。

 

北千住「双子鮨」

双子鮨は、北千住駅西口から徒歩10分ほどにある大門商店街の一角にある。

 

大門商店街

創業60年以上、ボロボロな外観から想像もできないほど、コスパ最強の海鮮丼や鮨を頂くことができると有名だ。

 

双子鮨外観

足立区でトップのコスパなのでは、とも言われている。

渋い
側面はかなり老朽化
ショーケースも

ランチメニューは手書き。テイクアウトも可能らしい。

学生大盛り無料というのは素晴らしいな…それにしてもメニューがどれも魅力的で迷う。

メニュー

 

テレビなどメディアでもよく取り上げられており、「きたなウマい店」として有名のようだ。

双子鮨

営業時間:11時~20時30分

定休日:火曜日

 

噂の海鮮丼!

私も海鮮丼のランチを頂いた。ネギトロゆっけ(800円)と海鮮丼(650円)。

 

ネギトロゆっけと海鮮丼

味噌汁もついてくる。まぐろゆっけはちょっとピリ辛。辛いのが好きな私にぴったりの味。こんなに安くて良いのだろうか…?とても新鮮な無駄なものが入っていないネギトロは美味しい。

ネギトロゆっけ丼
海鮮丼

店内はそんなに広くなく、カウンター3席。座敷1席。距離の近さも魅力だ。

レトロな雰囲気が残る店内でいただくからこそ、さらに美味しく感じれるのだろう。

 

遊廓や赤線の話

現在は接客をあまりしていない店主。息子さんがメインで接客をしており、私が一眼レフで海鮮丼を必死に撮っていたため、話しかけられたのが会話のはじまり。週刊誌の取材?と聞かれたが、そんな風に見えるのだろうか?笑

 

私が赤線について調べていると話すと、昔の記憶を辿って様々な話をしてくださった。10年くらい前までは北千住にもカフェー建築の遺構が数多く残っていたらしい。ガソリンスタンドから交番までの一帯は囲われ、銅、木製の大門が立っていた。米軍が進駐してきてからは、兵士が待機しているのを見たことがあると。

 

吉原へ客を送ったタクシー運転手が北千住で休憩したり、北千住で遊んでから玉ノ井まで歩いてはしごする客もいたのだとか。昔は貯金という考えもなく、全部つぎ込むのが当たり前。

 

お店や地域の話

一方で双子鮨についても、10年前とネタの種類が変わったらしい。それは海水温の上昇で魚の捕獲量が減っていることが原因。かなり前は、東京の規制が厳しかったため、船橋や松戸の方まで魚の買い出しに行っていたとか。船橋は安くて美味しい魚が多かったらしいが、今は高いとのこと。競馬が好きな店主はよく船橋のヘルスセンターなどにも訪れることがあったらしい。自転車では1時間半かかるが、行っていた。

 

また、昨年の台風の際は荒川が危険だったため、近くの小学校へと避難。双子鮨の建物も、かなり老朽化が激しく危険だ。

私と同じように歴史好きのお客がよく来店するためか、饒舌な店主との会話は時間を忘れるほど。

 

北千住の赤線探索についてはこちら↓

千住遊廓(柳新地)のカフェー建築を探して。千住遊廓の歴史-北千住⑴

千住遊廓(柳新地)と大門商店街。千住遊廓の歴史-北千住⑵

 

 

(訪問日:2020年7月)