北習志野・和菓子屋「梅月」。一目惚れした和菓子と店主の魅力を伝えたい! -北習⑥
情報が無いお店を記録したい、その一方で営業しているのか?どんな商品が並んでいるのか?常にドキドキしながらお店へ向かうことになる。
今回の船橋市・北習志野駅近くの和菓子屋「梅月」もネットに情報が少ない和菓子屋だった。
北習志野駅近くの和菓子屋
千葉県船橋市西習志野2丁目28−1。新京成線・東葉高速鉄道「北習志野駅」。
以前、駅周辺の商店街についてはたっぷり紹介した。「JuJuきたなら商店街」船橋の第二のまち。賑わっていた北習志野の商店街 ー北習①
今回は、北習志野駅から西側の住宅街、徒歩5分ほどにある和菓子屋へ。北習志野駅と高根木戸駅の中間あたりに位置する。
なぜ、このお店に注目したのかというと、情報が全然なかったから。普段、グーグルマップをひたすら眺めながら良いお店を探しているのだが、「梅月」はどんな商品を扱っているのかが全く見えなかった。
「なんてったって芝山」の記事にお店の紹介はあるものの、2012年の情報。もしかしたら今は営業していないかも…と不安を抱えながら訪れると、しっかりと営業中だった!
手描きの広告があるお店は信頼できるというのは私の自論笑
グーグルマップにも情報が無かったけど、定休日は水曜日!とのこと。メモメモ。
駐車場は…ないかもしれない。お店の横に少し停めるとか?駅から近いので歩くのが良いと思う。
「梅月」のカラフルな和菓子に一目惚れ
店内に入ると、カラフルな和菓子がずらーっと並んでいて一目惚れ。完璧に心を奪われた。
上生菓子、形や色味が好み!
私の和菓子屋のすきな基準があって、
・手作り感があること
・カラフル、遊び心がある
・手ごろな価格
・外観がレトロ
あくまで個人的な基準だけど、このお店はぴったりマッチしていた。
各地の和菓子屋を周っているけど、ここだ!と思うお店は少ない。以前紹介した、習志野駅の「ふなよし」は上生菓子が美しかったから好き。
訪れたのは3月下旬だったけど、若鮎の和菓子が。5月くらいのイメージだったから一足早く出ているのかな?
種類が豊富すぎて、選ぶのが大変…家族の分も含めて買おう。
今回は買わなかったけど、雪うさぎ、可愛いな~
隣は箱詰めされたお菓子。
そして、もう一つ魅力がある。
店主のおじいちゃんがお話好きだということ。話が止まらなくて長話してしまうほどだった。とても楽しい時間を過ごせた。
創業は60年以上。元々は新小岩で和菓子屋を10年ほど営んでいたが、借家だったため新しい場所を探していたところ、船橋市の北習志野の現在の場所に偶然決まったという。
「駅からも徒歩6~7分で便利だよ~」とのことだった。
和菓子職人になるまでに10年かかると言われている。
そのため、和菓子職人を目指す若者が減っているというのが悩み。梅月は息子さんが2代目として一緒に和菓子をつくられているが、以前までは近隣の学校で和菓子の体験教室なども開いていたという。
若いころから社交ダンスを習っていた店主は、現在84歳!
健康の秘訣は筋トレだという。「健康がすべて」と話していた。
80歳過ぎて筋トレを習慣にしているなんて…!尊敬します。
浅草のキャバレーや熱海のニューアカオの話も聞くことができた。昭和のことを聞きたいときはまた訪れたいな。
毎月、和菓子の種類は変わるそうだ。4月は紫系、あやめがモチーフになるかもと。季節ごとに訪れたくなるな~
店主の朗らかな人柄も含めて、とても好きなお店になった。
初めて訪れた人を惹きつける魅力。こういうお店が残っていて嬉しい。
購入した和菓子がこちら
選びきれずたくさん購入してしまった。
花かすみ、菜の花、舟のお菓子。見た目もとても可愛らしい。春ですね~
梅どら焼き(180円)が美味しかった。青梅を甘く煮たものが丸ごと一個入っている。
あと、お団子3本入り240円と書いてあったこちら。
お団子というより、ご家宝というきな粉に水あめなどを混ぜたお菓子みたい。とても好み!
若鮎の中身はぎゅうひ!
え~これ美味しい!もちもちしていて食感が楽しい。
なんでこんなに素敵なお店なのに情報が無いのだろう?近所の常連さんは、敢えて口コミにわざわざ書かないからかな~
若干駅からも離れているし、隠れ名店を知ってしまったな。お近くの方はぜひ~
2022年5月追記:
(訪問日:2021年3月)
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若鮎、私はあんこも入っているイメージだったのですが、岐阜出身のうちの奥さんは、あんこが入っているのは許せないそうです。
こちらの若鮎は、純粋に求肥だけなので大変喜んで食べています。
また、端午の節句も、柏餅よりちまき(細長いやつ)派なのですが、梅月さんはちまきを売ってくれていて、去年感激していました。