木更津「宮の湯」唯一の老舗銭湯入浴!”草津温泉”の湯 -木更津29

木更津駅近くの老舗銭湯「宮の湯」!念願叶って入浴してきました~
木更津唯一の現役の古き銭湯。草津温泉の湯が特徴的です。
木更津の銭湯「宮の湯」
千葉県木更津市富士見1丁目13−17。JR内房線「木更津駅」西口から徒歩5分ほど、大通りから少し奥まった場所にあるが煙突からの煙に誘われて細道へ。

以前も記事にまとめたが→銭湯「宮の湯」~矢那川沿いの病院建築、木更津キャッツアイのロケ地 -木更津⒆
昭和4年(1929)の松井天山による鳥瞰図にも載っている銭湯で、100年以上の歴史がある。店舗入り口は改装されており、安心のフロント形式ではあるものの、よく見たら昔から造りは変わっていない様子。天井高い脱衣所が気持ち良かった…!

裏手には大きな煙突がドーンと!

駅からも近く、駐車場も15台ほどあり利便性が良いからか地元の方だけでなく大会終わりのランナーとみられる方々で銭湯不況を感じさせないほど賑わっていた。

宮の湯入浴レポート
6月の休日。この日も朝早くから母と木更津駅周辺を歩いていた。まだ季節的には6月だというのにもう真夏の暑さ…汗を早く流したい!と思い開店時間に合わせて訪れると既にお客さんで一杯だった。
どうやらこの日は大会があり?海ほたるも近いので宮の湯で汗を流そうと考えている方が男女ともに集まっている様子。もちろん地元のおばあちゃん達もいるが老若男女問わず盛況だった。凄い。

看板にある「草津温泉」は以前は草津から運んでいたらしい?が今は入浴剤に変ったらしい。それでも白く濁った硫黄の香りが鼻を抜ける。
「草津湯の硫黄の匂いが結構キツイので好き嫌いがハッキリするかも」とGoogleマップの口コミにあったが私は好きだった。帰宅しても硫黄の匂いがする…笑
ジャグジーに電気風呂、水風呂とサウナ。浴室正面には富士山や山の壮大なペンキ絵!そして元気の秘訣は水風呂よ!と言わんばかりに水風呂内をすいすい泳ぐ常連さん。確かに水風呂が気持ち良い温度設定だったな~
元漁師町木更津っぽい元気な銭湯だった。
(訪問日:2022年6月)
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地図を片手にウロウロしながらたどり着く初めての銭湯って、胸が期待に高まりますよね?
いつも思うのですが、地区ごとに(=自宅から徒歩圏に)銭湯があって、地域の人みんなが「お湯」をシェアすれば、本当にわざわざ「SDGs」なんてキザな横文字を言わなくても、持続可能な社会を実践できると思います。
エネルギー(ガス、電気)は節約できるし【→環境に優しい銭湯】、銭湯でのコミュニケーションは疲れた現代人の心を癒すし【→人に優しい銭湯】、銭湯って、いいことダラケなのですけどね(←悪いところが見当たらない)、そういう銭湯が減り続けている現状、寂しい限りです。
大阪万博に2000億円以上も費やすなら、「日本の銭湯の灯」の復活に同じぐらいの予算を割いて欲しいです。銭湯というのは、世界にも類のない日本の文化なのですから。
(追記:千葉県の銭湯も2023年12月1日から20円値上がりして500円へ。銭湯の店主のみなさん、どうぞがんばって下さい)