旧海軍「木更津航空基地」の歴史と「六軒町」遊廓について少し

旧海軍「木更津航空基地」の歴史と「六軒町」遊廓について少し

今回は、房総の定番観光地・海ほたると陸上自衛隊木更津駐屯地の周辺をドライブ。

木更津の遊廓の続きも少しだけ紹介します。

海ほたるPAに立ち寄る

千葉県木更津市中島。東京湾に浮かぶパーキングエリアとして、多くの観光客で賑わう場所。前回の金田小学校から向かってみる。

木更津市金田。三井アウトレットパーク木更津など開発が進むエリアではあるが、一本道を外れると旧市街地の街並みが残っているらしい。今度は車から降りて歩いてみたい。

龍宮城スパ ホテル三日月の看板

東京湾アクアライン。車から撮影すると大きな軍艦に吸い込まれるような海ほたるの外観にワクワク。

海ほたる!

神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ東京湾アクアライン上にある海上パーキングエリアです。4階にはガラス張りの大回廊にて海を眺めながらのショッピングを、また5階レストランフロアでは海を見ながらのお食事を楽しんで頂けます。

日本で唯一のパーキングエリア内ゲームセンターや約1年後にお手紙をお届けするタイムカプセルポスト、大切な人に思いを届ける「幸せの鐘」など、年齢を問わずお楽しみ頂けるパーキングエリアです。(まるごとeちば!より)

予想はしていたものの、土日だったので家族連れで賑わっていた。晴れていたら景色も良いのだろうけど曇り…

展望スポット

海ほたるは、多くの方が既知の事実だと思うので私からは語らないでおこう…

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陸上自衛隊 木更津駐屯地

次の目的地は、陸上自衛隊 木更津駐屯地。千葉県木更津市吾妻地先。海ほたるから海沿いを走って外から眺める。弟の要望である。

陸上自衛隊 木更津駐屯地へ向かう

県道87号を走っていて目の前に現れた大きな倉庫は、海上自衛隊 航空補給処らしい。青戸緑の蒲鉾型の巨大倉庫に圧巻。桜と妙にマッチしている。

巌根駅方面には、木更津分屯基地があるが別の機会に。そちらは補給倉庫で、航空部隊は所在しないが、旧軍時代の建物も残っていることから映画の『永遠のゼロ』のロケ地としても利用されたと「静止した街並みを駆けろ:千葉県木更津市」に紹介されている。

倉庫が並ぶ

陸上自衛隊 木更津駐屯地の周辺をドライブ。正門が見えたが車から撮影したのでブレている。

木更津駐屯地

周囲は鉄格子と背の高い松の木で囲まれている。

こちらも戦前の旧軍時代の建物は残っているのだろうか。

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旧海軍時代の「木更津航空基地」について

木更津駐屯地のホームページには、戦時中に造られた航空機格納用の掩壕や木更津海軍時代から残る格納庫、大戦中に航空安全を祈願して建立された航空神社、昭和天皇が行幸された記念の碑が写真付きで紹介されている。

昭和11年に木更津海軍航空隊として創設され、現在の木更津駐屯地に至る。

木更津駐屯地は、昭和11年に木更津海軍航空隊の創設により航空基地として運用が開始されました。
終戦後にアメリカ軍が進駐して、アメリカ軍が管轄する航空基地としてしばらくの間使用されていましたが、昭和33年に航空自衛隊が移駐し、その後、アメリカ軍と共同で使用していました。

基地内にあるという「木更津航空資料館」もいつか見学してみたい。10日前までに事前予約が必要らしい。しかも、土日祝が休み…社会人無理だ。

航空資料館には、旧海軍時代の「木更津航空基地」の門標をはじめとする貴重な資料を多数展示している他、第2次世界大戦終了後、アメリカ軍進駐時から現在に至るまでの資料を数多く展示しています。
また、館内には第1ヘリコプター団において現在装備されているCH-47の前身であるV-107(VIP仕様)を展示しています。このほか、資料館外には、同じくLR-2の前身であるLR-1(2020号機)も展示しています。

敷地の外を流れる川

三角屋根の倉庫が、木更津海軍時代から残る格納庫らしい。現役?

戦後、進駐軍が来ているということは周辺の町も賑わっていたのか…それとも木更津駅方面が近いので、木更津の飲み屋街が賑わっていたのかな。

戦前、木更津海軍航空隊から離れた場所に遊廓を、として設置されたのが現在の永井作豆造279番地で、六軒町と呼ばれていた。最寄り駅は、JR久留里線祇園駅。祇園という名称からも繁華街だったことが想像できるが今は特に残っていないがその名残か飲み屋街がちらほら散見される。また改めて調べに行こう。

 

 

(訪問日:2022年3月)

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