木更津に残る近代建築巡り。昭和初期築のタイル壁看板建築 -木更津27
今回は木更津に残る近代建築巡り!
以前も詳しく木更津は記事にまとめましたが、今回は母と一緒にその後の変化や以前気づかなかったところなど追加で巡ります~
木更津 近代建築巡り
千葉県木更津市。JR内房線「木更津駅」西口一帯、まずは富士見通りの北側から最後は南側までぐるっと巡る。
与三郎通りには蔦に覆われた小さな近代建築が残っている。→「与三郎通り」木更津の裏路地に残る鑑札。怪しい大人の雰囲気が漂う ー木更津⑸
「内山呉服店」として現役!
昭和10年築で、現在も戦時中の焼夷弾の破片がめり込んだ跡が残っているという噂があるがぱっと見分からず。今度お店が開いているときに聞いてみよう。
また、こちらは木更津を代表する昭和7年築の看板建築!「金田屋リヒトミューレ」というアンティークショップとして営業中。
う~ん、何度見ても美しい欄間にうっとり。店内にはこのガラスを模したアクセサリーも販売されていた。アンティーク好きな方は店内も楽しいと思う。母もガラスの石蹴りを二つ購入していた。
こちらは、最近メディアでも度々見かける「山田眼科医院」。ブログで発信した影響なのか、廃醫院の建物の価値がロケ地として露わになるのは嬉しい。
元旅館、元カフェー?
元銭湯の前にあるピンク色の建物は元「フヂヤビヤホール」。ビヤホール…響きが良いな。
現在は民家で数年前に改装されているが、よくよく見たら二階の窓!富士山と松が見えるんだけど…
ただならぬ雰囲気。そして改装前の1階はタイル張りの柱に扉があり飲食店の面影があったが、恐らくその前にも改装されていて一番下にはカラフルなタイルが隠れていた。今回の民家改装によってそのタイルは以前よりも露わになったが、元々のカフェー?時代のタイルではないか?と妄想してしまう。
民家、解体となるのが惜しい建物だなあ。向かいには元映画館、元銭湯、歓楽街の一帯に古くから存在し建物ではないかな…と。
そして移動し、またしても別の歓楽街跡地。Googleストリートビューも立ち入ることが出来ない裏手に残る元旅館のような建物。気になる…
矢那川を渡って南側へ。以前は営業していたが今はどうなんだろう?青果などを扱う町の小さな食料品店「小林食品」。
駐車場の奥に石造りの蔵のみが残る。残っているというか残されたというか…
商店の店舗や母屋部分は解体されて蔵と屋敷神のみが歴史を今に伝えているようだった。
和洋菓子店の近代建築
そして房総往還沿い。今回の目的地である近代建築が一軒。
洋風な佇まいの「村商店」の建物。
「きさらづ界隈通信|市民に力を パワー・トゥ・ザ・ピープル」によると昭和初期の看板建築とのこと。ネットにあまり情報は多くない。
木更津市 吉村商店 菓子卸業
昭和初期の建築。外壁をタイルで装飾した看板建築。現在、菓子卸業を営んでいる。
現在も菓子卸業を営んでいる現役ってこと?
ネットに情報が多くない中でこの建物が近代建築だと判明したのは、木更津の古写真を眺めていた時に戦前の写真に今と変わらない姿が写っていたのである。
左側にある丸い窓が印象的だった。100年前と変わらず。というか、一見すると現代の建物と思ってしまいそうなハイカラなデザインだ。でもよく見るとガラスや木枠が全て古い。
また、向かいには小さな店舗で「アイスクリーム」の文字が残っていた。こちらで販売もしていたのかな?
店舗部分だけ古いまま残っているようだ。文化財登録ならないかな~
矢那川を渡って駅方面へ。山崎公園傍の病院建築も健在だった。
木更津の良さは多すぎて本当に時間が足りない~
いつか街歩きツアー開催してみたいな。
(訪問日:2022年6月)
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