キノエネ醬油株式会社|野田市.200年の歴史と国登録有形文化財を見学
野田にある「キノエネ醬油株式会社」。現在も200年近い歴史を伝える醤油醸造会社であり、敷地内の建物は国登録有形文化財に登録されている。
その文化財にもなった社屋で直売所がオープンされたと聞き、実際に伺いました。
キノエネ醤油(株)と歴史
千葉県野田市中野台157。東武アーバンパークライン「愛宕駅」西口から徒歩10分!野田の醬油醸造会社はキッコーマンだけではないのです。
以前訪問した際は建物外観を撮影し記事にまとめました↓
https://deepland.blog/noda-syouyu/
この時に2022年春に直売所がオープンしたと知り、母が私の代わりに訪問してくれたのが今回の記事。文化財の建物内も見学できるので直売所のオープンは物凄く嬉しい。
キノエネ醬油株式会社は、天保元年(1830年)に創業。
かつて野田には他薄の醤油醸造会社が存在したが、共同出資をしてキッコーマンに。それに対して、野田で唯一キノエネ醬油株式会社は独立を維持してきたそうです。
店内にある木製の看板には、キノエネ醬油の商標登録と右側に「山下平兵衛醸造」と創業者の名前が見受けられる。
そしてもう一つ大きな木製看板。こちらは、キノエネ醬油の特約店「小林金太郎商店」の看板が保存されている。
金色の円に描かれた絵を見ると「東京勧業博覧会」で受賞したことが分かる。
明治28年(1895)に開催された「第4回内国勧業博覧会」での受賞のよう。
国登録有形文化財に登録された社屋
そして社屋が現在直売所としてオープンし、建物内も見学することが出来るようになった。対応してくださったスタッフさんも快く撮影許可を出してくださり、古い建物への理解もあることが助かる。
明治30年(1897)に住宅として建設され,町家風の主屋と離れの二つの部分から成り立つ伝統的木造建築。
台風と地震にはびくともしない強固な造りだそう。
洋風な応接室もそのまま残されているのは驚きだった。和洋折衷な社屋だ…
窓枠や扉も古いまま、大事に現在も応接室として使われている。
さらにもう一つ応接室!こちらは小さめ。一面ガラス張りでシンプルながら洒落た一角。この時代の応接間が改装されずに残っていること、そして一般に公開されていること、すべてが奇跡的で感動…
また、敷地内には大正期の旧火入れ場も残っている。またいつかこちらも見学してみたいな。
直売所 2022年オープン!
2022年6月に本社屋内に直売所コーナーがオープン!https://kinoene.com/index.php/news/open/
大人気の白ぽん酢、赤ぽん酢、白醤油やステーキソースなど想像以上に種類が多くてお土産に迷う~
スタッフの方が丁寧におススメを教えてくださいます。
人気の白ぽん酢は、柑橘系でさっぱり甘いポン酢。
本紫は、刺身醤油に。白醤油は、色が無いにもかかわらず味がしっかりしており、和食や煮物と相性が良いそう!
個人的には、人気の白ぽん酢が好みで、揚げ物が甘めサッパリな味付けになり重宝しておりました!また購入しに行きたい!!
皆さんもキノエネ醬油でお気に入りを探してみてください~
(訪問日:2022年9月)
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