千葉県で一番古い?和菓子屋「河内屋菓子店本店」検見川神社前にて -検見川⑸
検見川神社近くにある和菓子屋「河内屋菓子店」は、創業200年以上を超える老舗。
千葉県内で最も古い和菓子屋では?との情報もあるほどだ。歴史ある検見川神社参拝の際に、立ち寄りたい老舗和菓子屋へ。
検見川神社の参道?
千葉県千葉市花見川区検見川町1丁目。最寄り駅の京成千葉線「検見川(けみがわ)駅」から徒歩1分の検見川神社へ。
休日だったので多くの参拝客がいた。近くには易占所も。以前訪れた時は気づかなかったな~
鳥居から南へ伸びる道は、交通量が多く道が狭い。
商店街といえるほどのお店が営業していないのが現状。交差点の角にある木造建築。検見川神社の創建は平安時代と歴史深い。もっとお店とか賑わっていてもおかしくないはずだが…
交差点はちょうど「房総往還」と呼ばれる街道。館山市宮城から船橋市宮本まで内房を通る街道は、江戸時代に参勤交代としても利用された道だそうだ。
重要な街道の近くにある検見川神社。江戸時代の人々も立ち寄ったのだろうな。
河内屋菓子店 本店
そして房総往還から検見川神社へ分岐する交差点にあるのが、和菓子屋「河内屋菓子店」。
検見川神社の参拝客も次々と立ち寄っている。このお店以外に、お土産を買うようなお店が見当たらないので私も入ってみることに。
建物は新しいように見えたが、手描きの広告が入り口に見えてなんだかホッとした。
女性が接客をしてくれた。何気なく、創業の年代を伺ったところびっくり!
江戸時代の享和年間(1801~1803)だという!
現在の店主で6代目くらい。ざっと計算しても200年近く営業している和菓子屋ということに。「千葉県内では最も古い和菓子屋かな~」と話していたが、確かに製造販売している和菓子屋で江戸時代創業は聞いたことが無い気がする。
おススメは「検見川最中」。商品にも「創業享和年間」と記載されていた。
梅どら焼きは、梅がまるごと入っていて美味しい。
和菓子屋だが、マロンパイなど洋風な菓子も扱っていて、子供も好みそうだ。
今回は、あまり歴史について深く聞けなかったのだが、千葉県内で最も古い和菓子屋となると、お店の見方が変わってくる。
しかし、河内屋菓子店をしっかりと紹介している記事などが無いのが不思議。なぜだろう。
江戸時代創業を知らない人が多いのかな。
偶然素晴らしいお店と出会えてうれしい。
(訪問日:2021年1月)
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はじめて読ませていただきました。
素晴らしい仕事だと感心関心。
着眼点も素晴らしいし後世に残る貴重な資料ですね。
河内屋さんは改装後のようですが以前は職人さんが作業している姿が少し見える店舗でした。
和菓子、贈り物や土産物として重宝していました。
商店街も昔は凄く賑わっていましたが今は閑散としてしまい寂しくなりました。
河内屋の直ぐ近くには、たばこ屋さん、酒屋さん、電気屋さん、お菓子屋さんなど多数の店があり、今でいうところの雑貨店やスーパーみたいな食材を扱う店も何店舗かありました。
また時間あるときに散歩してほしいです。
明里さん。検見川は昭和の45年ぐらいまでは千葉県でも最大の漁港でしたそして海水浴や潮干狩りの観光地でもありました❗
海苔の養殖も盛んでした。
梅の湯で好きでお年寄りに話をうかがったら、風光明媚で賑やかで平和な町だった。と
目を細めておられました。
鳥瞰図を見ると、梅の湯の近所には薪炭店として『飯豊』の文字が見えます。
これは恐らく、千葉県内で有名なガソリンスタンドチェーンの『飯豊』の前身でしょうね。
検見川神社は、30年ほど前までは今ほどの賑わいはなくて、神奈川の寒川神社からきた宮司が
平成の始めごろから八方よけを流行らせまして、現在の賑わいがありますので、
門前町はありませんでした。
今のような拝殿や社務所ができたのは
埋め立てが終わったあとの昭和40年代末だと思います。
当時は神祇三社と呼ばれて、神主も常駐しない静かな漁村の鎮守だったようです。
鳥瞰図にも載っているお店がいくつもあるのは本当に嬉しくなりますね❗(^-^)
有名な陸軍検見川送信所も、丘の上にすでにあったようです。
久保田宗純さん、コメントありがとうございます!
検見川の変遷は興味深いですね。ガソリンスタンド「飯豊」、調べたみたいと思います!
検見川神社も今の賑わいから想像すると考えられないですね。私も久しぶりに梅の湯行きたくなりました♨