検見川の商店街「市川精肉店」のレトロかき氷。福仁湯は閉業 -検見川⑺
今回は京成幕張駅~検見川駅周辺。主に古くからの房総往還沿いを歩き、最後に検見川の老舗精肉店で昔懐かしいかき氷を頂きました!
幕張町の古民家
千葉県千葉市花見川区幕張町4丁目。京葉線「海浜幕張駅」から京成幕張駅方面まで歩いて来た。県道262号沿いは古い建物が残っていないと思っていたが、幕張4丁目の交差点の東側角に古民家が残っていたのでびっくり。
手前の空き地にも数年前まで同じく古民家があったようだが、現在は裏路地に残る一軒。今まで気づかなかったな~
向かい側の幕張銀座の入り口の角の敷地がちょうど工事中だった。
以前訪れた時はここに「志村薬局」があったのだけれど…「幕張銀座通り商栄会」レトロな商店街”銀座”、昭和にタイムスリップ! -幕張⑷
その隣は最近は駐車場だったが、2011年頃までは志村薬局に併設した庭園と思われる敷地だった。
房総往還の薬局と邸宅。またしても歴史ある建物が跡形も無く消えていく。次訪れた時は新築住宅が建っているのだろう。
また、以前は気づかなかったが、解体中の敷地の横道に煉瓦の壁を発見!
なぜ今まで気づかなかったのだろう…?
これは一見新しい煉瓦壁に見えるが、ちぐはぐな積み方や黒くなった色味から歴史を感じる。
その後は、幕張銀座通り商栄会へ。小さなコンビニのような「幕張食品」が営業中。
以前訪れた時は休みだったけど、平日は営業しているお店が多かったので一安心。
房総往還・福仁湯
再び、幕張駅入り口の交差点から表通りの房総往還沿いを探索。
左手に合間良三酒店。現在は飲み物とたばこの自動販売機が稼働しているので店舗としては営業していないようだ。
右手には公衆電話やたばこのホーロー看板。
たばこのショーケースと公衆電話の看板。この組み合わせが残っているのは珍しいかも。
そして幕張町5丁目、銭湯「福仁湯」。
古くからある銭湯だが、平成7年(1995)に新築オープン。しかし、暫く休業からの2020年3月に閉業してしまった。
入ることが叶わなかったが、せめて建物の記録だけでも残しておこうと立ち寄りました。近くだと、幕張駅北側の銭湯「鈴の湯」もあるが、最近休業?とのことで心配…
少し進んだ先には東洋バスの車庫?
検見川の商店街
幕張から検見川へ。以前も紹介した、検見川の街道沿いの商店街を半年ぶりに訪問。→以前の記事港町の面影そのまま「検見川商店街」。レトロ好きを唸らせる建物の宝庫だった -検見川⑹
ビタワンの看板が目印だった、秋元久三郎商店。
取り壊しになってる…新しい建物になるらしい。以前記録に残しておいて良かった。
また、角にあった青いタイルの建物も更地に…半年の間でこんなに変化しているとはびっくり。
市川精肉店でかき氷を食べた話は最後に紹介します。
街道沿いから検見川小学校の辺りをウロウロ。
この辺りの探索はまた別の日に行ったので詳しくはまた記事にまとめます!細い路地がたくさんあって街歩きが楽しい。
検見川小学校近くのゲートボール場。看板がレトロ。
高齢者スポーツ広場、工事中。新しく改修するのかな?
住宅街に残る平屋の建物群。
周りに新しいマンションなどが建っている中、昭和の風景が残っているのは貴重かも。
市川精肉店でかき氷
再び房総往還沿いの市川精肉店へ。
地元で愛される老舗で、いつもお客さんが買い物をしているのを横目で見ていた。今回はタイミング良く入ることができたのでかき氷を頂くことに。
精肉店でかき氷?と思ってしまうが、かなり古いかき氷機を現役で使われているので見逃せない。
中央には朝日と富士山、”初雪”の文字。色鮮やかでとても美しい。
そして、横にある取っ手で手で回すタイプ。現役で使われているのは珍しい。以前同じようなものを博物館で見たことがあるが、昭和10年~30年頃に使われていたと書いてあった。
このかき氷機は店主が違う方から譲り受けたそうだ。
そしてびっくりしたのが、値段。
かき氷150円…安すぎる。
ミルクやあずきをつけても200円、250円。
氷をセットして、店主のおじいちゃんが丁寧に作ってくださるかき氷。
私はこれほど古いかき氷機が動いている所を見るのは初めてなので大興奮!記録も残させて頂きました。
シャリシャリ…手で回すかき氷機は、耳に心地よい音が響いていた。そしてボリュームも満点!レモンとミルクを頂きました。
氷が見えないほどシロップやミルクがたっぷり。今年も夏祭りでかき氷を食べれなかったので、こうして商店街のお店でかき氷を頂けるのが本当に嬉しい。
店内にあるテーブルでかき氷を食べている間も地元の方が肉などを購入しに訪れていた。
幕張~検見川。何度も歩いているけれど新たな発見や、変化があり、街歩きは尽きないなと思う。今年の夏も、市川精肉店のかき氷を食べに行きたいな。
(訪問日:2021年9月)
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