上総湊周辺散歩|神明神社~レンガ造りの湊川橋梁 ―上総湊⑷

富津市湊。上総湊駅近くの旅館で一泊し、翌朝は海へと向かって散歩~
途中で見かけた煉瓦造りの建造物を中心にまとめます。
神明神社(富津市)
千葉県富津市湊323「神明神社」へ。「おちかんさま」の愛称で地元で親しまれているそう。

9月初旬に行われる港神明神社祭礼、来年こそ行ってみたい。2024年はコロナ禍を経て6年ぶりに開催されていた。

社殿は2019年の台風で被害を受けたらしく、トタン板に葺き替えられている。

神明神社を後に、住宅街を歩いていると三猿が祀られている一角に何だか惹きつけられた。凝った門構えの邸宅も歴史がありそうだなと。
そして本題の県道93号から海岸へ。この道沿いにある団子屋「大野屋」は朝早かったからかまだ営業していなかったのだが、2024年末で閉業になるらしい。無念。


海岸へ繋がるこの道沿いにも昔は商店が並んでいたのだろうか。地元の方によると大きな旅館もあったというが面影は見つけられなかった。
煉瓦造りの橋
左手の旧商店の目の前には内房線。
内房線⑹浜ガード。内房線のガード下をくぐると、もうひとつ煉瓦造りの橋桁が見えてきた。こちらは、旧橋台らしい。確かにレールが無い!
新旧の橋桁が並ぶ浜ガードとしてマニアの間では知られている場所らしく、のちに出てくる煉瓦造りの旧橋が関東大震災の影響を受け、現在使われている橋梁となったらしい。
現在は高さ制限の表示のために使われている。こういうのも文化財に登録されてもおかしくない。

その後、県道は釣船はあるものの住宅街が続く。2014年のストリートビューを見ると、向かいに古い街灯が建っており「天羽町湊商店会」とある。

現在は更地に。この辺りも商店街だったのか…
正直、もう少し昔の建物残っているかと思っていたがあまり無く海岸へ。

気持ちの良い青空だ。
富士山がハッキリと見えた。良い休日の朝を過している。仕事の疲れも癒される。

のどかな雰囲気で釣り場を楽しむ人々。
以前の上総湊の記事で触れたが、ここはかつて東京湾汽船の寄港地として知られたが、関東大震災による海底が1m隆起したため、大型船が利用できなくなったという歴史がある。
関東大震災以前、水運が栄えた頃の上総湊を見てみたい。今は戦前の絵葉書から知るくらいしかできないが。

港から湊川沿いを歩くと、湊川橋梁の手前に煉瓦造りの橋台が見えてくる。ここは有名なスポット。内房線に乗っていても上から見える。

大正5年(1916)年に開業した湊川橋梁だったが、大正12年の関東大震災で落橋。現在残る煉瓦造りの橋はそのまま放置され、現在使用されている新しい湊川橋梁が建設されることになったという。
石と煉瓦で造られた橋脚の一部がそのまま現存。フェンスで囲まれているので近づけるのは手前だけかな。干潮時には湊川に隠れている橋も現れるらしい。


湊川の反対側にも一部残っている様子。
上総湊は個人的にお気に入りの町。まだまだ探索続きます。
(訪問日:2023年2月)
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お疲れさまです。疲れてるんでしょう?寒暖差、激しいですもんね?記事タイトル間違ってません?
新明神社ではなく神明神社では?
・・・神明神社と言えば鬼越の神明神社で子供の頃よく遊びました。
基礎が煉瓦積みであることを指摘されていたあの神社です。
子供の頃から良く知った神社なので目の当たりにしていたのでしょうが全く気が付きませんでした。
さすがのご慧眼でございます。
眼と言えば明里さんのような目力のある女性とすれ違ったような気がなんとなく・・・。