東洋一の海中展望塔「かつうら海中公園・海の博物館」-勝浦⑺
「ダイバー気分、夢と感動の指定席」と紹介されている「千葉県勝浦海中公園センター」、そして隣にある「千葉県立中央博物館分館 海の博物館」を紹介。
勝浦観光の際にはぜひ立ち寄って欲しい観光スポットである。
かつうら海中公園へ!
通称かつうら海中公園である千葉県立勝浦海中公園センターは、JR鵜原駅から徒歩15分ほど。170台駐車できる駐車場があるので車でも。
私は鵜原駅から向かうことに。観光スポットがあるとは思えないくらいのどかなホーム。
無人駅だったが、観光案内所におじさんが一人常駐しているようで、有料で荷物を預かってくださった。コインロッカーが無いので観光客にはとても有難い。
駅前は商店街などは無く、ただひたすらに道路。
かつうら海中公園を指す看板が見えてきた。トンネルを抜けた先のようだ。
真夏でもトンネルは涼しい。交通量は多いので、車で勝浦を巡っている観光客は多いことがわかった。
船が草むらに放置されている。
すぐそばはもう海!早く海にたどり着きたい
かつうら海中公園
かつうら海中公園へ到着。家族連れでとても賑わっている。鵜原漁協売店ではお土産も買えるらしい。また、海の資料館や海を臨むレストラン「レストラン三日月亭」など、この場所だけでも十分楽しめる。
店内で見つけた千葉のしょうゆサイダー(110円)。千葉県産ヤマサ醤油使用のサイダーはどんな味なのでしょう?
…コーラに近い感じですね。普通に美味しい。海水浴場では夏を満喫する人々がたくさんいた。
海中展望塔
肝心の海中展望塔は、待ち時間30分!新型コロナウイルス対策のため、入場制限をしているからだ。ここまで来て諦めるのも後悔しそうなので待つことに。
料金は透明度によって変動する。勝浦で宿泊した旅館松の家で10%オフクーポンを頂いたので980円の10%でチケットを購入。
透明度4m以上(通常料金)
大人(高校生以上):980円
中人(小・中学生):480円
小人:(4歳以上の幼児):220円
展望塔へは、トンネルを抜けて通路へと行く。サメの口のようなトンネルにワクワク。
トンネルを出ると、魚の巨大な像が。ここで写真を撮ればインスタ映えしそう?!
断崖絶壁と海のコラボレーションはなかなか見ることができない景色。海風もとても気持ち良い
いよいよ展望塔へ!直線の道が展望塔への期待感を高める。東洋一の規模を誇る海中展望塔は高さ24.4m、水深8m。寒流と暖流の接点にあるこのあたりには海の生物が豊富で、季節ごとに様々な魚が見えるらしい。
高所恐怖症の人はちょっと怖いかもしれないが、海はエメラルドグリーンでとても綺麗。房総の海って本当に綺麗でずっと眺めてられる。
今から行く展望塔は、まさに海の上に建っている。
入り口でチケットを見せて現れたのは螺旋階段。水深8メートルまで一気に下がる。
水深8メートルから海を眺める。小さな窓が並んでいるのだが、そこに顔を近づければ魚が群がっている。自然観照館であるため、何が見えるかは誰にもわからない。
周りの子供はとても大興奮していた。ありきたりな水族館に飽きた方にはぴったりかもしれない。
そして至る所にさかなくんが書いたと思われるポスターと直筆のサイン。魚の説明がとてもわかりやすい。
上り専用階段、螺旋階段を上っていくと展望台に到着。水平線が丸く見える展望台は、夕方の時間、きっと幻想的な風景が広がっているのだろう。
勝浦海中公園
営業時間:9時~17時
年中無休
エレベーター設備はなし
海の博物館
かつうら海中公園のお隣にある千葉県立中央博物館分館 海の博物館。房総の自然をテーマにした自然史博物館とのこと。たまには理系の知識も吸収しないとね!
常設展示は4つのコーナーに分かれている。「房総の海」「さまざまな海の姿」「博物館をとりまく自然 」「海と遊ぼう」。
ロビーには巨大なエチゼンクラゲの標本。
体長10.5mのツチクジラの骨格の展示はロビーの外に展示されている。なんとなく雰囲気が上野にある国立科学博物館に似ていると思った。
企画展示室では貴重なダイオウイカの展示も。以前話題になって深海の巨大イカがここで眠っていたとは!これは2007年1月に山口県の漁港に漂着した死亡個体。
2007年5月に海の博物館に譲渡され保存されているという。ちなみに千葉県沿岸では大きなダイオウイカの漂着はまだ無いらしい。
ダイオウイカの大きさに大人もびっくり。釘付けになる。
海の博物館
開館時間:9時~16時30分
一般:200円
高校生・大学生:100円
中学生以下・65歳以上:無料
休館日:月曜日
一通り展示を見たが、大学生100円…安すぎるのではないか。それくらい充実した博物館だった。生き物が好きな方はぜひ立ち寄ってほしい。
(訪問日:2020年8月)
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