「なにもない」とアピールする勝浦中央商店街で見つけた「港こおり屋」の絶品かき氷 -勝浦⑸

勝浦中央商店街と呼ばれる勝浦の中でもレトロな商店街が残る通りを探索!「何もない。でもなんかいいんだなぁ~!」との逆に開き直ったキャッチコピーがホームページに載っている中央商店街。
何もないと言いながら良いお店を発見してしまったよ!
勝浦中央商店街へ
大多喜街道と128号線の勝浦市墨名の交差点から南へ。商店が並ぶ通りが勝浦中央商店街だ。
2000年に商店街と朝市の活性化を目的に勝浦中央商店街活性化委員会を設立したらしい。新型コロナウイルスの影響が出ている中、テイクアウトに関するチラシも作成しているなど、とても積極的に活動しているみたい。

最初に気になったのが、明らかに本屋なのに花火を販売しているお店。元々は「ばてんや書店」という老舗の本屋らしいが日本一花火が安い店に…!隣の店舗も大金屋という衣料品店だったはず。

正面の花屋のハナモトは営業しているが、かなり廃業してしまった店舗も多く、よくある地方の商店街を表している。商店街に残る建物は、どれも個性的で見ているだけで楽しい。

理容池田は、現在も営業していそうな雰囲気。その奥にあるのは植村薬局。手前はクリーニングバロー。正面には平成4年の住宅地図に新宿中村屋とある。新宿中村屋ってあの有名店?

真ん中あたりに来ると、結構お店も営業している。なぜか写真に写していなかったのだが、交通量がある上に歩道が狭いので写真が撮りにくい。

もつ焼きたぬきは元々は「丸理容室」。平成4年以降変わったのだろうか。

右手奥にあるミニデパートのような建物は「洋品のセキトク」。

手焼きせんべい治郎兵は営業していなかったが定休日だろうか。

おしゃれの店フクモトと右が栖原屋呉服店。結構衣料品店が多い。


港こおり屋 MUGEN
途中で見かけたかき氷屋「港こおり屋」が気になったので行ってみた。が、定休日は不定期。開いていたらラッキーとの噂通り、私が行った時は閉まっていた。でも、どうしても諦められずに椅子で待っていると午前11時頃から開店準備をするために女性がお店に来た。11時過ぎから開店とのことなので、時間には気を付けよう。

行列ができると書いてあるくらい地元の方に愛されているお店らしい。

ここの特徴は種類が豊富かつ、安いこと。都内で購入したら一体いくらするのだろうかというくらい比較できない。

かき氷のメニューがみたことがないほど、豊富。インスタ映えも狙っているわけでもなく、美味しさを追求しているような雰囲気。どれを頼んでも美味しそう。

れんにゅうココア(400円)とマンゴー・マンゴー(500円)を注文。

こんなに多くて食べれるか不安…と思っていたのにあっという間に完食してしまった。ふわふわなかき氷が口の中ですぐに溶けてしまうからだ。このボリューム、美味しさで500円は安い!

何もない商店街とホームページにも書いてある勝浦であるが、私はそんなことないと思う。その地域にしかない魅力もあるし、何よりも素敵なかき氷屋に出会えた。これからも商店街の賑わいが続くといいなと勝手ながら願う。
(訪問日:2020年8月)
-
前の記事
勝浦下本町~浜勝浦漁港。勝浦測候所の名残が残る星座モチーフの病院 -勝浦⑷ 2020.10.23
-
次の記事
千葉県最古の銭湯「松の湯」と旧市役所。勝浦の中心を探る-勝浦⑹ 2020.10.24
コメントを書く