香雲閣|香取神宮境内にある近代和風建築の国登録有形文化財 -香取神宮⑹

香取神宮境内にある国登録有形文化財「香雲閣」についてのご紹介です。近代和風建築好きの方におススメです!
香取神宮内の文化財「香雲閣」
千葉県香取市香取1697「香雲閣」
香取神宮境内
国登録有形文化財に登録
施設見学不可
香取神宮境内に国登録有形文化財の近代和風建築が存在するのをご存知でしょうか?
香取神宮社殿の北東に位置し、静かに佇んでいる。そのせいか、私も何度か香取神宮は訪れているのに今回初めて近くに行った。

その名も「香雲閣」

明治29年の建立
大正天皇東宮殿下の御時
神宮御参の節當閣で御休憩遊ばされた
明治29年、完成は明治33年(1900)頃らしい。
120年以上の歴史がある建物だが、現在もしっかりと管理され状態がとても良い。
石畳が建物前まで続くアプローチが美しい。手前は駐車場スペースになっていた。
香雲閣 近代和風建築としての魅力
香雲閣(こううんかく)。
香取神宮社殿の北東側に位置する建物で、集会や直会、披露宴会場、夏の合宿所など、附属施設として建てられた大規模な近代和風建築。明治30年(1897)に起工し、一部を除き、明治33年(1900)頃に完成した。比較的簡素な造りで構成されている。
木造2階建、瓦葺寄棟造の建物で、1階の正面中央部分には銅板葺唐破風造の玄関を設け、均整のとれた外観を構成。境内空間に調和した建築物となっている。(千葉県ホームページより)
香取神宮の付属施設として建てられ、現在も小中学校の書画展覧会等、現役の施設でもあるのが素晴らしい。
流石に窓ガラスは新しそう。
しかし、現在も利用されているから建物が生きているのですね~
戦前の絵葉書を「ポケットブックス」より見ると、
香雲閣の周囲は桜に囲まれ、二階からは利根川方面を眺めることが出来たのだと思われる。現在は木が成長して生い茂っているため難しそう。
香取神宮は資料が多いので、また絵葉書と照らし合わせて記事書きたいな…
香取神宮境内の歴史散歩。
旧参道の鳥居傍にある香取町道路元標。少し土に埋もれている。

香取神宮は旧参道の歴史が面白い。どうしてもこういう隠れた歴史にワクワクしてしまう趣味なんですよね~
香取神宮、旧参道の歴史。戦前の絵葉書と「笹川屋旅館」 -香取神宮⑶
そして現在の参道。骨董市が開催されているところでした。
JR香取駅→徒歩で香取神宮→バスで佐原へ
この後は、香取神宮からバスに乗って佐原市街地へ向かいます!
(訪問日:2022年9月)
-
前の記事
香取駅下車、津宮鳥居から香取神宮の旧参道を歩く(鹿苑/桜馬場へ) -香取神宮⑸ 2024.03.09
-
次の記事
茶屋花冠上川岸別邸|佐原の古民家カフェ.プリンと雑貨のお店 -佐原53 2024.03.14
コメントを書く