「大塚町商店会」レトロなアーチが残る裏通りの商店街と大黒湯
柏市大塚町にある「大塚町商店会」へ。ここは商店街の細い路地とアーチが残っているという、個人的な好みな外観だったので早いうちに訪れたいと思っていた場所でした。
柏郵政3号宿舎、甘栗販売
千葉県柏市千代田3丁目12−11。前回のつづきで、日立台公園から大塚町へ。その途中に日本郵政宿舎があった。
その宿舎から目と鼻の先、交差点の角に古びた看板が…下の隠れた文字は「内外物産卸小売り」とあるが、上から「天津甘栗」と書いてある。
肝心のお店は、アパートと民家の間に挟まれた小さなお店。閉店している?と思ってしまうほど屋根が心配だが…
今期の天津甘栗の販売は終了、次は10月と書いてある。私が訪問したのが7月だったので、営業時間外だったようだ。
周りは住宅街で、こんなところに天津甘栗のお店があるなんて知らないとたどり着かなそう…常連の方がいらっしゃるのだろうか?とても気になるお店だった。
柏「大黒湯」跡地へ
千葉県柏市大塚町6。しばらく歩いて、大塚町公園の東側にある商店街へ。
商店街の手前、新築の民家が並んでいるのが気になり、2008年のストリートビューを見ていると、やはり団地らしき建物があった。雰囲気からして社宅かな?
そしてその団地のすぐ近くにあるのが大塚町商店街。
さらに、角の現在駐車場となっている場所には銭湯があった。
駐車場の名前が「大黒湯」。なんと分かりやすい名称なのだろうか。以前、柏市の銭湯一覧をまとめた際に存在を知ったが、銭湯を中心に商店街が広がっていたことを実感する。
2008年時点で駐車場、団地もその後すぐに無くなっている。
団地、銭湯、商店街、その関係性は他の場所でも深い。昭和の文化を知る上で欠かせないが、すべて揃って残っているところは珍しく、大塚町も残るは商店街のみ…
柏「大塚町商店街」
柏市大塚町にある「大塚町商店街」。街灯の照明部分が撤去されているが、看板は残っていて良かった…
団地の隣の広い駐車場には、「大塚町商店会駐車場」という古い看板が建っていた。(2008)
”いらっしゃいませ”とある。わざわざ車で訪れる人も多かったくらい賑わっていたのだろうか?
車1台がギリギリ通れるほどの狭い道に個人商店が並んでいる。
銭湯の向かいに並ぶお店、特に真ん中の「ぎょうざやさん」は人気店らしく、検索するとたくさん情報が出てくる。皮から自家製の手作り餃子、月曜日が定休日でこの日は閉まっていた。
また、無くなり次第終了とのこと。テイクアウトも出来るのでお土産に購入したかった。
同じ並び、右側は駐車場やアパートに。
左は居酒屋、すし店などが営業中。
柏の隠れた名店だという、ゑびす寿司。気になる。
商店街らしいお店を発見!「旭屋食品」である。
商店街の中心で営業中の青果店。隣は電器店「モリイチデンキ本店」とのこと。
デンキ店の奥は民家になっていた。商店街は県道51号に出て終わり。
右側の更地、かつては志村通信器というお店があったようだ。
商店街を抜ける時に見えるアーチ。”ありがとうございました”の言葉に少し寂しくなる。
商店街のアーチも老朽化などで次々撤去されているので、大塚町商店街は残っていて本当に良かった!新柏駅から歩いてアーチが無かったらどうしようかと思っていた。
また、県道を挟んだ向かいの歩道には商店街の案内看板も。
全部で7店。縦の看板は他の商店街ではあまり見かけないタイプ。珍しいな~!駐車場のマークもあるのが安心。
隣が更地になり、アーチだけが浮いている…
商店街の入り口には”いらっしゃいませ”。
大塚町商店街。アーチ看板よ永遠に…
(訪問日:2021年7月)
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