鹿島の飲み屋街「鹿島ナイト」。鹿島一の歓楽街を知る -鹿島⑸
「鹿島ナイト」と呼ばれる、鹿島一の歓楽街。パブ、スナック、割烹、見渡す限り大人向けのお店が建ち並ぶ通りを歩いて、鹿島神宮の観光地以外の魅力に迫る。
鹿島神宮周辺の飲み屋街
茨城県鹿嶋市宮中3丁目~8丁目にかけて、「鹿島ナイト」と呼ばれる鹿島一の歓楽街が広がっている。
「鹿島ナイト」の呼び名は後から知ったものだが、地図を見ていても異様なほど店舗があり、気になっていた。
宮中4丁目。以前紹介した、宮仲通りの「喜楽飯店」から少し南へ行くと住宅街の中に飲み屋街が早速見えてきた。
長屋のような、小さな店舗が並ぶ。この次で紹介する、神栖の飲み屋街と似ている雰囲気。
茨城はこういう風景が多いのかも。
茶色の建物は「バル85」。テナント募集になっているので空き店舗が目立つ。
隣の建物も営業しているのか不明…ここはメインストリートの裏側。鹿島は商店街だけでなく、歓楽街も廃れてきているのかな。
ビルは2階へ向かう階段がボロボロ。もう上がることはできないな。
3店舗並ぶ建物。薄いピンク色が遠くからも目立っている。
スナック「チャーミー」はフロアレディーの募集が出ている。
宮中8丁目「鹿島ナイト」
鹿島ナイトと呼ばれる、宮中8丁目に出た。
テレビ東京、2016年1月9日に放送された「アド街ック天国」に「鹿島ナイト」と紹介されている。
鹿嶋一の歓楽街、宮中8丁目。点々と並ぶスナックやナイトパブはどこも一見さんを寄せ付けないオーラがあるが、懐が深く和やかな雰囲気。鹿嶋ではステキな夜が待っている。
この番組以外の情報が見当たらないが、なぜこんなに歓楽街として発達したのだろう?とても気になる。
通りに沿って、カラフルな店舗が軒を連ねている風景は圧巻だ。歩いても歩いても飲み屋街。
スナック彩が、鹿島のナイトスポットの中で最古参らしい。今回見つけられなかったな。
歓楽街のメインストリートは昼の時間だったので、とても静かだった。夜になったらどんな姿になるんだろう。
コロナ禍ではあるが、新規開店したお店もあるようだ。
裏通りのナイトスポット
先ほどの青果店の奥、裏通りにもナイトスポットがまだまだある。
焼き鳥屋「赤ちょうちん」。赤ちょうちんって名前が昭和感あるな~
裏にも表通りと似たような長屋のような建物が並んでいる。
飲み屋街の縦看板がこんなに並んでいる景色も珍しいな。なんだか異様な雰囲気。
さらに裏路地に「東川」と書かれた看板と、料亭風の建物が。
少し高級な懐石料理店。飲み屋街の奥に隠れていて雰囲気があるな~
飲み屋街の東側へ
飲み屋街はまだ続いている。正直、この飲み屋街はどこまで続くのか、歩いていて途方に暮れていた。
ランチがまだだったので、和風レストラン「やまびこ」が良さそうと思ったけど、
老舗の肉料理店。常陸牛がいただけるようで、少し高い価格だったの断念した。
そしてまだ道沿いに、同じような建物が並んでいる。
ここは「のんべえ横丁」と縦看板に描かれていた。
どうしてこんなに広範囲に飲み屋街が広がっているのか。駅から離れているので車で訪れる人が多いと思う。
でも、お店で飲んだら帰りはどうするんだろう?
「男女川」どのように読むのだろう…
この通りで特に印象に残ったのが「愛愁夜(ラブユーナイト)」。
ロマンチックな当て字だな~ネオンが光ったときも見てみたい。
看板が指す方向にも
飲み屋街も終盤。宮中7丁目へ。右手前にある「喜隆」でランチにすることにした。
ご飯を食べ終わった後、お店の裏通りにも飲食店が続いているのが見えた。
今度の縦看板は上に赤い矢印。左方向に促される。
うら通りは、さらに荒廃が進んでいて営業しているのかわからない。
焼き肉料理店なのに、まるで洋館のような佇まい。以前の写真を見ると、赤い外観で「焼肉の館」と書いてあった。
「鹿島市宮中地区商店会」この辺りの飲み屋街も含めて、全体が一応商店街になっているようだ。
飲み屋街を抜けて、鹿島神宮へと戻る途中にも大きなバーの店舗。
なぜ駅からも、鹿島神宮からも少し離れているのにこんなに広い歓楽街が発展したのか…
地元の方にとっては当たり前のようで、「そんなに飲み屋街が広がっていたっけ?」と逆に驚かれてしまったが、初めて訪れた私からすると驚きの光景だった。
追記:地元の方より
・飲み屋街は昔はすごかったですよ!めちゃくちゃたくさんの人が歩いてました!昔は飲酒運転する人も多くて、たまに警察がネズミ捕りやってて入れ食いでしたねー! 飲み屋街の中にある大門という焼肉屋さんが、娘さんが小学校の同級生だったので、よく食事に行ってましたが、周辺の路上や駐車場がどこもパンパンだった印象はあります!
・飲み屋街の中にある八百屋の飯村さんだけはずーっと続いてますね。うちの母も、大きいスーパーができるまではよく飯村さんに買い物に行ってました。駄菓子やアイスも売ってたので、一緒に行ってました~!
(訪問日:2021年5月)
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