柏「ときわ商店会」と小金原の野馬除土手跡が現存するスタジアム近辺

柏「ときわ商店会」と小金原の野馬除土手跡が現存するスタジアム近辺

柏市常盤台の「ときわ商店会」へ。前回に引き続き、新柏駅から歩いて柏駅を目指している途中に商店街があると聞いたので探索することにしました!

喫茶店「サンエバ」

千葉県柏市常盤台9−1。前回、東武野田線「新柏駅」から北へ進み、豊住商店会を歩いて、常盤台まで来た。

柏市常盤台

広い交差点から広がる商店街。しかし、2014年頃を境に街灯も上部が撤去されて、棒だけになっている…上の写真、交差点の角に緑色の棒だけが残っているのが分かるだろうか…

2012年、「ときわ商店会」の旗もあったが…

しかも、その反対側に「ときわ商店会」の街灯アーチが並んでいる!同じく今は撤去されているので面影が全くないが、そんなに賑わっていた商店街だとは、びっくり。

街灯アーチがある両側は現在駐車場になっているが、昔は商店があったのだろう。

街灯アーチがある並び

並びには喫茶店「サンエバ」というレトロなお店が営業中だった。喫茶&レストラン、気になる~

喫茶店「サンエバ」

扉に描かれた金色の文字。琴線に刺さる雰囲気だな…

レトロな外観

焼肉ランチ860円。ガッツリとランチを頂けそう。凄く迷ったが時間が無かったので泣く泣く次の機会に…

メニュー

駅から離れているので知名度は高く無さそうだが、柏スタジアムから少し近いのでぜひ~

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柏「ときわ商店会」

街灯が撤去され、商店街の面影も無くなり始めている「ときわ商店会」…三協フロンティア柏スタジアムのある日立台公園の方に向かって伸びているのでとりあえず歩いてみる。

中央に木々が並ぶ

左にある黄色の屋根の建物は惣菜店。かつては個人商店が多数並んでいたのだろう…

惣菜店があった

理容室の隣にある建物、2軒ほど商店があったと思うが、2012年で閉店している。

何のお店だったのかな

こちらは、お茶とのりの専門店「茶の富士園」。こちらも2012年には閉店している。

茶の富士園

茶の富士園を過ぎた交差点に、2014年頃まで建っていたアーチ街灯。

歩いているときは街灯が無かったので分からなかったが、この交差点で「ときわ商店会」が終わりになるようだ。それにしてもお店が少なすぎて商店街の雰囲気が掴めなかった。昔はどれほどのお店があったのだろうか。

交差点の近くにある洋菓子店。空き店舗になっていた。その奥には和菓子屋「わかさや」が営業中。

洋菓子店、和菓子屋

この辺りも、ときわ商店会に含まれるのではないだろうかと思ったがどうなんだろう。

バス停「常盤台」から日立台公園に向かう道。

バス停 常盤台近く

またしても素敵な喫茶店が!珈琲専門店「ブルックス」。

珈琲専門店「ブルックス」

柏駅周辺も喫茶店が多いけど、駅から離れた場所にもあるので柏市内の喫茶店を制覇するのは大変そう。でも楽しみがたくさんあって良い~

ブルックスは情報があまり無いので今度伺いたい。

右が日立台公園

日立台公園のある、緑ヶ丘交番前の交差点へ。

緑ヶ丘交番前の交差点

北西方面にあるのは、「三小通り商店会」。

三小通り商店会

以前、歩いたが柏駅からサッカースタジアムへファンが向かう「レイソルロード」と呼ばれている商店街らしい。「三小通り商店街」柏レイソルの本拠地へ。ファンで賑わうレイソルロード -柏⑼

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小金原の野馬除土手跡

日立台公園から柏駅へ向かおうと思い、信号を渡っていると交番の反対側の道に土手のような一角が。先が見えないほど続いている。これはもしや…?

交差点にて

「小金原の野馬除土手跡」と、しっかりと碑文がある。

「小金原の野馬除土手跡」

柏市は古くから軍馬の生産地でもあり、江戸時代には市の大半が幕府領小金牧に。

野馬土手は、馬が、牧場の外に逃走、また野犬などの侵入を防ぐために馬牧を囲むようにつくられた土手の総称で、ここには牧の外周の土手が現在も一部残っているのだ。

全体像

土手の高さは1.5mほど。意外と高い。今まで見た中で一番状態よく保存されているように思う。

私が野馬土手を知ったきっかけの『野馬土手は泣いている』の著者、青木更吉さんの野馬土手への愛は本当に凄い。→野馬土手(のまどて)は泣いている 身近な歴史遺産を守ろう

その中に、今回の柏市あかね町の土手と碑も出ているが、他の野馬土手は、どんどん壊されている。この野馬土手だけでも保存されることを願う。

 

 

(訪問日:2021年7月)

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