「柏銀座通り商店会」柏市内で最も古く、“食通の通う商店街”としても有名 -柏⑹
柏駅周辺は商店街の数が多いが、どこが一番古いのだろう?と思いながら探索をしていた。
「柏銀座通り」。看板も街灯も整備されている商店街が、柏市内最古の商店街だそうだ。現在の銀座通りを見てみよう。
柏銀座通り
千葉県柏市柏3丁目。JR柏駅東口から、徒歩約5分ほど。
「柏神社」の隣に、「柏銀座通り」と書かれた綺麗な看板が立っていた。
ガラス?に掘られた綺麗な看板。銀座通りという名称からも、かつての賑わいが窺がえる。
柏銀座通り商店会はホームページがあり、歴史などが紹介されている。
柏銀座通り商店会は、60年以上の歴史がある柏市最古の商店会です。お店や会社が90店近く軒を連ね、全長はなんと420メートルにもおよびます。多彩なジャンルの飲食店は、こだわりのお店が多く、“食通の通う商店街”としても有名です。
柏市内でも有数の商店街で、現在は飲食店が有名で「グルメ通り」と呼ばれるほどだ。
確かにグーグルマップで見ると、多数の飲食店が並んでおり活気がある。
商店街の道幅はあまり広くなく、車の通りはほとんどない。一方通行だ。そのため、歩きながらお店を気楽に眺めることができる。
柏銀座通り商店会の現在
訪れたのは夕方だったが、この商店街は若者が多い印象だった。
柏銀座商店会。銀座の名称がつく商店街は各地にあるが、現在も商店街として賑わいがあるのは嬉しい。
「柏パルーザ」はライブハウスのようだ。
建物が特徴的だなと思ったら、元映画館の建物の跡地だそうだ。改装し、県内屈指の規模を誇る広さの会場に。
柏名物「ホワイト餃子」が気になる。名物か、一度食べてみたいな。
ところどころ空き地や駐車場が多いが、昔からある建物は取り壊されたのだろう。
交差点、北側をふと見ると、「長全寺商店会」の赤い街灯が立っていた。次回紹介しよう。
柏銀座通りの昭和な雰囲気も
「かしわぎんざ」の丸いフォントの街灯がいいなあ。
街灯が奥までつづいている。夜になったらどんな明るさの通りなのだろう。右にある縦の看板は、「柏銀座会館」の建物。
私の記事では、古い建物を紹介したいので左にある緑の建物が気になった。
駅から離れるにつれて、古い建物がちらほら残っていた。
「小林種苗園」。種苗(しゅびょう)店が営業している地域って珍しいのではと思うくらい、今はお店が少ない。
左側の「創美堂」はふすま張替のお店。右は、かつて昔ながらの「クツのキムラ」があったが新しい建物になっている。
お茶「君野園」。営業中だった。
向かい側は衣料品店、リサイクルショップ?
シャッター通りではなく、営業しているお店が多いので歩いていて楽しい。
左にある「古今一堂」は煎餅屋。今は営業していないのかな…
この辺りは現在も古い建物が残っているが、2010年頃は両サイドに古い建物があった。
手作り豆腐の「埼玉屋豆腐店」。屋根は新しいが、建物はそのまま。老舗かな?
2014年のストリートビューを見ると、精肉店などの建物も見られることから、昔は食料品をこの辺りで購入できたのかもしれない。
柏銀座商店会も終わりが近づいてきた。居酒屋など飲み歩きが好きな方にとっては良いお店がたくさんありそう。
県道51号線と合流。県道沿いにある寝具店「吉村寝具店」も古そうだなと思った。
柏銀座通り。看板がとても綺麗だ。
商店街が終わって、県道を東へ進んでいると2階建ての木造建築がぽつんと残っていた。
「お菓子の多美屋」。2019年頃に閉業したようだ。このお店もかなり古そうだったのだけれど…
柏で最も古い商店街。
古い建物は新しビルに生まれ変わり、若者も集う商店街となっていた。
(訪問日:2021年1月)
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駅よりの空き地のところは、お化け屋敷だったところですね(笑)。所有者不明で手がつけられなかたのか、70年代にはトタンの塀で見えないようにされていました。
緑色のたてもののあたりは、60年代は魚屋さんだったかもしれません。