鹿島「旧高松郵便局」。旧局舎が現在もひっそりと住宅地に残っている -鹿島⑽

鹿島「旧高松郵便局」。旧局舎が現在もひっそりと住宅地に残っている -鹿島⑽

鹿島神宮の帰りにどうしても立ち寄りたかったのが、レトロな「旧高松郵便局」の建物。

交通の便が少し悪いので、今回は特に記録多めです~!

鹿島市木滝・旧高松郵便局

茨城県鹿嶋市木滝。鹿島神宮の南東、鹿島バイパスを南下。清光寺の南側、「風間米殻肥料店」の西側の字十字路に建つ建物が今回の目的。

鹿島市木滝

細い道にあるので、車だと迷ってしまうかもしれません。というのも、この局舎を記録に残している人がほとんどいないので情報が少ないのです。

香ばしい町並みブログ」に1枚だけ「高松郵便局の旧局舎」と載っていて、自力で住所を検索してやっとの思いでたどり着きました。

高松郵便局の旧局舎

ブログでは2015年の情報、2021年5月に訪問した時も、若干状態は悪くなっていましたが、建物は現存していた。

気軽に訪れることができる場所ではないので、入念に記録しておこう。

お気に入りの写真
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レトロな郵便局の外観

交差点の角に建つ、小さな郵便局の建物。現在、高松郵便局は少し離れた鹿島バイパス沿いに移転している。

高松郵便局の旧局舎は、情報が全くないので竣工念はわからないが、昭和初期頃かな?

レトロな郵便局

右側に入り口があるが、シンプルながらもレトロなデザイン。特に中央の窓枠が素敵。

ひし形の窓枠

入り口の屋根は、劣化していて形を留めていないが、よく見ると水色?塗装が剥がれているようにも見えるな~

入り口の屋根

屋根に隠れているが、欄間部分の窓も中央にストライプのデザインがあってオシャレ。

小さな窓

郵便局の外観。思ったよりも小さく見える。建物内はどのようなつくりになっているのか、とても気になる。利用客は少なかったのかな?

小さな郵便局

局舎を横から。奥の民家の敷地と繋がっている。

建物の横側
なんだか不思議なつくり

側面の窓は、持ち送りの部分がギリシャ建築の柱?みたいになっていて可愛い。

窓の持ち送り

しかし、奥の民家も既に荒れている雰囲気…かなり広い邸宅。

民家

そして緑の蔦に覆われている、旧局舎…
このまま放置されつづけるのだろうか?

ノスタルジックな雰囲気ではある

窓ガラスが割れてしまっている箇所もあるが、一応、ビニールで封鎖されているので雨漏りなどは心配なさそう。今も管理している方がいるのかな?

窓が見えなくなっている

敷地内側の壁。うーん、外壁が剥がれ始めている…

敷地内側

敷地内側は、窓?扉が大きい。横から出入りしていたのかな?

大きな扉?

個人的には、レトロな郵便局も大好きだ。

しかし、老朽化によって解体される日も遠くないだろう。シンプルだけど惹かれるレトロなデザイン。

もっと多くの人にその存在を知っていただき、保存・活用の道が模索されるといいなあ。

 

(訪問日:2021年5月)

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