老舗和菓子店「かねきち」上総一宮・玉前神社の門前で江戸時代より -一宮⑻
上総一宮、玉前神社の参道沿いにある老舗和菓子店「かねきち」へ。江戸時代末期に創業し、現在も趣のある店舗で銘菓を販売中。
和菓子司 かねきち(かね吉)
千葉県長生郡一宮町一宮3019。玉前神社の参道沿いにある「和菓子司 かねきち(かね吉)」を訪ねた。
近くの交差点角には「角八本店」があるが、今回のお店の方が歴史が古いとのこと。
和菓子司かねきちのホームページに詳しく歴史がまとめられているので引用します。
和菓子司 かねきちは、江戸時代に上総一の宮で和菓子店を創業した現在唯一の「一の宮和菓子老舗」です。
江戸時代 弘化4年(西暦1847年) 第121代 孝明天皇(こうめいてんのう、1831年7月11日 – 1867年1月30日)、12代将軍 徳川家慶(とくがわ いえよし、1793年5月14日 – 1853年6月22日)の時代に、 菓子職として京都嵯峨御所御墨付(随時店内にて展示中)をいただき、なお精進し、現在まで和菓子司として玉前神社参道に店舗を構えております。お墨付きを頂いてから、更に175年間、ご愛顧いただいております。
場所は、玉前神社参道<桜馬場>中程です。玉前神社から一番近い和菓子屋です。
でっかい紺の日除け暖簾が目印です。
江戸時代に上総一の宮で和菓子店を創業した現存唯一のお店。貴重!
余談だが、玉前神社の参道を「桜馬場」と称することを初めて知った。
本日のおすすめ商品は既に売り切れていた。いちご大福も、一宮町ではこのお店が元祖らしく、人気商品。この時は買えず…
また、店内に展示されていた木箱と手ぬぐい。木箱には電話番号102番とある。手ぬぐいには銘菓の九十九里最中が描かれていて可愛い♪
上総一の宮銘菓を購入
一宮名物の「九十九里最中」。
小豆漉し餡、小豆つぶし餡、青海苔白餡の三種餡で楽しむ、蛤の形をした最中です。
こちらは、「上皇上皇后両陛下献上菓子 上総の月」。
「上総の月」は、宮内庁に選んでいただき、平成22年9月26日に当時の天皇陛下皇后陛下(現在の上皇陛下上皇后陛下)に召し上がっていただくという名誉ある和菓子になりました。現場職員のお話によりますと、召し上がっていただいた後に美智子様が「美味しかった」と、お声をかけていただいたと伺っております。
多数メディアにも取り上げられている優しい味わいの焼き菓子。
その他、「玉崎さざれ石」は3種のくるみ餅。
その日宿泊した旅館でいただいた。
どの商品も美味しかったが、特に献上菓子の「上総の月」、ふわふわした生地にクリームが入っていてほど良い甘さで美味しかったな。
毎日完売のいちご大福もいつか食べてみたい!
(訪問日:2022年1月)
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