曽呂郵便局|鴨川市曽呂の街並みとレトロな旧局舎を訪ねて
鴨川市曽呂にある曽呂郵便局。その裏手に木造の旧局舎が現存しているとの情報を得たので早速向かいました。バス+徒歩の旅の前回からの続きです。
八雲神社(鴨川市上)・鴨川温泉
千葉県鴨川市東、前回のパン屋より県道89号を東へ歩き、曽呂郵便局を目指す。バスは本数が少ないため、曽呂のバス停より乗車予定。パン屋からバス停までは徒歩1時間ほど。
パン屋までの道のりは暴風雨だったため、全身濡れているが雨が上がってきたのが幸い。曽呂川に沿って山並みの景観を見渡す余裕が出てきた。晴れていたら良い景色なのだろうな。
しばらく歩くと、交差点に鳥居が見えてきた。
鴨川市上の八雲神社。旧上野村の村社。
テレビ朝日のドラマ『真夏の少年』のロケ地らしい。
今回はバスの時間が迫っているため参拝はしなかったが石段が良い雰囲気。
詳しい歴史は「房総タウン.com」さんのページに記載されている。→八雲神社(鴨川市上)
北側は嶺岡山脈の鴨川市上(かみ)。曽呂村上野が解消して上となった。
八雲神社の鳥居をくぐり見ない南へ延びる道路は曽呂川を渡って畑地区へ至る。その途中にある「民宿 高鶴山荘」は天然温泉とのこと!貸切の展望岩風呂が気になるな~
八雲神社のそばには、元飲食店のような小屋が残っていた。
さらに東へ進む。
旧曽呂小学校 周辺の街並み
県道89号をひたすら東へ。やっと街灯や民家が見えてきた。県道ではなく一本北側の住宅街を歩いていく。
鴨川市仲町(なかちょう)へ。
角川書店『日本地名大辞典』によると、曽呂村の中心部。
「曽呂地区の中心地で、市役所曽呂出張所・曽呂小学校・曽呂保育園・曽呂郵便局・曽呂公民館・鴨川農協曽呂支店などが主要地方道鴨川富山線,鴨川山麗にある。旧道に沿って住宅が密集するが、集落の南側に近年鴨川バイパスが通った。」
曽呂川の名称の由来は、寺が多く僧侶の数が多かったため、僧侶を敬してその人編をとってつけられたという。
さらに東へ行くと曽呂温泉(廃業済)が大正期に創業した。近年まで営業していたので入ってみたかったな…。現在はバス停に名称が残っている。
旧道を歩いていると立派な石垣や蔵を持つ民家が散見される。
静かな街並み。誰も歩いていない。旧曽呂小学校が見えてきた。
曽呂小学校は歴史が古く、明治期に曽呂村内にあった尋常小学校が統合され設立された。その後、分校の設立、明治43年には高等科を設置している。2015年3月に江見小学校に統合され閉校に。
古い門柱の前にある階段は新しい道路に削り取られていた。
旧曽呂小学校の東側に商店街の名残が見られた。左手に佐藤酒店。営業中?
少し進むと廃業した薬局と酒屋。佐久間商店は、総合食品やギフト用品も取り扱っていた様子。
かつては曽呂モータースの向かいにガソリンスタンドがあった。
曽呂郵便局と旧局舎
曽呂郵便局のバス停へ到着。本日はここから帰宅します。
バス停にもなっている曽呂郵便局は健在。
曽呂郵便局の裏手に、木造二階建ての旧曽呂郵便局が残っている!
キャプテン村社さんの情報で知ったのです。
曽呂の郵便局は明らかに先代っぽいのが背後に控えてるのがよい pic.twitter.com/8kW93edTJP
— キャプテン村社 (@CaptMurasha) September 1, 2022
そのリプで当時の古写真が載っている!比較すると曳家したのか旧道よりも奥まった位置に移動しており、2階の窓は新しく、それ以外はあまり変わっていない。
うむ、状態も良く、新旧が一緒に見れるのが良い。
このためだけにバスに乗って来た甲斐があったな…
曽呂地区。
小さなコミュニティバスが旧道を走って来た。
本日の探索は終わり。バスに乗って鴨川駅東口へ。
(訪問日:2022年11月)
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