鴨川市貝渚。ハイカラな元銭湯建築~山奥に眠る別荘跡を探して -鴨川⒂
鴨川市のサイクリング旅も終盤。今度は南側の貝渚地域でまだ未訪問だった裏路地に残る別荘跡を探しに行きました。
茅葺屋根~元銭湯の建物
千葉県鴨川市貝渚。加茂川を渡った南側にある小さな漁村、貝渚地域。以前は近代建築を見に訪れたことがある。→鴨川貝渚の看板建築。商店街に残る「桝屋呉服店」と酒屋 -鴨川⑹
その時に撮影した建物は今回も無くなっていなかったので良かった~
下の写真は加茂川神社から南西側にある通りの米店。
魚屋さんの隣にある分厚い屋根の建物。明らかに元茅葺屋根!この周辺でも残っているのはこの一軒かな?
過去のストリートビューを見ると金物を販売していたように見えるので元金物屋さん?
今は一見静かに見える街並みにも地域の方々の生活が脈々と受け継がれている。何度訪れたか分からない貝渚。伊南房州通往還を南へ進む。
大浦バス停目の前にある洋風な建物。こちらは元銭湯。
竹の湯と言う銭湯だったそう。以前、千葉県内の銭湯一覧をまとめた際に気づいた。
青、黄色の色ガラスが本当に美しい!今は廃業されて民家になっている様子。
扉を開けたらすぐに脱衣所の小さな銭湯だろうか。いつまで営業していたのだろう?ご存知の方いたら教えてください。
廃墟の別荘跡へ
そしてそして、地元の方からの情報を頼りに山間の細い道を探索…もちろんストリートビューは入れない。自分の目で確かめに行くしかないのだ。といっても民家の間を抜けて行くので周りの方の迷惑にはならないように…
情報を提供してくださった鴨川市出身の方によると、別荘だったという噂の建物が残っているそう。
私が子供の頃既に「お化け屋敷」と言われていた建物の残骸のような物が航空写真でも見えます。完全に壊れている感じですね。
三角屋根のおしゃれな建築でした。
行けるところまで行ってみようと思い、細い道を歩いてみるとその別荘への入り口と思われる道が山に向かって伸びていた。が、背丈以上の茂みが奥まで続いており、一人だったので怖くて断念。
ただ、道自体は人が通った跡があるような気もするので今も誰かが管理されているのだろうか。洋館の姿は見えず。戦前の別荘建築、見てみたかったな~
そしてその別荘跡を囲むように立派な石垣。
一体どんな方の別荘だったのだろう?数十年前でお化け屋敷状態なので現役の頃は50年以上前、戦前の話かな。またわかったら追記したい。
(訪問日:2022年4月)
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