東海神駅~海神小学校を訪ねて。駅前の開発と二宮金次郎像
船橋駅から東海神駅、そこから海神小学校を目指し歩いて成田街道へ。再開発された東海神駅周辺と二宮金次郎像を探してふらふらと探索しました。
東海神駅前の開発
千葉県船橋市海神二丁目。この日は前回の続きで、中山法華経寺骨董市の帰り。JR船橋駅から東葉高速鉄道の東海神駅までまず歩く。
左手にある三角屋根の建物は「インマヌエル 船橋キリスト教会」。以前は船橋駅近くにあったが移転してきたんだ…
この場所には古いペットショップがあったが跡形もなく綺麗な道に。拡幅工事が進み古い建物が一掃されている様子。
2021年にまとめた記事で既に空き地が多かった。→東海神駅前で感じた僅かな商店街の香り。拡幅工事で建物が次々と無くなっている…
両側の歩道が広くなっていた。
蕎麦屋の二葉海神第一支店は営業していた。ホッ。
今後も変化が気になるエリアである。また再訪しよう。
海神小学校と二宮金次郎像
東海神駅から南西、船橋市立海神小学校へ。
カッコ良い校章から察するに歴史ある学校だなと。明治6年創立らしい。
用九小学校(船橋小学校の前身)分校として創立したのが始まりで、昭和16年に独立。元々分校という立ち位置だったとは思えない風格を感じる。
そして正門のすぐ近くに二宮金次郎像!
海神小学校の二宮金次郎像は美しい顔立ちで女性のようにも思える。
そして海神小学校周辺は住宅街だが西側の通りに古い商店の建物が残っていた。
レンガ橋台~成田街道沿い
海神小学校の南側、京成本線の橋台はレンガ造りになっている。京成本線の海神駅と京成船橋駅の間には2つの煉瓦造り橋台があるらしいが一つしかこの時は見なかったな。
いつ頃のものなのだろう?調べると開業当時のもの、とあるので海神駅が開業した大正8年(1919)の頃の物か~ 今から100年前!
もう一つの煉瓦橋台も京成線で西側に位置する。今度行ってみよう。
そして海神小学校から成田街道へ出る。
成田街道沿いの商店も変遷が激しい。現在は交通量が多くこの通りで買い物をするというよりも通り過ぎる人の方が多そうだ。
その中で古い建物が残っている。
2010年のストリートビューを見ると「中野商店 大町屋」と私好みな立体的な看板が!
こんにゃく、白滝、寒天製造卸…!!意外だった。
駅から少し離れた西側の本町通りだが、肉屋、魚屋、豆腐屋など個人商店が並んでいたんだろうな。
そして肉の桜屋の横道には大和寿司、青果店が営業中。
道路のギリギリに並ぶ野菜。地元の方が買い物をしていた。こういう様子が船橋駅近くに残っているとは知らなかった。10年後、残っているだろうか。
(訪問日:2022年4月)
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商店街というのは、とっても貴重ですよね。大手スーパーだけだと、そこに何かアクシデント(営業停止、空調設備の故障etc)があると、も~そこに入っているテナント全部が利用できなくなる…。それよりも、小さな商店街に八百屋さんが2、3あれば、あそこが休みでもこちらで…みたいに何かと便利です。そして、商店同士が(いい意味で)競争するから、それが消費者を呼び込む。
今回のレポート、「肉の桜屋」なんて立派な看板じゃないですか…。かつては、みんな肉屋さん、八百屋さん、魚屋さん…で、生活をしていたわけです。←それだけではなく、子ども5人、6人を育てた。子どもたちも商店街の路地裏で、道路に絵を描いて遊んだ。
「時代が変わった」と感慨にふけるだけではなく、いまの社会のありようが、ひと昔前と比べて、いかに不健全になっているか、それをわたしたちが考える必要がありそうですね。