常磐線「天王台駅」裏道の布施道標と駅前の商店街「天王台商店会」を歩く
常磐線の「天王台駅」にて下車。今まで、我孫子駅は何度か降りて歩いたことがあるが、我孫子駅から東側の常磐線は未開拓…ということでこの日は、天王台駅から東我孫子駅、湖北駅等を歩きました!
常磐線「天王台駅」と歴史
千葉県我孫子市柴崎台1丁目8−1。JR常磐線「天王台駅」にて下車。後から、駅北側の郵便局のところに道路元標が残っていると知ったがまた今度行こう。
昭和46年(1971)開業。常磐線開業時の明治期から長い間、我孫子駅と取手駅の間、6.1㎞に駅がなかったという。その中間地点にできたのが今回の天王台駅。
駅名がずっと不思議だったのだが、当時の駅所在地の住所の「我孫子市大字柴崎字天王裏」の小字名からとったよう。
土地区画整理事業によって現在は天王台は、駅の南側の成田線との間のエリアを指す。土地区画整理事業も気になるが、南口側の方が開けており雑居ビルやマンションが建っている。
天王台について角川書店『日本地名大辞典』によると、昭和55年~現在の我孫子市の町名で、新たに造成された住宅地と記載されている。同じく「天王台」の町名が銚子市にも存在するようだ。
駅前の「天王台商店会」を歩く
JR天王台駅の南側にある商店街から、駅南東にあるJR東我孫子駅を目指して歩く。
昭和46年、駅開業後に開発されたであろう商店街「天王台商店会」。グーグルマップでは「あやめ通り」と表示されている。
バス停「おもちゃのたけや前」。玩具屋がバス停の名称になっているのがなんだか良い。
少し進むとレトロなパチンコ店。ネオン看板が味わい深い。
ファミリーチューカ。中華をチューカとゆるキャラ付きで立ち寄りたくなる中華料理店発見。
以前は蕎麦屋やデイリーヤマザキなど他にも個人商店があったようだが、どこも同じく厳しい模様。
交差点の手前にある花屋と洋菓子店。
懐かしい洋菓子店が健在。この後歩くので買えなかったが、手土産に良さそう。
裏道の布施道標
JR東我孫子駅へ向かうため、成田線と平行して裏道の住宅街を東へ進む。
「あびこ天王台ハイツ」向かいにも店舗が並んでいる。もしかしてと思い、2012年のストリートビューを見ると同じ並びに似ている店舗群が存在したようだ。今は更地に。
お目当ては、天王台東公園の角にある石碑群。
周辺はチェーンで囲われ、石碑が大事に扱われている様子を見るだけで嬉しい。
この石碑は道標を兼ね交通安全のお守りとして古来旅人と住民に深く親しまれ、下ヶ戸笹山一一四ノ一番岡発戸字原一一五八ノ二番地先(現 )の旧成田街道と分岐する布施道丁字路傍に建立されてありましたが、天王台土地区画整理事業のため、現在地に移転し再建したものです。
現住所の表記が消えていて元の場所が良く分からないが、再開発によって公園の一角に整備され安置されているようだ。
公園と同じ通りには、木川商店「大正煎餅」と書かれた店舗跡?!
大正煎餅は、JR我孫子駅から手賀沼方面近くにあるお店だが、こちらにも店舗があったとは知らなかった。→「大正煎餅」我孫子で愛される老舗の個性的な煎餅が美味しくてリピートしたくなる -我孫子⑶
我孫子の店舗と看板に記載されている内容は同じ…2012年のストリートビューでは営業中だったので、最近閉じたのかもしれない。
とにかく、大正煎餅のお煎餅は種類豊富で美味しいのでおススメです!
次は、JR東我孫子駅。
(訪問日:2022年2月)
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