岩井の老舗和菓子屋「高山製菓」。名物びわ饅頭、生クリーム大福が人気! -岩井⑵

岩井の老舗和菓子屋「高山製菓」。名物びわ饅頭、生クリーム大福が人気! -岩井⑵

岩井駅から徒歩圏内にある老舗菓子店「高山製菓」。名物の「びわ饅頭」だけでなく、最近ではテレビでも紹介される人気商品があるとのこと!

岩井駅から老舗「高山製菓」へ

千葉県南房総市高崎1355。JR岩井駅から南へ徒歩12分。国道127号線沿いに構える「高山菓子舗」に立ち寄った。

高山菓子舗

岩井駅周辺の探索をしている中で、岩井のお土産を買いつつ自分たちの休憩もしようという狙い。自家製和洋菓子、どんなお菓子があるのか楽しみ!

外観

そして、看板には「房州岩井 びわ饅頭」とある。房総といえばびわですよね!

びわ饅頭

さらに店内には「南房総のお土産に最適!」と太鼓判。71品目の中から厳選された推奨品らしい。これは買うしかない…

推奨土産品

店内に貼ってある雑誌の1ページによると、高山製菓の創業は大正時代。もともとは駄菓子として開業したそうだ。その後、2代目が和菓子店へと転業し、3代目が洋菓子の修業を積んでケーキを始めたという。

歴史がまとめられている

そして現在は4代目。様々なスイーツの開発に余念がないとのこと。びわを使ったシフォンケーキや、びわの葉を練りこんだ生クリーム大福なども人気。歴史を受け継いで、さらにパワーアップしているお店の今後が楽しみですね!

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びわ饅頭の歴史

ちなみに、びわ饅頭は臨海学校の子ども用のおやつがルーツとのこと。

遠浅で水の澄んだ南房総の海には、明治時代から文人たちが避暑に訪れ、学校の水泳合宿も盛んに行われた。昭和初期には菊池寛が岩井海岸へ毎年避暑にやってきたという。戦後は、東京や埼玉の小中学生たちが、臨海学校で大勢訪れるようになった。
「その子どもたちのおやつ用に、祖父が考案したのがびわ饅頭。それが評判となり、子どもたちが土産用に大挙して来店するので、夏の間は徹夜で作り続けたこともあります。昔は手作業で焼いていたので大変でした」

大挙して来店!子どもたちもあまりの美味しさに大量にお土産を購入したのでしょうか。

和菓子から洋菓子まで 地元で愛される名店

店内はアットホームな雰囲気で初めてでも入りやすい。そして目の前のショーケースには美しい洋菓子が…!
右側のスワン(白鳥)のシュークリーム、珍しい!!

スワンのシュークリーム

昭和懐かしいケーキだな…お持ち帰りしたい!と思ったけどこの後も歩く予定だったので断念。皆さんはぜひ。

テレビでも紹介された生クリーム大福は、税込120円~160円。種類が豊富で迷う…!

生クリーム大福いろいろ

むらさき芋、カフェオレ、かぼちゃ、抹茶、レアチーズ、ショコラ、いちごムースなどなど。

せっかくなので、びわの葉を練りこんだ商品を購入。

びわの葉

食べやすい一口サイズで嬉しい。香り高い上品なびわの葉で優しく包んだ生クリーム大福。美味しかったです。

そしてもちろん、びわ饅頭も。びわを食べているかのようなジューシーな餡がたっぷり入っていて、軽く食べられる。

びわ饅頭

子どもたちが大挙するのも分かる気がした。

 

(訪問日:2022年1月)

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