市川「ゆうゆうロード商店街」と再開発で消えた「南口アーケード街」 -市川⑸

市川「ゆうゆうロード商店街」と再開発で消えた「南口アーケード街」 -市川⑸

JR市川駅南口を探索!開発されて綺麗な街並みが広がるが「ゆうゆうロード商店街」をはじめとした、昔ながらのお店も健在だった。

市川駅南口の昭和を探してみよう。

市川駅南「ゆうゆうロード商店街」

千葉県市川市市川南1丁目。JR市川駅南口から市川市立宮田小学校の西側の通りを南へ伸びる商店街「ゆうゆうロード」へ。

ゆうゆうロード

ゆうゆうロードの名称は、平成2年に公募で決まったものだそうだ。商店会のイメージアップを図るため、三色のレンガタイルを敷き詰めた歩道、昔のガス灯をイメージした街灯を整備したと商店街の紹介に載っている。

綺麗に整備された商店街

ちなみに、小学校の北側の通りにも商店街を発見。こちらは「市川新田商友会」。次回紹介予定~

市川新田商友会

4店舗が並ぶ建物。昔は左から2番目に文具店があった。

今はシャッターが降りている

向かい側にある「真珠堂印店」は古そう。隣は「サウンドシティーアップル」。シャッターが閉まっているが現在も営業中。

古いお店が並ぶ

「アップル」はTwitterもあるのでぜひ。地域に密着した電気屋さんがあるって良いなあ。

八百屋の「銀次郎」は人が盛況だった。

銀次郎

テント屋根に隠れてレトロな看板を発見。コロンブスという靴のクリームの看板。

靴の太陽堂

テントが無くなっており、骨組みが丸見えに…

タケミ洋品店

角のたけいフルーツ。電話番号が2桁だし、古いお店なのだろうか。

たけいフルーツ

ちなみに3店舗が並ぶビルの外観はこんな感じ。

ビル

小さなお店だけど、フルーツ専門店って私の近所には無いな~華やかな雰囲気。

正面から

無数の丸い照明が、また何とも言えない美しさ…!

美しい照明だな~

ゆうゆうロード商店街はアーチがある。

商店街のアーチ

以前のストリートビューでは、電子掲示板のアーチだった。「ゆうゆうビジョン」と呼ばれていたそうだ。

2019年頃に変わったようだ。電子掲示板は今の流行りではないのかもしれない。

駅前の高層マンションと
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駅前のレストラン「ベルク」

南口で個人的に気になっているレストラン「ベルク」。

南口駅前

ロータリーの南側に建つビルの1階に昔ながらの洋食レストランがある。

ベルクの入り口

食品サンプルがとても美味しそう~!!これは絶対入るぞ!と心に決めた。

美味しそう

だが、訪れた日は営業していなかった。休みだったのかな?

パンケーキもありそう

口コミを見たらあんまり良くない意見も多かったけど、そういうお店こそ気になる。今度リベンジしよう。

レンガ造りの雰囲気

また、レストランの隣の「山田染物屋」の看板もグッと来るものがある。

山田染物屋
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市川駅南口商店会

レストラン「ベルク」の西側、駅から南へ伸びる通りも「市川駅南口商店会」と街灯が建っていた。

市川駅南口商店会

以前、市川駅から江戸川沿いを散歩するときに何度か通ったことがあるが、商店街として認識していなかった。それくらい、商店街の活気があんまり感じられなかったのだ。

ここも商店街なのか~

戦後間もなく市川駅南側の通称一番堀通りに様々なお店が集まったのが市川駅南口商店会の前身です。

戦後間もなくとあるので、この商店街はかなり古いかもしれない。あと、前身の「一番堀通り」ってなんだろう?名称の由来が気になる。

現在整骨院の場所は以前、コンビニだったようだ。右の小さなお店は八百屋だった。

お店が変化している

古いなと思った建物は、2009年時点では「中華 なかや」の文字が残っていた。

古い建物とマンション

南側は、スナックなど大人向けのお店が多い印象を受けた。

スナックが並ぶ

その向かい側の細い道にも個人商店がある雰囲気。

うら通りにも

「田村屋」は日用品などを扱っているが、シャッターが閉まっていた。

田村屋

向かい側の駐車場で見かけた猫が可愛かった。

南口商店会は昔からこんな雰囲気なのだろうか、それとも賑わっていたのか、気になる。

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アーケードの名残?

南口前にある、市の行政サービスセンターも入居する37階建て再開発ビル「I-linkタウンいちかわ ザ タワーズ イースト」。展望施設も無料で利用できるのでおススメ。

そのビルの南側に、明らかに周囲から浮いている建物がある。

ビルの南側

「長谷川青果店」。ザ・昭和な青果店は営業中。

長谷川青果店

ここだけ古い建物が残っているのは変だなと思っていたら、2014年頃まで隣に建物が並んでいたようだ。

また、市川駅南口にアーケード街があったのを知っている方はどれくらいいるだろうか?地元の方にとっては有名なのかな?

現在の「I-linkタウンいちかわ ザ タワーズ イースト」の場所。

昭和51年(1976)に「南口アーケード街」が設立。だが、火災が起きても狭くて消防車が入れない問題が起こった。そのため、駅前ロータリ―をつくる再開発計画が浮上し、撤去された。

「市川駅南口アーケードショッピングセンター」「市川駅南口ショッピングロード」など名称が変更していた、とレファレンス事例に載っている。

2004年の写真を載せている方のブログ「tokyowalk’s diary」に再開発前の様子が載っている。また、「公式ゴミ屋敷ガイドブック」の方は詳細な思い出を語っていた。密集する暗い雰囲気の商店街。

今の市川駅の様子しか知らなかったので驚いた。どの町にも昭和の商店街があったのだな…私が生まれる前の話だ。

 

 

(訪問日:2021年3月)

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