市川「曽谷山王商店会」。レトロな自動販売機、市内でも賑わいがあった商店街

京成八幡駅から商店街をいくつか抜けて北へ。「曽谷山王商店会」が住宅街に広がっていた。正直、ここまで歩くのは大変だったけど、ご褒美かのようにレトロなものと遭遇できて嬉しい。
市川市曽谷へ
千葉県市川市曽谷5丁目を目指して、京成八幡駅から歩いて1時間弱。その途中に3つほどの商店街に出会ったのは前回紹介した通り。

曽谷(そや)。
調べていると、曽谷3丁目には「曽谷城跡」が残っているという。
鎌倉時代から戦国時代にかけてこの地を本拠地とした曽谷氏の居城。現在は民家の裏に土塁と空堀の一部が残っているだけで、全容を知ることはできないようだが、曽谷一族の居城「曽谷殿館」はどのような様子だったのだろう。
マツオレトロ商会?
商店街を目指していると、ナショナルテレビジョン?古い看板が見えてきた。

至って普通の住宅街のような道に、個性的な外観…気になる!

マツオレトロ商会…昭和レトロインテリヤがあると書いてあるが、骨董屋のような感じ?

mixiにホームページがあったので引用する。
マツオレトロ商会
きっと懐かしい昭和に出会えます。
置いてある物。
昭和レトロ雑貨、中古カメラ、ボンボン時計、ブリキ看板、ホ-ロ-看板
アルミお弁当箱、レトロ食器、レトログラス、カルピス朝顔グラス、魔法瓶、昔の文房具、トランク、ソフビ、アイドルグッズ、古道具、茶道具、徳利、お猪口、古い電化製品、ロボット、フィギア、照明器具、ブリキのおもちゃ、ガンプラ、ようかいけむり、スーパーカー消しゴム、駄菓子、ラムネ、こどもののみものetc..営業時間 15時~20時
定休日 月曜、火曜、祝日なお、土、日の営業は仕入れやフリマ出展等で休業する場合がありますのでご来店の際はメッセージでお問い合わせください☆
最近、昭和レトログッズを集めているのでなんだかすごく気になる…でもこの日は営業している雰囲気が無かった。
2006年に自宅を改装して始めたお店らしい。ネットにあまり情報が無いが、現在も営業しているのだろうか。

レトロな自動販売機・ピクニック
その隣に森永牛乳店「三田牛乳店」があった。

ちらっと顔を覗かせている自動販売機!これは見逃すわけにはいかない。

よほど注意深く見ていなかったら素通りしてしまいそうなくらい存在感が無い。
ピクニックの自動販売機。懐かしい方もいますか?

販売しているのは、コーヒー、マミー、1リットルの牛乳。今は使われていないようだ。

ピクニックの自動販売機は、以前、馬橋の方でも見たことがある。”俺たちピクニック”と書いてあった気がする。

安心して欲しい。隣にしっかりと現役の自動販売機もある。

市川「曽谷山王商店会」へ
駅からだいぶ歩いて「曽谷山王商店会」へ到着。街灯は新しいタイプに変わっているようだ。

「市川市曽谷小学校周辺地区子ども安全ホームページ」に情報が載っていた。
曽谷山王商店会は、曽谷小学校近辺に展開する加入店五十以上の、市内でも特に《元気のある商店会》と言われています。イベント等を通じ地元の催し物にも積極的に参加し、会員相互の結束力を強め、地域の発展と愛される商店会を目指します。
平成20年頃の情報だが、12月には歳末大売り出し、桜祭り・盆踊り・秋祭りなどイベントも開催されていたようだ。

市内でも活気のある商店街だとは驚き。右側にお店が並んでいるがシャッターが閉まっている。

左の赤い屋根のお店は元喫茶店「ベル」。でも地図を見ると店名がいくつも書いてあり、商店街としての賑わいを想像できる。

仕出し弁当の「鳥ゆき」。焼き鳥も販売しているようだ。

同じ並びの角には、昔ながらの書店?文具店?「正栄堂」が2009年には存在した。
表通りから住宅街へ。商店街が広がっている。

存在感のある鮮魚店「大友」は地元の方からも人気店。私が訪れた日もお客さんがいた。

2009年のストリートビューを見ると「大友チェーン」の店名がずらり。
現在も残っている店舗は少ないかもしれない。
曽谷山王商店会、以前はスーパーのグルメシティがあったが、一軒家になっていた。商店街の活気もあまり見られないなあ。


中華料理屋「大学」。大学ってどういう意味だろう。とても気になる。

左の大きな店舗はなんだろう?元銀行とか?

茶葉販売店「みのり園」は営業していた。お隣はコインランドリー。

酒屋さんに米屋さん。閉まっている様子。

酒屋さんの前にある自動販売機は、オール100円とのことで財布に優しい。

商店街の規模の大きさを知る。だが、人通りが少ない。

「かくれんぼ」はピーターパンのイラストが描かれていて可愛い。

元パン屋さんはリサイクルショップとして営業中。

向かい側には青果店が2009年にはあったが、改装して個人宅になっている。
規模の大きな商店街も時代の変化とともに役目を終え始めているように感じた。
(訪問日:2021年5月)
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