石岡「菅屋菓子店」明治後期から続く手造り駄菓子のお店

石岡「菅屋菓子店」明治後期から続く手造り駄菓子のお店

茨城県の石岡。看板建築が多数残っており、近代建築好きなら一度は訪れたことがあるのでは?という街に残る老舗の菓子店。手作りのお菓子が今も販売されている。

石岡の老舗と駄菓子

茨城県石岡市国府2丁目5−25。石岡の看板建築については以前詳しくまとめました→石岡の看板建築 !昭和レトロの街並みが残る看板建築の聖地”石岡” -茨城⑹

2022年3月末。この日は青春18切符がまだ余っていたので、母と茨城探索へ。写真が多いのでこちらの記事だけ書きますが、他の地域もいつかまとめられたら良いな…

そして今回はJR石岡駅西口から国道355号の一本裏道へ…華園寺の近く。

菅屋菓子店

菅屋菓子店。明治後期から続く老舗の駄菓子店。

店内には2010年取材時の新聞が飾られていた。

2010年茨城新聞

4代目ご主人。「中高年に人気 懐かしの駄菓子」とのこと。

駄菓子と言っても平成生まれの私が想像する駄菓子ではなく、手作りの駄菓子!全国にどれほど残っているのでしょう?

三重県の松阪にある「駄菓子のあいや」は最近訪問しましたが、少なくとも地元の千葉県には残っていない…山形県にあったお店も最近閉業してしまったし。梅津菓子舗、本当に残念でならない…

 

ふるさとの駄菓子 石橋幸作が愛した味とかたち (LIXIL BOOKLET) 』が駄菓子に関する本で面白い。

 

そもそも、駄菓子とは…

白砂糖でつくる高級な「上生菓子」に対し、水飴や黒砂糖でつくる大衆的な菓子をいう。石橋幸作は「日本固有の風土が生んだ穀類の加工食品」と定義づけている。

大衆的なお菓子。庶民派な私にとって駄菓子は自然と身体が受容するお菓子だなあと思う。手作りの駄菓子を求める旅もしてみたい…

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「菅屋菓子店」で販売している駄菓子

店内は斜めになっているショーケースと、カウンタ―の下のショーケースにも駄菓子が販売されている。このタイプの販売も今は珍しいのでは!

皆さん気になる駄菓子は有りますでしょうか?ネット検索しても情報全然出てこないけど、何故知名度が低いのだろう?もっと知られても良いお店では?悶々。

1つ42円の島田も気になる。子供も気軽に購入できるリーズナブルさがまた良いですね。

牛皮も美味しそう。蓋を開けて一つ一つ購入するスタイル。

かりん糖
ぱん
ねじ

迷った挙句、一通り購入するという大人買い。

甘すぎないので大人のおつまみにもぴったりかも?

購入品

後継者はいないとのことだったので今後どうなるのかな…と思っていたら、記事を書いている2023年6月時点でGoogleマップが閉業と記載されている。これは果たして正しいのか?!

調べても情報が出てこない…悲しい。

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甘納豆「玉川屋」

菅屋菓子店の西側にある「玉川屋」にも立ち寄った。甘納豆専門店とのこと。地元のお客さんが出入りしていたので気になった。

玉川屋

甘納豆全品200円!そして種類豊富~ これは地元の方が購入するのも納得。

店内の様子

 

豆量り売りも

落花生にゴボウ、サツマイモなど素材も国産の豆や野菜を使用し厳選されている。

先ほどの菅屋菓子店とは同級生とのことらしいが、お祭り行事もコロナで減っている中、大変な思いをされているそう…

甘納豆 種類

駄菓子も甘納豆もすごく美味しくて、石岡のお土産として友人にも自慢したくらい。これを買うためにまた石岡訪問したいな~

甘納豆購入品
落花生とゴボウ

 

(訪問日:2022年3月)

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