旭市飯岡|玉﨑神社/道路元標/商店街 ―飯岡⑴

旭市飯岡|玉﨑神社/道路元標/商店街 ―飯岡⑴

旭市飯岡へ初訪問!

九十九里浜の最北端に位置する飯岡。かねてより訪問したかった街で、最寄り駅から離れているので今回ドライブ旅で訪問しました。

 

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旭市飯岡へ 道路元標

千葉県旭市飯岡2126−1「玉﨑神社」へ

下総の二宮神社と言われている玉﨑神社に行ってみたかったのが一番の理由。前回の多古町から飯岡まで車で移動した。

ドライブ途中の旭市鏑木の街並み。

旭市鏑木
この辺りも良いなあ

旭市飯岡、玉﨑神社の駐車場に車を停めた。

平成17年に旭市となるまで、飯岡町。刑部岬、飯岡灯台などが観光地として有名(2024年に訪問)。

『日本地名大辞典』によると、江戸良きより関西漁師が進出し、飯岡漁港は、鰯漁が盛んだったとのこと。メロンの印象が強かったので、戦後、製飴業が急成長したのは意外だった。

東日本大震災では、最大6mの津波が市街地を襲った。千葉県内でも津波による被災があったことを県民のどれくらいの方がご存知でしょうか。

2020年には、「飯岡町歴史民俗資料館」が老朽化のため閉館している。残念…
この訪問のあと、2024年夏には飯岡温泉グロリアに宿泊したのだがそれはまた別の記事でまとめる。

今回は、玉﨑神社を中心とした市街地を少し歩くことにした。

玉﨑神社へ

 

玉﨑神社の鳥居の前に、飯岡町道路元標がひっそりと建つ。

飯岡町道路元標

玉﨑神社の東西に商店街のような街並みが形成されている。
そして一の鳥居の傍には和菓子屋「辰野本店」が営業中。

木の葉パン、たい焼きが販売されている。門前の和菓子屋が営業している景色は良いな。私が好きな門前の景観。

辰野本店

国道126号線には2号店があるらしい。

昔は、飯岡助五郎にちなんだ「助五郎せんべい」も作っていたみたい。

外観には「おはぎ 鳥の子 引き出物調整」など歴史を感じる。

2012年のストリートビューを見ると、参道にはもう一軒お店らしき建物と看板があった。元旅館?和菓子屋以外のお店は営業していない。

たい焼きが110円。クリーム、ちょこ、あんこ味がある。せっかくなので購入してみた。

正直そこまで期待していなかったのですが、出来立てのたい焼き美味しかった…皮が違うのかな?黒糖味のような甘み。良い意味で期待を裏切られた~

 

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玉﨑神社(飯岡町)

飯岡の玉﨑神社へ。JR旭駅からバスで15分。

玉崎ではなく、玉﨑なので注意。

玉崎神社 二の鳥居

創建は、「景行天皇十二年の御創祀と伝えられている」と日本武尊が東征の時代までさかのぼる。旧郷社。鳥居の傍に碑が建っていた。

江戸時代に入ってから、上総国一宮の玉前神社とともに九十九里浜を鎮座する神社として広く崇められ、佐倉藩主堀田氏・久留里藩主黒田氏等武人の崇敬はもとより、平田篤胤・平田銕胤・大国隆正等の文人が参詣したそう。神社のホームページに詳しく由緒がまとめられている。

御神木

拝殿は、天保年間、本殿は、元禄年間の建造。いずれも千葉県指定有形文化財。

拝殿
見事な彫刻

本殿の裏手にある石塁。この石垣も旭市指定文化財だそうで興味深かった。

石塁

17世紀中期の築造で、飯岡石(凝灰質砂岩)で造成された石垣。同様の石垣が神社以外、街並みでも見られる。

平田篤胤歌碑

さらに北側には、飯岡助五郎が信仰していた稲荷神社。

天の石笛

 

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旧割烹旅館「山海」

参拝を終えて周辺を探索。まず気になったのが、二の鳥居の西側にあった旅館の建物。既に閉業して長い時間が経過していそう。

旧割烹旅館山海。簡単に調べてもネットには情報が無さそう。建物はそんなに古くはなく昭和30~40年代頃かな?門前の旅館好きにとっては見逃せない物件。歴史が気になる。

 

次回は飯岡の街並みへ。

(訪問日:2023年1月)

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